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なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

涼しそうだから修験に行ってみよう

2024-08-05 | 
修験に、ニセコクライマーズの面々と集った。

みなさんがアップをしている間に少し作業。
岩の上をスライド移動するためのロープが岩にこすれて切れそうになっていた。
だから交換。
青いロープが替えたもの。
上を移動する用事がある方は、自分で安全を確かめてくださいね。
岩の上に砂利がかぶっているのも気を付けて。

カノマーが、「意志を継ぐ者」に興味を示してくれたので、ヌン掛け懸垂した。
だから、自分も復習した。
登り始めると集中力が上がる。
(登り始めないと上がらない…。)
上部、ランジ部分の足位置を整理し直し、体の伸びを酒漬けの脳みそで考えると、思い切って行けば届く、という計算結果になった。
ということで、初めて止まった。
嬉しい。

KGさんも含め3人でワイワイ考える。

その時後ろで密かに考え続けていたママさんがやり始めた。
「難しい難しい…」とつぶやきながら、休み休み上がっていく。
そして、足位置を数回考えて、なんとランジを止めた。
参りました…。

1日中、「陽当たり良好」RPをねらい続けていたSchさん。
最後のトライで見事完登。
2日連続で誰かのRPを見られて嬉しい。
オリンピックよりこっちの観戦の方が楽しいな。

真夏のセバチが涼しく乾くと、大盛況になる…。

2024-08-04 | 
本日のセバチ、最終的には14人は居たか。
ほぼほぼ顔見知りの方々。
久々の多人数に少しドキドキ。

前日の雨にも関わらず、今日は乾いているルートが多い。
湿度も高いのに登りやすい。
最奥の「マクシー」&「モッコライ」は、1日中濡れたまま。
上部の草木が近いところは染み出しが多いのか…?

最近の日課の「ビックママ」を済ませる。
これは多くの方がトライして、よいルートだと言う。
なんかうれしい。

陽水3部作をやろうか考えていた。
後から来たKMBさんが、「Knockin`on heaven`s door」12bにヌン掛けしてくれた。
そしてつよつよクライマーのTさんがやりだした。

見後にOS。
見栄えの良い好ルートに見惚れる。
岩は乾き、ヌンチャクはかかっている。
この好条件で触らない手はないか、とお試し便。
楽しい。ホールドが自分に合っている。
それにわかりやすい。
好感触を得て、観戦とおしゃべり。

久しぶりに会ったWさんに、陽水3部作の「海へ来なさい」を、「訳が分からないルートですよ。」と勧めてみた。
なんだかんだとトップアウト。
それを見ていたKMBさんもやりだした。

このルートは登った人でグレード談議をしたい。

ロープは初めて、というSNさんはTRで遊ぶ。

「夕日」と「ウドの花」をノーテンで抜ける。
ボルダーが強いとのこと、さすがだ。

会話の流れでなんとなく「Knockin`on heaven`s door」の2便目を出すことにする。
1便目の感触から、3ピン目にかけれたら、そのままいっちゃおうと内心思っていた。
そこで問題になるホールドがうまく保持できた。
これは行くしかない、と気持ちを高め丁寧に登る。
ハング核心手前で大レスト。
両手を離してレストできるのはありがたい。
慎重に、そして体の力を抜きつつ核心に向かう。
遠くのガバに手を伸ばすために、できるだけ足を上げてハングの下で立ち込んだ。甘めの右手から、そのまま10㎝上の四角いポケットに思い切って飛ばす。
指がかかった。
慎重に左手をずらし、右手をさらに大きなガバに移す。
ハングは終わっていないが、核心は越えた。
そのまま慎重に手足をガバに送り続け、終了点前に立った。

RP!
ホールドとガバの感じが自分に合っていたのだと思う。
セバチのルートの中では分かりやすい部類だと思う。

ここ数週一緒に通ったEさんも、その後すぐに「ビックママ」をRP。
終了点に上がり込むところは見ていてドキドキした。

他にもRP続出の今日のセバチ。
拍手喝采! 喜色満面!

喜びに包まれながら、ミンミンゼミが泣き止むまで登り続けた夏の1日。




夜の雨がどれだけ影響するのか確かめなければ…

2024-07-28 | 
夜の間ずっと雨が降っていた。
というか、車を走らせている間もずっと雨。
こんなときに行きたがってくれるEさんがありがたい。
岩内に入ると雨は上がったが、路面はしっかり濡れている。
セバチに到着。
濡れて真っ黒。
だけど染み出している感じではない。
今まで見てきた濡れ方と違う。
「夕日10bは登れそうね」と話しながら、しばし待つ。
待っている間に、こんな状況でも来たがりそうな方々に情報を流す。

小一時間待つと、道路が乾いてきたのが見えて、岩も少し白くなってきた。
もともと砂でじゃりじゃりしているから、ちゃんと持てるホールドなら、さほど変わらない。
という訳で「夕日」を登り、遊べるようにTR化。

昨日も一緒だったお2人は、到着早々キャスティング練習を始めた。

この感じなら「ビックママ」も行けるね、ということでヌン掛け便。
無理せずテンションかけたけど、ガバ主体なので登れた。
足が滑るような岩じゃないし…。

午前中にニセコのMamさんとS-さんもやってきて、TR遊びと新発売ビレイ機Neox談義。
聞いているだけだけど、勉強になるわ。

海は珍しく凪いでいるので、ご飯を食べて少し泳ぐ。
振り向くと、後から来たKMBさんが「ビックママ」をやっている。
下から見ると大迫力。
たまたま気付いた人は驚くでしょうね。

こんな日に「夕日」RPねらいのONさん。
見事に達成。
からからの日にも登ってみてね。
途中から「ウドの花」と「スペアリブ」も乾いたので、「スペアリブ」を登った。
アスファルトが乾けば、登れるところが出てくることがわかった。
左端の3本は、乾かない。
濡れた量の多さと上部の草木が近いことからの染み出しのせいだろうか…。
この3本以外は、取り付きは雨の中でも濡れないから、それも関係しているのか…。
いろいろ考えて、16時過ぎまで岩の取り付きにいた。
楽しいね。

とりあえず赤岩

2024-07-27 | 
家に居ても仕方がない。
相手をしてくれる人がいるなら、と赤岩に向かう。
エゾゼミが迎えてくれた。
コーヒー色の背中に髭の王様模様が好きだな。

4人でクリスタルフェースに終結。
「石狩湾低気圧」が湿り気味だからと、S-さんがTRにすると言う。
じゃあ触らせてもらうかな、と思いつつ「サバイバル」でアップ。
登ると暑い。
が、下にいるとそれなりに涼しい。
セミはうるさい。
カラスもうるさい。
でもここで過ごすのはよい。

S-さんに続いて、TR石狩湾をやってみた。
写真はS-さん。
核心は越えられない。
解決ムーブも強度が強すぎて解明に至らない。
せっかくのチャンスだから、と、上部のムーブを探る。
核心後の上部だけで十分おもしろい。
が、核心をこなしてつなげられる気は全くしない。
そもそも核心を越えるムーブを組み立てられる気がしない。
パワーが足りないのだ。
ヌンチャク掴んで上まで抜けただけで、疲労大。
結果、「石狩湾低気圧」は、あきらめることにする。
また、そのうちにね。

石狩湾の途中で、ONさんのサバイバルを撮ってみた

おもしろい角度。

N道さんがサバイバルを登る。

年齢は言い訳というセリフを思い出しつつ、自分はいくつまで登れるか考えてみたりする。

その後、パリ五輪開会したところなのにフランス人の2人組がやってきたり、北大山スキー部の2人組がやってきたりした。
国際的な談笑。
いろいろあってサバイバルをもう一度登る。

みなで44に移動。
「ベルボトム」を登ってみる。

かっこいい写真を撮ってもらったが、核心で落ちた。
ベルボトムで落ちたのは久しぶりなので、悔しい。

途中で来たDzさんがベルボトムの後に、「コーラスライン」を登る。
かなり昔に苦手感をもち、ほとんどやっていないルート。
やはり難しそうだ。
でも、やってみてもいいかな、という気持ちになる。
それだけでも収穫か。


これこそ、真夏のセバチ

2024-07-21 | 
雨でも登れるのがセバチだ。
天気予報にめげずにセバチバナに行くと、いい天気だった。

すぐに快適空間づくりに入る。

リビングが完成すると、登る。
セバチトレーニングは「ビックママ」。
長くてレスト技術を要するが、ホールドは全体的にガバなので、11bということに勝手に決めている。

出だしメンバーは3名。
それぞれ、アップで登る。
なんていい感じの雲と天気だろう。

夏場にこんな明るい色の「ビックママ」かつて見たことがあるか?
という話をしつつ、Eさんはトライを重ねる。
見栄えのする好ルートだと思う。

かっぱは「海へ来なさい」をやる。
この終了点を共有する陽水3部作と言われるルートは、トポにはない。
少しいやいや気分での1便目。
とりあえずヌン掛けした感じ。

KGさんは、「トビー」をやっている。

これもトポになし。
ビックママから派生の直上ライン。
ビックママより難しいので、勝手に11cと決めている。
とてもおもしろいルートだと思う。

昼を過ぎても天気が崩れない。
暑いがここはずっと日陰。
しかもいい風が吹き続けている。
爽やかで過ごしやすい。

途中でやってきたKMBさんがあちこち登っている間に、2便目。
下部で力を吸われないよう意識して右に左に体の向きを変えながら登った。
最終ピンの傾斜のきつい部分に入る前にたっぷり休んだ。
そしてRP。

最終ピンのボルトは緩んでいる。
あまり登られていないので砂だらけ。
海側を向いた終了点をもつこのラインの終了点は、すぐにゲートが開かなくなる。いろいろ悪条件はあるものの、今回も案の定片方のカラビナゲートは開かなかった。
幾多の苦難を乗り越え、3年越しのRP。
(夏場しかやっていないから…?)
何とも言えないルートだったが、素直に喜んだ。

トビーとビックママの終了点ビナを、それぞれ1個ずつ交換。

写真は、収穫品。

最後にトビーをKMBさんにトップロープにしてもらい、KGさんと核心合戦。
やっぱりきついなあ、このルート。

気付けば16時近くになっていた。
今日のセバチは終日晴れ。

セバチらしい爽やかな夏の日。