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なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

テラテラ、ヌラヌラ、クリスタル

2023-07-16 | 
暑いからソルジャーには行かない。
でも西奥も暑かった。

しかも赤壁クラック辺りから奥はテラテラしている。
前日の雨が滴り落ちているのだった。
事情があって「ニューウェーブ」ヌン掛け任務を引き受ける。
ハングっぽいところの下はどこもヌラヌラしている。
おまけに白い苔がつるっとする。
でも、眺めは最高。

前日の雨で流れ込んだ土砂がいい味出している。

先週から気になっていたのだけど、コンタクトリッジとか西奥ノーマルのラインの木が大きくなっている。
西壁上部テラスまで登って、懸垂しながら一部を切った。
古くて難解なラインは、登る人が少なくて木が育ってしまうのでしょう。
根が張ると岩が崩れるので何とかしたい。

この日の本命は「ドゥマガジン」11c。
オンサイトトライはライン間違い後のホールド湿り落ち。
2便目でRP。

1ピン毎に遠くのガバに手を伸ばすために、パズルのようなムーブを要求される楽しいライン。
ムーブは全て現場解明できたので、とても満足。

暑さの中時々寝落ちしながら、石狩湾の観戦。

そして、ニューウェーブの観戦。

どちらのルートもほどよく濡れているのに、みなさんがんばること。

下地整えも少しできたし、よい1日。

だって暑いんだもん

2023-07-09 | 
毎日寝る前にソルジャーブルーの各パートが走馬灯のように浮かんでくる。
日曜に登ることは決まっているけど、土曜にも行けないかと、ソルジャーにやる気があるという噂が聞こえてきたMamaさんに連絡すると快諾。
前日のヌン掛けに付き合ってもらう。

Mamaさん、ソルジャートライ2回目だと言うのに、ランナウトおかまいなしに突っ込んでいく。
ロングフォールを恐れぬ姿勢に感嘆。
でも暑くて、2人とも1本で終わり。

そして9日、日曜日
KGさんとMamaさんが一緒に現れる。
かっぱは、終わらせる気満々で向かう。
でも朝7時から暑い。
1トライ目、体は悪くないんです。
今までよりは少しぬめるとは言え、滑って困るホールドもさほどない。
でも、6ピンから7ピンに向かうところの変な形の左手ホールドがなんとも決まらない。
決まらないと、写真で手を伸ばしている右手の傷口状ホールドがなぜか止まらない。
足のせいでもない。
多分「決まってなーい」という弱気な心だけ…。
という訳で、2便目も同じ。
これらの写真通り、ビデオ撮影のお膳立てもあったのに決めきれなくて残念無念。

暑さに負けたので2人とは別れ、Dzさん石狩湾トライのビレイをしに西奥へ。
先週、スコップ忘れてきているから丁度いい。
すると、Dzさんの旧知の方が現れた。拝顔するとすぐにピンと来た。
ピオレドールクライマーではありませんか。
更にその方は、そのうちやろうと思っていた「天まで登る」をやり始めた。
見惚れたし、お話はできるし、でソルジャーのことなんてすっかり忘れた。

登る気はないので、Dzさんトライ時以外は、地べたの整備。
サプリの下の礫が、上を見ての方に流れていくのを止めたかったのと、上を見て付近の恐らく落石であろう岩を片付けたかったので石積遊び。
最近マチュピチュの映像を見たばかりなのでうまくいった気がする。
でも何百年ももたないだろうから、行くたびに積みなおそう。

Dzさん、粘って夕方まで。
日差しと岩と木々の影。
夕日に輝くクリスタルフェース。

雨があがらない

2023-07-01 | 
用事があるのでちょっとだけ登ろうと思って、小樽へ車を走らせるが朝は雨。
赤岩はガスがかかり真っ白。
予報は曇りだから、1時間くらいであがると踏んであきらめ顔の面々を説得。
まずは44を除く。

ガスが晴れない。

でもとかげの洞窟を過ぎると、海が見える。
ほら、晴れてきた、という気分で、とりあえず赤壁クラック。

Oさんが登ったことないというので、できるだけ安全にカムを決め提供する。

美しい登りでRP。

でも、小雨っぽい感じは抜けない。

その後、すーさんも体を動かす目的で登り、じゃあ「上を見て」でもやろうかな、と登っていると雨足が強まる。

遅れてやってきたKMBさんが、「上を見て」をやりだすと、本降りになり危険なクライミングに…。

午前中で撤収。
もう少し登りたかったなあ。

新緑の木漏れ日と海の青

2023-06-25 | 
24日、土曜は44へ。

翌日のソルジャーに備えて、軽く登りたいと思い、集っている方々に入れてもらう。

「おやすみ」と「ベルボトム」マスターで登り、Hさんのトライする「折込センター」をTRで登らせてもらう。

Hさんの折込はいい感じ。

御大の「ベルボトム」リードを見た。

傘寿の記念か…、おそらく最高齢完登ではないかと思う。
偉大だ。

日曜日、RPする気満々でソルジャーへ。

先週やる気になってくれたKGさんが付き合ってくれる。

ヌン掛け便は休み休み、という考えが大黒様を怒らせたのか、まったくうまくいかない。
でも、核心からの上の処理はうまくなった気がする。

KGさんは、リード初日だというのに5ピン目までのノーテンを達成し、6本目のムーブを探るに至る。

さすがだ。

ここの居心地のよさと岩や海の美しさは、天気がいいとあきない。


KGさんがセカンドビレイを習熟したいとのことで、「日和田フェース」へ。
疲れた体にはきつい。
44で遊んでいたお2人が、支点作りと懸垂下降をやりたいという。
これまた、東のチムニー岩で懸垂体験会。

眺めもいいし、おしゃべりも楽しい。

風が強い大黒岩

2023-06-18 | 
テーブルリッジはクライマーでにぎわっている。

今日は、KGさんのアルパイン案内を兼ねて、ソルジャー詣で。

まず、大黒岩裏からチムニールートを登る。
大黒岩は過去にこのラインだけ登っていなかった。
1P目は短い3級ルート。お気楽。

2P目取付は、ケミカル2本のむき出し小テラス。
ここからルートが3つに分かれている。
風が強く寒い。
寒さとこの風では声が届かないだろうなあ、と思いつつ登り始める。
チムニールートは、まっすぐですっきりした5級ライン。
ところどころかぶっているが、チムニー状なので一息つける。
残置ハーケンはところどころある。
要所に2こカムを決め、終了点へ。
やはり声が届きにくかったが、何とかコミュニケーション成立。

大黒岩はソルジャー以外で4回登っているが、てっぺんに立っていない。
イッテQでみやぞんがてっぺんに立っていたので、行ってみたかった。

眺めにご満悦。

エビス岩、不動岩稜、テーブルリッジのそろい踏み。
まるでドローン写真のようだ。

短い懸垂でイチゴジャムの終了点があるバンドに戻り、ソルジャー側の懸垂支点へ。
ソルジャーにヌン掛けしながら降りる。

KGさんもやる気になってくれたのでTRのまま、一度やってもらう。

その後ロープを抜き、一度だけトライ。
結果、初の1テン。
うれしい。
ヌン掛けトライをしていないので、腕に余裕があり足をしっかり見ておけたからだと思う。

それにしても風が強く寒い。
本当は不動岩稜を経由して戻る予定だったが、赤岩東側を案内しながら戻ることにする。

一度峠に戻り、クライマー仲間がいる西奥方面へ。
しばし歓談。
KGさんが箱庭エリアに興味を示したのでやる。
「楓」5.9、「桜」10a、「ししおどし」11aを立て続けにやってみた。

「ししおどし」1ピンボルトは、ぐるぐる回っています。
トライする方は気を付けて。

知人の「Mrオタル」RPの話を聞いた。
これもうれしい。
さて、「ソルジャーブルー」は勢いに乗れるか…。