絵画は、その時の印象を描きとめるもの。
写真は、事実を記録するもの。
ながくそんなイメージがありました。
どうやら、写真もその時の印象を残す道具らしい。
そんなふうに思い始めて、
自分なりに印象を表現することを工夫し始めてから、
少しずつ自分の写真を見ることが楽しくなってきました。
先週月曜日、
奄美大島初日は快晴でした。
海は青い。
空も青い。
なんと言うか・・・。
南国!
旅すれば、
必ず出会いと気づきがあります。
名前くらいしか知らなかった日本画家・田中一村。
作品もいいけど、
田中一村記念美術館。空間がいい。
モチーフは、
おそらく島の高床式倉庫だろうと思います。
その土地の歴史・文化を良く建築に取り込んだなと感動。
大島紬も、
染から始まる工程に触れると、
少しだけですがその良さが理解できた気がします。
ホテルのロビーで見た大島紬がモチーフの壁飾り。
これもなかなか上手い!
和歌山も南国と言われるけど。
南国度が違うんですね。
時間の速度も、この島では他よりゆっくりみたいです。
この祭壇は、ケネディ大統領の葬儀で使われたものだそうです。
奄美大島で、
朝食までの時間にホテル近くの街を
散策していて見つけたカトリック教会。
ミサの最中でした。
教会の中って、どこもとても気持ち良いんですよね。
道路から覗いたこの教会も、とても気持ち良さそうな空間でした。
ミサが終わるのを待って、入れてもらいました。
大阪船場あたりで日本語を覚えたんだろうか?
と思うような、ベトナム人神父さんが、
この教会のことを色々話してくれました。
お話の中で出てきたのが、正面に置かれた大理石の祭壇。
1963年にケネディの葬儀で使われた祭壇を
当時のアメリカ人神父が貰い受けて、
1964年にアメリカの軍艦で、
奄美大島のこの教会に運んできたのだとか。
旅に出ると、
こんな予想していなかった出会いがあります。