加太って、
私の生活圏からはしょっちゅう行くところではなくて、
記憶をたどれば、
若い頃デートの途中で通り過ぎた場所のイメージです。
それも電車で行くことがないから
南海加太駅がどんなのかを知りませんでした。
待ち合わせに
解りやすい場所ということで指定されて初めて見ましたが、
ちっちゃくて、
趣があってなかなかいい感じの駅でした。
木製の外壁、額縁に何度も何度もペンキを塗り重ねたのが
コッテコッテになっていて、
ここまでやり切ると、
とっても良い感じの味わいを感じます。
色を扱うっていうのは非常に難しい。
どんな環境で見るかでも印象が全く違ってしまいます。
キルト作家の黒田さんのブログで、
白とオフホワイトのサテン布が、
自然光では色の違いが解るのに、
蛍光灯の下では見分けがつかない。
ことを書かれていたので、サンプルをもらいました。
サンプルとして保管できるようにするつもりですが、
今日のところは、簡単に写真を撮ったのでご勘弁!
[ 窓からの自然光 ]
色の違いがはっきりわかります。
2枚が重なっている部分が気になりません。
[ 白熱電球 ]
写真ではわかりにくくなりましたが、
肉眼では、色の違いがわかります。
[ 蛍光灯電球色 ]
肉眼で、色の違いがなんとかわかります。
[ 蛍光灯昼光色 ]
肉眼で2枚の布の色が全く同じに見えます。
[ 廉価なLEDスタンド ]
蛍光灯昼光色とほぼ同じ印象で、
2枚の色が同じに見えます。
照明で見ると、
2枚の布の重なり部分が透けて見えるようになったのも
面白い現象でした。
写真ごとに色味が違うのは、
カメラのホワイトバランスをオートで撮影しているので、
不自然に補正が掛かっているためです。
蛍光灯昼光色や廉価なLEDの下では、
布を選ぶ作業が出来ないことがわかりました。
キルトのような作品として制作されたものは、
作家の意図したことが鑑賞する人に伝わらない
ことがおきそうです。
これは大問題で、
とても解決が難しいことだろうと思います。