「 この場は感動したことにしておかないと
解らないヒトだと思われそうなので、
そういうことにしておきましょう ・ ・ ・ 」
なぁんてことが、あります。
不本意ながら
みんなホントにこの人の話で感動できるのか?
とか、
ホントにこれが美しいと思っているのか?
という具合に。
『 桂離宮 』 は、御殿もその他の建物も庭も、
全部のバランスの中で美しいと思っています。
( いえいえ、これは本当にそう思っています。 )
が、今まで見たどの本にも書かれているように
シンプルで、無駄を削ぎ落とした美しさ。
だとは思っていませんでした。
沢山の線や面が、とても複雑に関係し合っているし、
とっても作為的だとも思っていましたが、
世間がシンプルだと言うから、この際
シンプルということにしておいた方が良いのかと ・ ・ ・ 。
この本が、スッキリさせてくれました。
ある時代に、ある方向に誘導したいと考えた人たちが、
桂離宮の評価の常識をつくったというようなことです。
世界的に有名だった
建築家のブルーノ ・ タウトを利用したりして。
シンプルか作為的かの評価も、
時代ごとに変わっていると分析しています。
桂離宮の評価だけではなくて、
“ 常識 ” は、
時代の流れや誰かの意図で変わる
ということに注意しておきたいと思います。
随分ブログを休んだので、
この間に色々な出来事がありました。
まずは7月18日の 『 豆の会 』 。
有田川町田口の砂防公園周辺で
ホタルの飼育に成功された 小澤さんご夫妻 の
奥様 さよ さんにお話をうかがいました。
何をするにもですが、
始めるのは簡単なのですが、
続けるのは大変。
最初の年に、ホタルの幼虫を100匹もらって、
成虫になって飛ぶのを確認されたのが
6匹だそうです。
それからタイヘンなご苦労をされながら
毎年増えて今私たちが感動する沢山に!
( 失礼な表現かもしれない。
ご苦労された小澤さんご夫婦は、
最初の6匹にスゴく感動されたそうです。 )
私たちは、
年に1度、そこに行って恩恵だけを頂いていますが、
活動されている皆さんは、
1年を通してずっとご苦労されているのですね。
中でも特にタイヘンなのがエサの確保だそうで、
かわにな を捕ってくることに苦労されているそうです。
最近ではボランティアの方が独自に “ 餌場 ” を
確保されているとか。
自然災害などで、
ホタルと餌の全滅を担保するために
ご自分たちの畑に池をつくって
そこでも飼育されているのだそうで、
ご夫婦の情熱に感動しました。