直木賞作品
2005年のですけど。
角田光代さんの 『 対岸の彼女 』 です。
以前からある表現手法なのでしょうか?
同じ作家の小説 『 ツリーハウス 』 でも使われていましたが、
現在と、何十年か前の出来事とが交替ごうたいに書かれて、
少しずつ近づきながら話が進みますが、
最終的には1つの時間に交わります。
この手法は、他に知りません。
この “ 複数の時間 ” を操る手法が、
私には何となく建築みたいに感じられて面白い!
“ 時間 ” は建築の中で、
人毎、場面ごとに前後したり、速度が変わったり
時には交わったり離れたりします。
だから
建築は難しくて、
建築は面白い。