白州次郎のドラマをご覧になったでしょうか?
90分で3話にまとめた時間の中では良く出来ていたと思いますが、
「 箇条書きみたいな展開やな! 」 という印象も。
内容については、
沢山出ている彼のことを書いた本からは
特に目新しいこともなく、
「 白州次郎って、結局何をした人なのか 」 という
私の疑問が解けることもありませんでした。
画面の表現について1つ。
終戦の占領時代。
次郎が夜帰宅するシーンです。
当然その時代は白熱電灯しかなくて、
黄色い門灯が向こうに見えているのですが、
彼が歩く近くの ( もみじだったか ) 木の葉を照らしている光の色が、
光源は見えていませんが明らかに白でした。
「 黄色い光の方が美しい 」
と思っている私ですが、
「 緑を浮かび上がらせるには、
効果的に使えば白い光が美しい。 」
ことがあると考えています。
庭園のライトアップでも、黄色と白の光源を
使い分けて緑を表現しているのはよく見ます。
上手い使い分けが必要です。
奈良が好きなのは、
古い都で、沢山のロマンの地でありながら、
妙なきらびやかさが歴史の奥に隠れてしまっているからかも知れません。
今日は、今井町から明日香にまわりました。
今井町は7度目か
・ ・ ・ もっと行っているでしょうか。
古い環濠都市ですが、
美しい家並みが残されたのは、“ 住民の意識の高さ ”
だと思っていましたが、
今日聞いた話では、
高い税を掛けられたために、
簡単に家を触ることが出来なかったからという説があるようです。
何しろ10割の課税だったそうで!
結果的に、今は美しい街として残っています。
明日香は、ちょこちょこと部分的に見ているので、
今日は、高松塚 ・ キトラ ・ 石舞台と、古墳巡りです。
高松塚は3度目くらい。
古墳を復元していました。
もちろん 『 中身 』 はありません。
道に迷いながらなんとかたどり着いたキトラ古墳は、
保存用の施設が建っているだけでガッカリ ・ ・ ・ 。
石舞台古墳は
ボランティアガイドのオッチャンが、
『 曽我氏の墓 』 という説をにおわすのですが、
クーデターで滅ぼされた側の墓をこんな形で残すだろうか?
と、素人考えですが少々疑問です。
さすが明日香!
という風景。
彼岸花がこんなに密生しているのは初めて見ました。
最後に
公衆トイレですが、
このデザインをしたのは女性かも知れません。
前に “ 心の拠り所 ” がなくて、スゴクしにくい ・ ・ ・ 。