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知らないこと 知ること

2016-11-10 | 日記・エッセイ・コラム

 氏子さんたちが大変な思いで架けたであろう

この石橋の上を線路が通り

当たり前ですけど、電車が走る。

ちょっと考えてしまいますが、

その車窓からこの石段に気付いている人は多いかも知れません。

下津町の加茂神社の石段だと私が知ったのは割と最近のことです。

 

 今月の 『 豆の会 』

加茂神社の禰宜さん、橋爪かおりさんにお願いしました。

 神職なだけではなくて、

昭和63年から4年間、宮中賢所内掌典の職にあった人です。

 

 まず、正式参拝からご教授頂きました。

「 1から 」 ということで、鳥居をくぐるところから。

( なにも1列になる必要はないのですが ・ ・ ・ )

玉串奉奠までのレクチャー後本殿へ。( 拝殿か? )

仕事柄、玉串奉奠はけっこう経験していますが、

改めて正しく学ぶと緊張しました。

初めての神社で、今まで知りませんでしたが、

大変に立派なお社です。

 

 その後、参集殿で “ 座学 ” !

神道のこともですが、

宮中での内掌典のお話に多くの時間を使っていただきました。

宮中の 『 祈る場 』 で、具体的にどんなことが行われて

そこに仕える人達がどんな暮らしをしているかは、

ごく最近まで 「 語ってはいけないこと 」 だったので、

誰にも知られていませんでしたが、

この本が出されたことで、

橋爪さんたちも語ることが出来るようになったのだそうです。

橋爪さんの上司だった高谷朝子さんが、

このままでは、正しい内掌典の姿が継承できなくなると危惧して、

反対する人もいるなかで、出版されたものだそうです。

( 私は、随分前から読み始めていますがまだ2/3くらいです。 )

 

 非常に興味深いお話でしたが、

宮中での 『 祈り 』 の姿は、神社のそれとは全く違うとのこと。

それは、形式化される 『 祈り 』 の姿の原型がそこには残っている。

ということかも知れません。

 天皇のあり方 を色々言われていますが、

そんなことを知らない私たちが、

自分の価値観で勝手なことを言うのは間違っているのかも知れません。

コメント
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