CAOS
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リンクしているブログをこちらに引っ越しました。
ホームページの作成ソフトの不具合で
直接リンクが設定できないために
OCNの古いブログを経由しての
アクセスになっています。
随分以前になります。
関空から飛んでいる定期便で、
唯一のプロペラ機というのがありました。
定員20名ほどの小さな飛行機でしたが、
これに乗りたいために
特に目的もないけど広島旅行したことがあります。
最近ではJR九州が成功していますが、
手段を目的にする感じですね。
漱石が和歌山に来た時の体験を
文章の中のエピソードに利用した小説。
特に今夏目漱石が読みたいわけではありませんが、
主人公が
和歌山で体験したくだりが読みたくて取り寄せました。
難しい小説です。
漱石の他の作品はどうだったか、
住居や旅館の部屋の描写が
短い文章で的確に表現さていることが目につきました。
『 自分は今まで坐っていた蒲団の裏を返して、
それを三尺の床の前に直して 』
- - - 主人公の下宿が想像できる部分です。
間口三尺 ( 91㎝くらい ) の床の間がある部屋というと
大体どんな部屋かが想像できます。
広さが8帖も10帖もあるはずがない。
おそらく長押があるような型の部屋でもないでしょう。
明治村に漱石が住んでいた家が残されています。
日本の家が近代化する途中の様子がうかがわれる
良い建物ですが、
明治時代にあった快適に過ごす工夫が、
どんな理由で現代忘れられてしまったか?
と不思議に感じたことを思い出します。