CAOS=ひゅうまんすけぇる

アナログで、マイペースで、ゆっくりと・ゆっくりと・・・
それでいいじゃないですか、それがヒューマンスケール!

CAOS

建築設計事務所カオスのホームページから リンクしているブログをこちらに引っ越しました。 ホームページの作成ソフトの不具合で 直接リンクが設定できないために OCNの古いブログを経由しての アクセスになっています。

記憶にとどめたいこと

2011-07-31 | 日記・エッセイ・コラム

 「 おばあちゃんがボタ山で石炭拾ってきてお風呂沸かしてた。 」

18歳、初めて一人暮らしを始めた下宿で聞いた話。

それまで私の人生になかった “ 石炭 ” のキーワードが

初めて入ってきた時でした。

フジミさん。

だったと思いますが苗字も名前の漢字も忘れてしまいました。

小っちゃい女の子で福岡の田川市から来ていました。

筑豊炭田と五木寛之 『 青春の門 』 の舞台ですね。

 

 石炭という産業がこの国を支えた時代があったこと、

そこでは大変な思いで働いていた人がいたことは、

映画や沢山のメディアを通して知っていますが、

私自身それ以上の知識はありません。

 

P1030105

筑豊炭田での辛い時代を描いた画家がいたと言う。

炭鉱で働くことに人生をささげて、

歳とってから絵を描き始めたのだそうです。

地元では早くから知られていたらしいのですが、

恐らく全国には知られていませんでしたね。

この人の作品が、

ユネスコの 『 世界記憶遺産 』 に選ばれたのだそうです。

日本の奇跡的な発展が、

どういうことで行われたかを

よく表していることが評価されたのだとか。

『 アンネの日記 』 や 『 ベートーヴェンの第九草稿 』 と

同列の評価です。

 

 素晴らしいことなのだと思いますが、

残念なのは、他の多くの偉業と同じように、

世界で評価されたことを切っ掛けに

国内で評価されたことです。

 もっと早くから

国内に紹介する人がいなかったかと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする