古い話になりましたが

　２５年経つのだそうですが、

１人四国を旅しているときに日航機墜落のニュースを聞きました。

　

　最終地高知から帰る手段を決めていなかったのですが、

何しろお盆休みの最中で、

どの交通機関も込み合っていてちょっと困ったなと思っていた私は、

「 大きな事故の直後なら

　みんな飛行機を嫌ってキャンセルが出ているだろう。 」

と見込んで高知空港に行ってみてビックリ！

同じことを考えた人が多かったようで、

順番がまわってきそうに思えないほどのキャンセル待ちで、

結局は臨時便が出て何とか帰って来れたような状態でした。

　

　この時に、

「 ヒトって意外とタフなんだな！ 」

と思ったのでした。

写真

　デジタルカメラという新しい技術が出てきて、

記録を残すことが非常に簡単になりました。

銀塩カメラでは、フィルムの残数や現像費用を無視できないので、

自然写す枚数は限られましたが、

デジタルカメラでは、「 とりあえず撮っておこう！ 」 という感じですね。

　

　仕事で撮った写真の場合は、

紙に出さない枚数の方が多くて、ほとんどはＰＣ内で保存しているだけです。

　

　先日のロケットの打ち上げ見学のときが象徴的だったのですが、

写真を撮ることに集中してしまうと自分の目で見ることがおろそかになる！

実は、１本目の打ち上げの時は写真に収めることに集中しましたが、

２本目以後は一応写真は撮りましたが、

“ 目で見る ” ことに重点を置きました。

　もっと言えば、

美しい風景を見付けたようなときは、

写真に撮るよりはスケッチする方が断然意味があります。

心に刻まれる深さの度合いが全く違います。

　

　便利なモノはフルに使えば良いと思いますが、

逆にこんな時代、

アナログな方法の重要性を忘れるべきではないのだろうと思います。