CAOS=ひゅうまんすけぇる

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CAOS

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逆転現象?

2010-06-10 | 日記・エッセイ・コラム

 頼みごとがあるときだけ訪ねて行くようで、

少々恐縮ぎみに訪ねた和歌山大学観光学部の先生の研究室。

 先生の秘書で、30歳代のアメリカ人の女性が、

「 日本の土壁がついた木造の建物が素晴らしい。 

 私は縁側と雪見障子が欲しい。 」

と!

私の目を見ながら英語で言った ( らしい ) 。

「 縁側と雪見障子のどういうところがいいのか訊いてください。 」

と先生に頼むと、

「 自分で訊きなさい。

 彼女日本語解るから。 」

・ ・ ・ だったら最初っから日本語でしゃべればいいヤン!

と思いましたが、ガマン。

 

「 ロマンチック 」

と、彼女は表現したと思いますが、

日本人がいらないと言ってドンドン使わなくなっているモノを

アメリカ人は欲しいと言う。

「 色が濃くなった縁側の向こうを眺めるのが気持ちいい 」

とも言っていたかな?

 “ ないものねだり ” 的現象には思えませんでした。

むしろ彼女たちは

“ 自分達の文化にはなかった優れた快適装置を

                       積極的に取り入れている ”

というのが正解なんじゃないでしょうか。

 

 話を進めていくと、

「 玄関も欲しいと思っている人は多い。

 靴を脱ぎたいと思っている人は多いから。

 玄関がないから入口にズラッと靴を並べている家も増えている。

 あんなだったら玄関つくればいいのに! 」

とのこと。

 誇らしくもあり。

それをなくそうとしている日本人が増えていることが

恥ずかしくもあり ・ ・ ・ 。

コメント
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