ぼく
『 さみしがり屋さん 』 なんです。
知ってました?
私だけではなくて、
みんな同じだと思うのですが、包まれる感覚というのは落ち着くのだと思います。
エーロ ・ サーリネン がデザインしたウームチェアというのがありますが、
Wombとは子宮のことらしいですね。
「 母の子宮に包まれているような感覚 」 ということらしいです。
今日車で走りながら、その景色に考えたことです。
例えば天野のような景色に安らぎを感じたり、
建築に良い空間を求めるのは、
「 心地よく包まれたい 」
という欲求なのだと思います。
私自身が初めて勤めたデザイン事務所で教えられて、
サラリーマン時代に、後輩や部下に同じことを言い続けたことがあります。
「 慣れてくれば誰でも仕事は速くなるから、
スピードよりも、正しく理解して正確な仕事を目指せ。 」
他の管理職は仕事の早さを要求するのが普通でしたが、
私は、この私自身が教えられた考えが正しいと思っています。
バナナダイエットというのが流行って、
有田でもバナナが品薄になっているそうです。
そんな状況に、
バナナダイエットを提唱した先生が 「 別にバナナでなくてもいい 」 とコメントしたのだとか。
ヒトは “ キーワード ” に反応します。
バナナはキーワードで、本当の意味は他にあると考えるのが普通だと思いますが、
受け取る側は、その本質の部分を考えるのが面倒なんでしょうね。
何年か前には寒天が店から消えたこともありました。
キーワードは、商売上の広告のネタに使うことも当たり前です。
・ エコキュート
・ 太陽光発電
・ メーターモジュール
・ 自然素材
少し前には、珪藻土などというのもありました。
エコキュートや太陽光発電をエコロジーの観点だけで考えると正しいのかも知れませんが、
( 私は疑ってますけど! )
金銭的にお得かどうかは疑うべきだし、
メーターモジュールは、ほとんどの場合意味がない。
自然素材は
・ ・ ・ ウソの方が多いと考えてもいい。
珪藻土は、その本質を考えると接着剤でつなぐようなモノは、
害はあっても利はない。
ダイエットは、
色々試している間に自分に合うものに出会って成功するかも知れないし、
まぁ、楽しめばいいと思いますが、
建築は一生物です。
最初はキーワードに反応しても、
冷静にその意味を分析 ・ 理解しないとバカバカしいお金の使い方になったり、
かえって危険なモノを選んでしまう可能性があることを考えないといけないと思うのです。