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山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

明日から旅行

2008-01-29 | 山想
明日から旅行に出かけます。1週間ほど休憩します。
ずいぶんと永く持ち続けた憧れでした。
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笹子からお坊山

2008-01-28 | 山行
先週半ばに東京で雪が降った。降雪量はわずか数㎝だったが街は大騒ぎ。密かに期待していた通りその週末は登山日和、手近に雪山が味わえるのだ。

中央線が八王子に近づくと左手の山々が白い、あっやはり丹沢に降ったんだな。右手はそれほどでもないな。高尾8:01発甲府行き乗車。気持ちいつもより客が少ないのは何故だろう。今日の山行は、「笹子からお坊山」副題は、[冬枯れの木立の尾根路を雪踏み]だから、この冬太平洋側はまだ雪が少なく、心配していた訳で先週の降雪で安堵したのだった。

R20を吉久保まで戻り尾根に乗る。送電塔(800m)付近から雪道となり、風のない暖かい日差しの[冬枯れの木立の尾根路を雪踏み]となった。棚洞山(1201m)付近からジグザグに付けられた古い道形を辿り(一部ヒザ位の吹き溜まりも)お坊山東峰(1421m)13:15に到着した。

南大菩薩・大谷ケ丸から派生し甲相を分ける笹子峠に届く尾根のコブのひとつがお坊山(約1420m)と呼ばれており、東峰から10分ほど。いままで、猟師と動物の足跡しか無かったのに、この稜線にはヒザ下の積雪と大勢の登山者のトレースが刻んであった。いっとき甲府盆地を見下ろし白く輝く南アルプスと八ヶ岳に対峙し、寒風の吹き上げてくる時刻に急ぎ東のコルに下る。大鹿峠の甲斐側への分岐は、もうひと登りした送電塔基部。あとは、田野まで下り一本の道だ。

バス道路を甲斐大和駅まで更に30分ほど、コンビニで下山祝いを買い込み待ちきれずホームで乾杯した。休憩を入れて7時間ほどの手軽な雪山歩きだった。
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水筒:紐付きペットボトル

2008-01-26 | 山道具
凸凹になってしまった兵式のアルミ水筒もあった。それからマルキルだったりグランテトラとか欧米のアルミ製だが内側が表面加工してあり飲み物の味が変わりにくく、水だけでなくウイスキーやワインを入れてもよい。蓋が針金を加工して密閉するタイプ。学生のときにはやったものだ。しかし、針金に押さえを巻いておかないとザックのなかで大事な酒がこぼれてしまい目も当てられないことも度々。また夏山にはポリタンといって1.5とか2Lの白いポリエチレン樹脂製のタンク。多少臭いが着きやすく大汗かいてガブ飲みするには、ガサ張るが丈夫で安価で便利な容器だった。キスリングザックの片側ポケットが定位置だった。

今はプラティパスといってカスケードデザインというメーカーの折り畳み水筒だ。臭いのつかない特殊プラスチックフィルムを三層に貼り合わせ耐久性を増し、凍らせたりボイルしてもOK。中身が変形するのでザック内への収まりがよく、中身が無くなれば隙間に突っ込めばよい。

それと、写真のペットボトル、これは今の使い捨て時代の寵児、丈夫で中身が見え適当なサイズが安く簡単に入手できる。しかも、液もれしない。私は、口にビニル紐を10~20㎝の輪にして括り付けている。丈夫な輪が付いてることで持ち運びし易く(水汲みするのに片手に数本ずつ持てる。足場の悪い場所でもつり下げることで両手が空く)また、自宅で保管しておく場合も引っかけられる。家庭内には何本か転がって居るわけで紐付きの為、家人に捨てられずに済む。私は、1L(0.9L)と0.5Lを水筒として、200mlと350mlをお酒用に、2Lを常にクルマの床下に4~5本転がしてある。これは、マイカーをアウトドア目的としても考えてる為でこれは後日、説明するが。

これらすべてにビニル紐を付け山用として区別している。ただ、使い捨て品の宿命で環境・リサイクル問題から薄く壊し易い材料に変わりつつあり、将来は選択枠が絞られてこよう。
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山道具

2008-01-25 | 山道具
山道具の項の最初に何を取り上げようか。いい道具とは一番自分に、身体に、馴染んだ使い易い物がいい道具であると思う。山道具屋であれこれ悩んで、やっと財布を開けて、レジを打たれて大事に抱えて帰宅する。タグやラベルを外して眺めまわして・・・。山で使ってみる。着心地だったり使い心地だったり、こりゃいいとそのままの状態で使いきるものは、まず無い。帰宅してから自分なりの工夫や手入れをしてみる。それをすることで、やっと自分専用の一品になっていく。愛着の湧く一品になっていく。
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2007年秋 秋田・岩手県境の山々 和賀岳から大荒沢岳

2008-01-24 | 山行
私より、5年も先輩のYさんはこの秋田・岩手県境の山々の踏破に長年執着されている。

10/13(土)早朝、夜行バスは雲の多い秋田県角館の街に到着した。メンバーはYさんとOさんと私の3人。タクシーで真木渓谷・甘露水へ向かう。Yさんとは、2年前にもここより真昼岳にご一緒させて頂いた。

甘露水(8:50)を出発して稜線の甲山分岐(10:50)に立つ。前回は無視界の元、ここより南下した。今日は、すっかり色づいた太い尾根筋の遙かに初対面の和賀岳が眺められた。紅葉した低灌木と笹と草もみじに覆われた踏み跡を辿り錦秋の国境稜線を北上した。山腹は緑の笹原、ここに朱と赤のパッチワークが散りばめられている。草もみじのオリーブ色、上空は青と白と、風が走り日差しと雲の影が凸凹の地表を走り回っている。冷たい北西風が左手から次第に強く当たるようになるなか、小祠のある和賀の広い山頂に着いた15:20。

実は和賀山頂より北東に約4kmの尾根が伸び、高下岳から根管岳、大荒沢岳に続く尾根へと繋いでいる。ところが、この間はひどい藪で地図上に点線はあるが刈り払いはされていない。今回は2日目に、ここを突破して大荒沢岳に達し沢尻岳から大木原(→貝沢)に降りることが、この山行の目的だった。(翌日出会った自然監視員のお話では、自然保護の見地からここの刈り払いは当分やらないとのことだった。)

その晩は頂上から南側に風を避けてテントを設営した。一晩中、雲は低く風が騒いでおり寒かった。明け方のラジオが岩手山、八幡平、鳥海の初冠雪を告げており、前々日の予報では横手地方降雨確率60%でいつ崩れてもおかしくなかった。

10/14(日) 逆算したところ行動時間オーバと、天候の悪化を予想に入れ縦走中止とし南へ下り高下口に降りることになった(6:05)。低い雲底と強風にせき立てられるようにコケ平からブナの巨樹の林立する森を下り和賀川に転げ降りる8:10着。YさんとOさんはかつて和賀川を渡った経験からさっさと靴を脱ぎ始める。冷たく、浅い河床を渡りきる。8:35対岸を登り始めた。高下岳につながるブナ尾根を回り込むと高下分岐(870m)9:15(高下岳へは2時間とある)もう、高下口はまもなくだ、しかも800m付近でケイタイが繋がりほっと湯田の駅前タクシーを呼べた。下山してすぐタクシーが登ってきた10:50。こうして、ほっと湯田駅には昼前に着いてしまった。

これから向かう和賀岳が遠くに


ほっと湯田の駅風呂と駅前食堂での下山祝い、さわやかな秋の風を感じながらホームで北上行きの列車を待つ。目的の大荒沢岳には達することの出来なかった残念山行だったが、錦秋の奥羽山脈の懐深くを歩けた実りの多い山旅になった。
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