2月18日(土)前夜未明から都内に小雪。歩き出した東日原からの路面には雪があった。
見上げた一石山神社の雪の石段を踏んで裏手へ回る。落石防止のガードを潜って絶壁を見上げながら左に回り込んで登り、タワ尾根に乗った。積雪は予想より少ないが、下が凍ってるのでアイゼンを着けた。
トレースはなく一石山から植林との境を登り、右手に回り込みミズナラの巨木に再会した。
人形山を越えるとここにもモノレールが伸びていた。美しい自然林のタワ尾根にも目障りな代物が設置されていく。同時に人形尾根を来たらしい今日の初トレース(2人)が交わった。
広大なスズ坂の丸に昼過ぎに着く。積雪は、吹き溜まりで膝まで潜るものの、ほとんど足首で、寒いが風もなく晴天だし、ウトウまで頑張ることにした。幸いモノレールも南側に消えた。
1450m辺りから急登になり狭く露岩混じりになり1550mを越えてウトウの手前の頭に着いた。地図(12500)に出てないがこの先は平坦ではなく急峻な露岩の凹凸があり手足を慎重に使って通過すると、黒木に囲まれたウトウの頭に着いた。
ウトウが描かれた彩色陶製の山名板の向かいに木製額縁のもう一羽がいた。昨年5月には陶製の一羽だったのに。これで、行方知らずの昔の木製の一羽が戻ってくれば、展覧会の絵だ。
身体が冷える前に、陽当たりの手前の頭まで戻って昼飯にした。
スズ坂の丸まで戻り、コンパスを修正して南側のオロセ尾根を降りた。自然林の広尾根だが見通しがよく、テープもあり楽しみつつ巡視路に出た。
その下は植林帯のジグザグ路で孫惣谷林道から八丁橋に降りた。東日原までの谷沿いの舗装路は気が抜けない凍り付いた雪道で山より始末が悪かった。
東日原9:15…一石山神社9:33…ミズナラ巨木11:20…スズ坂の丸12:30…ウトウの頭13:35…スズ坂の丸14:35…八丁橋16:05…東日原16:55