山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

塩水橋から丹沢山

2018-03-25 | 山行
2018年3月25日 4日前のお彼岸21日に関東南岸に大雪が降った。計画では雪対策もしていたが直前の降雪で宮ケ瀬の林道含めた道路事情がまず心配。前日はヤビツ峠のバス路線運休したが、宮ケ瀬の路線は営業したようだ。行けるところまで行く手筈で、早朝の新宿に集合した。圏央道が開通して相模原ICから丹沢入山を計画していた。マイカーのナビが古くて道なき画面を指示してるのは仕方なく、地図帳も古いし第一、細かい文字は視認できず。新しい街並みにそれらしい表示を探しつつ走らせると難なく宮ケ瀬に到着した。そこから通行止めの表示も見当たらず路肩の多数駐車してる塩水橋ゲートに着いた。新宿から2h弱で着いたことになる。









本谷橋の見える天王寺橋の袂が登り口。堰堤沿いに200mほど登った所が天王寺峠で今回の目的の天王寺尾根を辿り始める。



植林の尾根が自然林に変わる1000m少し手前から、雪が残り始め1200m付近で軽アイゼンまたはチェーンスパイクを履いた。右手に本間の頭の三峰が白くきれいに透けて見えて一端の雪山だ。



堂平分岐(1310m)には林道からたくさん足跡が登ってきている。ここで20-30cmは積もっており間もなく丹沢山の登りにかかる、のだが木段がジグザグに掛かっている。これは有り難いが山道の楽しみを奪われてしまう光景だ。

頭上が明るくなり三峰からの尾根道を分けて丹沢山塊主脈・丹沢山の広い山頂台地に着いた。左に立派な二階建のみやま山荘を見て山頂着、山名板前の木道に相棒のOさんと腰かけてしばし日向で休憩。広場のベンチにはハイカー多数。当初、ここから、塔ヶ岳、新大日から本谷橋周回を計画したが、北面の樹林の下りは雪が多いとみて時間不足で丹沢山往復とした。塔ヶ岳からの眺めも良いが今日の富士山は少々おぼろに見える。







蛭ヶ岳への道を見送り往路をブナ林を楽しみながら下る。堂平分岐から塩水林道に下りるハイカーが多いのか静かな天王寺尾根を楽しみ天王寺峠から下山。



林道を塩水橋ゲートに戻ってくると、路肩の車列はガラ空きになっていた。

塩水橋ゲート8:48…天王寺橋分岐(550m)9:14…天王寺峠(700m)…1000m手前から残雪…堂平分岐11:40…丹沢
山山頂12:40,13:20…堂平分岐13:55…天神峠15:15,25…天王寺橋15:40…塩水橋16:00 歩:7h30 

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志賀高原 焼額山山頂、琵琶池から旭山

2018-03-15 | 山行
半世紀振りに訪れた志賀高原にて、夫婦でお試しスノーシューハイキング。
15日良く晴れた蓮池BSに10時過ぎ到着、大昔訪れた脳裏の残像はおぼろげ、当時は丸池、蓮池が志賀高原の中心地でリフト乗り継いで発哺、高天原に遠征した。いまや一之瀬が一大ホテル街で焼額山に西武の奥志賀や寺小屋、横手山と冬季五輪1998の後が巨大なスキーリゾートエリアに変貌外国人だらけ、30年毎年通い続ける同宿のご夫婦に納得。私は、いったい何処をコツコツと山歩き40年も続けていたのだろうかと感慨深い。
宿に荷物を放り込み再び蓮池BSでガイドさんと落ち合う。シャトルバスで焼額山第一ゴンドラBS,一気に標高2000mの山頂駅に降り立つ。



地元の山岳会に在籍する女性ガイドさんからスノーシューハイキングの支度、シューの履き方、地形の説明、行動予定、歩き方、樹木の見分け方、山名等を教わり、出発。といっても山頂台地を少しうろつけば広い雪面に出て稚児池の端に鳥居が埋まっており、たぶん2mほどの積雪。わずかな凸みが標高2006mの山頂とか。

妙高、飯綱、奥に北アルプスは白馬以南が白く連なっている。岩菅の左手に苗場山・・・と見とれてしまう。この冬の日本海側の大雪はここには影響なしで例年並みとか。山頂はだだっ広いのでガスったら動けない。

妙高山


苗場山方面
鳥居脇でシート拡げて休憩。雪山でやるいつもの日常だ。

山頂駅12:10…稚児池・鳥居(2006m)12:23…散策…鳥居12:48,休憩13:05…見聞…ゴンドラ山頂駅13:30…顔パス…第一ゴンドラ駅BS…シャトルバス…総合会館98 
(総合会館98は1998冬季長野五輪で作られた建物らしく今は環境庁の施設でガイド組合の事務所も入ってる)

16日は予報通り天気が崩れ蓮池の宿で一日沈殿。

17日は予報通り、朝から晴天で午前中,お勧めの旭山(1524m)へスノーシューハイキングに向かう。

98会館入口の神社の裏手から尾根に入る。神社前でスノーシューを履く。長靴の中は靴下3枚重ね履きで丁度よい。排気施設のわきから雑木の尾根に上がると屋根なしのアズマヤがあり、98会館の巨大な屋根と駐車場が見下ろせる。



今日はスマホGPSのジオグラフィカが明瞭に地形を指示している。尾根をビワ池に向かって降りるのだが、ガイドお勧めの旭山コースは左手へ時計周りに旭山へ向かって傾斜の緩い南面を往復してる。天気も良く時間も充分あるので、ビワ池北端の道路から北面を上り南面に下って周回することにした。




朝方で雪も締まりMSR EVOは両脇の長い歯、前進方向にも横刻みが、また爪先部に強力な歯があり登行支柱無しだが、山岳用シューとしてよくできている。また潜り易い新雪では20cmほど板を継ぎ足せる構造になっている。







緩い傾斜と落葉樹の疎らな斜面を下り、湖岸の遊歩道を右にまわり一部道路をシュー手持ちで移動して北端のビワ池管理小屋(1400m)に着いた。一休みしてから針葉樹帯を避けて北面を上り始める。相方も付いてくる、さすがの脚力だ。

ビワ池の向かいが旭山、右手から登る

トラバース部もシューの歯が効くもののできるだけ傾斜が緩くなるようにジグザグにコース取りして、まもなく頂上のアズマヤの屋根が見えてきた。急な上りは20分ほどだった。



日向でシートを拡げて休憩。なんと秩父宮様ご夫妻の新婚旅行来山の地とかでセピアの記念写真が岩に埋め込まれていた。



南面の下りは緩くラクラクで左手にビワ池、右手からは車道の音を聞きながらGPS画面と相談しながら下山して
丸池との間を通り、行きの周回コースに戻った。日当たりがよくなり笹上の雪面ではシューでも踏み抜ける。



帰りに98会館のガイド組合に立ち寄り、旭山登頂を一昨日のガイドさんに伝言をお願いして宿に戻った。スキーがもちろん楽しいのは承知だが、静かな樹氷の樹林の雪面を自在に歩けるスノーシューの魅力にもはまりそうです。

98会館・神社(シュー装着)9:22…アズマヤ跡9:44…ビワ池歩道分岐を右10:10…水路10:29…道路…ビワ池管理小屋10:37,50(1390m)…(急登)…旭山(1524m)(アズマヤ)11:16,12:04休憩…丸池導水路12:28…歩道(今朝通過)12:52…会館裏アズマヤ跡13:11…神社着13:16,

蓮池BS14:30=長野行バス乗車=長野駅東口、長野発16:18はくたか乗車、東京駅17:50頃

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