山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

たためるロート

2011-10-27 | 山道具
最近100円屋さんでゲット。


山で使おうと思う。要するにロートであるのだが、良い点は畳めること、広い口径であること、注ぎ口が角形なのでボトル側とに隙間が出来てよく流れ落ちること、もちろんペットボトルに整合すること、目立つカラーで紐が付けられること。シリコン樹脂製なので柔らかく、多少の熱にも強いこと。現在使用中の手作りロートに替わる雪山テント泊の必需品になります。

雪山のテント泊で水作りは重要作業であるが、テント内に水をこぼさないことも重要なのです。
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下界用カラビナ

2011-10-21 | 山道具
これも100円屋さんで最近ゲットした。カラビナというのは、クライミングに用いる用具でロープを引っ掛けたりつないだり、簡単に取り外せる便利な金具だ。人の命のかかるクライミングに使うので強度とか、外れないようにと安全環が付いていたりしている。

これは、下界で使えるカラビナで、キイホルダー代わりにだとか100円屋さんでも、以前から販売しており、色はカラフルだが、なにしろチャチだった。それが、サイズも大きくなりかなり丈夫になった。もちろん、クライミングには使えないが。

アルミ製だが色も黒とグレーの二色で、安全環も付いており、一応、NOT FOR CLIMBING と浮き出し文字で書かれてはいるのだが。

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携帯用ミニ三脚

2011-10-13 | 山道具
これは、すでに見かけるようになってしばらくたつ。山仲間でも誰か持っていた。


山頂に到着して、さあみんなで記念撮影というときに、カメラの位置が決まらずイライラすることがある。そんなときに、ポケットからヒョイと出てくるミニ三脚である。小型高性能のデジカメが出回って久しく数100gの軽量カメラは珍しくない。


昔は、小型カメラ時代に手に入れたウルトラポッドという樹脂製の三脚を愛用していた。写真屋さんが作ったとみえ、雲台と自在があって角度も自由に動き、三脚の先にはビニルが被せてあって、付属のマジックテープを使うと立木に巻き付けて固定することも出来た。しかし、比較すると重さ120g、長さ185mmに対して、このオレンジ色のミニ三脚は、何んと重さはわずか20gで、長さ130mmだ。三脚のそれぞれがクネクネ曲がるので、場所を選ばない。雲台はカメラを固定するネジが付いてるだけで、細かい角度や向きの調整はクネクネ脚を使うことになる。写真屋さんの発想ではないと思う。

ヨドバシのカメラコーナーでよく目立つオレンジ色を選び、もちろんヒモを付けた。
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金精峠・白錫尾根から宿堂坊山

2011-10-08 | 山行
2011年10月8,9日 快晴の朝、奥日光金精峠・トンネル手前の駐車場でタクシーを降りた。中禅寺湖から戦場ヶ原にかけての樹林は、黄色に色づき、金精峠に掛けては常緑樹の緑と紅葉、黄葉と色とりどりに染まっていた。今日は、金精峠から群馬・栃木県境白錫尾根を錫が岳へ、宿堂坊山から千手ヶ原に降りるメンバー4人の一泊二日の山歩きだ。

前夜、東武日光駅に集まり、駅裏の駐車場隅のテントで仮眠し今朝6時にタクシーに乗り込んだ。金精峠までの階段混じりの急坂を登り切ると金精様の社で金精山の岩壁が間近だ。





西側に回り込んで梯子の脇を登り金精山の肩から県境尾根に乗った。国境平を後に笹の斜面を乗り切ると青空の視界に奥白根の巨体が飛び込んでくる。思わず崖縁に走り寄れば巨大な奥白根の懐には五色沼がエメラルドブルーの水面を湛え左手には、これから辿る草紅葉と笹緑の白錫尾根が伸びていた。





白根山避難小屋に右折する分岐より通行止めマークを乗り越えて尾根道を進む。崩れそうな観測所跡、奥白根を背景に草紅葉の陽当たりの尾根を行くと白根隠山(2410m)。尾根通しに行くと絶壁になるので聞いた通り、少し戻り左手(南側)に下ると巻き込むように崖下に出る。







次の露岩帯は右手(北側)にルートがあって門のように岩が両脇に立ちはだかった間を通る。なだらかな白桧山(2394m)からは、いよいよ膝上の笹が茂り倒木や立ち枯れの向こうに錫が岳が大きくなる。



秋は予定の錫ノ水場の水量がアテにできないこともあり、念のため溜まり池の水をペットボトル(濁り水なのでレトルト用)に確保した。シラビソの原生林、マークを拾いながら辿って行くと立木の青い水場マークが目に入ってきた。



錫ノ水場に着くと、ペシャンコ水筒2本とカップを持って群馬側に徒歩1分の水場に降りた。塩ビパイプから美味い清冽な水、各自3~5L確保して戻り、テントを設営した。まだ早い時刻だが、明るく平らで乾いた2張り分のスペースがあり、リーダーは錫まで行くとは言い出さなかった。その後、単独が2人来たが、若い方は錫を越えると言い、年配者は森に戻っていった、両名とも袈裟へ抜けるとのこと。さあ、乾杯だがまだ、明るいので飲み物が心配。

翌朝は、4時起き、各自持参の朝食を腹に詰め込み、テント撤収。薄明るく朝焼けの錫を目にしてから出発した。錫までは、登りがいのある1時間だった。

樹林の頂上には単独の年輩者がおり、今日は六林班まで行きたいのだとか。錫が岳でルートは南に折れ急降下する。このあとは尾根が狭くなり歩き易くなる。



西側の開けた2077m峰を過ぎると栃木側に柳沢林道(廃道)が見えた。荷鞍尾根ノ頭付近では東に曲がり標高も下がり樹林と笹藪が鬱蒼としたネギト沢のコルについた。源頭の藪の薄いところで休憩すると、メンバーからリンゴの差し入れが出てきた、嬉しいひととき。あと一息だ、20分ほどの登りで樹林と笹の宿堂坊山(1968m)についた。







錫と宿堂坊は私の30年来の憧れのひとつだった。ずいぶんと長い時間が経ってしまった。昔、修験者が泊まったとかの広い笹原を降りて東尾根を下り始める。

マークだらけだが、1800mの台地で右手の急斜面を降りる南東尾根に入るルートもあるようだが、今回はそのまま東尾根を下り川原に出た。増水していて堰堤が渡れず少し上流側で靴を脱いで渡渉して柳沢林道(カーブミラー)に出た。

柳沢川の川原と紅葉の始まった白樺疎林の林道を歩き電気バスの来る西ノ湖入口BSに向かった。二日間で袈裟丸へ縦走の単独2人とシゲト・三俣山を越えてきた女性2人の4人しか会わなかった。

戦場ヶ原に出ると観光地の雑踏では紅葉時季最盛期の奥日光のど真ん中であった。

10/8(土) 晴れ 日光駅前6:00=タクシー=金精峠トンネル手前駐車場6:50  
駐車場7:05…金精峠(社)7:32,40…金精山稜上8:20…国境平9:10…五色山(2379m)9:40,50…前白根山10:15,25…白根隠山(2410m)11:30,35…錫ノ水場13:27着、水汲み後、幕営
10/9(日) 晴れ
出発5:45…錫が岳(2388m)6:43,7:05…2077峰8:57,9:05…1991峰10:30…ネギトのコル11:00,10…宿堂坊山(1968m)11:32,50…1800m付近、そのまま東尾根…末端13:13…堰堤の少し上流渡渉13:20…柳沢林道13:33…西ノ湖入口BS 13:55  14:15電気バス乗車=赤沼車庫

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