釈放されて

母は自宅療養生活から二週間で釈放された。エックス線で検査してヒビがくっついていると判ると、医者はすぐに足の簡易固定装具を外してしまった。手首についても自宅なら外して良いと、ギブスを半割りにして包帯を巻き直した。

たった二週間なのにベッド生活とギブスで腕と脚は細く筋肉がそげてしまった。
これから、リハビリがてら動かすことが重要になった。しかし、まだ、よちよち歩きなので転倒させたくないのだが、今朝、久し振りにデイサービスにも行かせた。

車椅子移動用に玄関前の植木を整理して置き場所を変えられ陽当たりがよくなったパンジーが元気に咲き出した。

母の調子

先月の27日、私が付き添って通院してる病院を出て、すぐに歩道の凸凹に足を引っ掛け転倒させてしまいました。すぐに病院から医師を呼んでもらい治療を受けました。右足の膝のお皿と左手首にヒビ、顔面の二個所は数針縫い眼鏡を割りました。帰宅後は足に簡易固定装具を巻かれ、左手はギブス、顔は絆創膏だらけ。高齢ですのに入院生活にならなかったのがせめてもの幸いでした。

しかも4月2日に糸が抜け、今週9日のＸ線検査ではヒビが消えました。固定装具が外され、まき直しの筈の左手のギブスは、半分に割られ包帯を巻かれただけで釈放になりました。自宅では外してもよいとのことです。

母の回復力には目を見張ります。しかし、自宅での２週間のベッド生活で両足と腕の筋力が衰えて、そちらの回復の為のリハビリが大変そうです。無理させて再び転倒させてもいけないし。父の訪問看護師さんが隔週で母も看ていたので併せて在宅看護の指導もしてもらい安心でした。

ともあれ、家族を始めケアマネさんと在宅介護・看護のネットワークに委ねる毎日を過ごしています。

これも復興

震災から二ヶ月半か、ご近所の屋根の修理にやっと手が入った。数日後に地震で破損した屋根に覆いのシートが掛かって、ずっとそのままになっていた。瓦の材料だとか屋根職人さんの手が東北へ回ってしまって、手不足になっているとニュースで伝え聞いていた。

この辺りでも修理ができるようになったということは、少しは余裕が出てきたということか、これも復興の兆しなのかしら。

あれから一ヶ月

月曜日なのに新宿御苑が開いていた。春はこの時期、桜を始めお花が盛り沢山なので4月24日まで休みなしとのこと。満開の桜はもう散り始めていた。入れ替わって鮮やかな緑色の若葉を眺めながら、芝生に憩うグループ、カップルも多数。遊歩道を歩く人達も多数。



4月11日14時26分　苑内放送があって一分間の黙祷。
静寂、遊歩道の砂利を踏む音が消えた、笑い声が、話し声が消えた。脳裏に鳥の声と街の騒音だけがこだましていた。

山行も自粛

まちまちだった名前も、東北関東大震災から東日本大震災に変わった。未曾有の大災害だ。しかし、未曾有の大津波の被害甚大なのに津波の文字が入っていない。いずれ、この名前も変わるかもしれない。

とはいえ、地盤・積雪の緩み、登山道の崩壊と原発被災による計画停電による交通機関への影響。しかし、あれから３週間も経つのに（まだ、たった３週間？）未だ続く余震、これが結構大きいのが来る。それから原発事故に発する放射能の大気と海水汚染。

じつはあの日(3月11日)の晩から山に行く予定だった。当然、中止となり、その後も他の計画も取り止めになり自宅待機が続いている。所属グループからも、しばらく山行もの自粛との連絡が届いている。

しかしながら、一ヶ月半ほど山に出掛けていないので、やや、イライラ気味で健康にも良くない。もっとも、地震のあともスキー場から帰らずケガした友人もいるので自粛に越したことはないのだが。

しかし、世の中も自粛ムードでメーデーや三社祭や花火大会や各種イベントも含まれている、映画館もガラガラ。たしかに被災された地域、亡くなった方々には申し訳ないと思うが、不景気がさらに沈滞ムードでは困ったものだ。おまけに、開花宣言されたものの寒気に桜も咲き遅れ、花見は来週末のようだし旅行会社もキャンセル続きだそうだ。お金が回らないと列島、東北各地も不活性。やれやれだ。