山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

水根から六つ石山周回

2018-08-31 | 山行
2018年8月31日(金) 気象記録更新の危険な暑さ(35~39℃)が続いた夏だった。8月末の週末から来週は曇りと雨マークがチラホラ。お天気が良いのは今日と明日(金)だったので大慌てで出掛ける準備した。
平日なので奥多摩発の鴨沢行も立ち席は無し。水根下車は2人、晴れて今日も暑そう。


  
水根谷は沢歩きの人気スポット。昔は一度か二度は遊ばせてもらった。今は林道歩きを楽しむ。林道と言っても狭いがよく作られた山道。新緑のころ、紅葉のころ、雪残るころも美しい。



真夏も緑と日影と沢風求めて。あるいは石尾根と榧ノ木尾根への落葉樹の枝尾根を歩く。植林帯をジグザグに汗を流すと柔らかい風のなかいつの間に落葉樹の森に入った。水根山下の巻き道で榧ノ木尾根と縦走路につながる。





石尾根縦走路は将門馬場(1455m)、城山(1523m)、水根山(1620m))では巻き道として1400m台をゆったりとつないでいる。気分よく歩いていたら、なにやら気配、振り向くとトレランのお兄さん、いつからいたんだよ、声かけてほしかったな。それくらい歩きやすい平坦な道。平日なんで石尾根も静かだった。

六つ石山山頂には無味乾燥な石作りの山名標石が突っ立っていた。建てられたのは石尾根全部のようだが手作りバラバラで味のあった歴史が感じられた山名板が懐かしい。



最後は六つ石山から標高差900mを1h45のところ2hかけて降りてきた。足が痛み出し休み休みだから仕方がない。
水根集落の最初の家のワン公だった。おばあちゃんが出てきて「登山者に付いていくんですよ」「どうして、どうして道案内してもらいましたよ」と僕たち。30,40年前の冬の日、山頂で熱い鍋を仲間達と囲んだ記憶。

15時過ぎまで暑くて北東に積乱雲。遠くで雷鳴。バス降りた奥多摩駅前でポツリポツリ。商店に走りB缶手に速足でホームへ駆け込む。まもなく土砂降り、間に合ってよかった。その後、このところ通例になってしまった河辺駅前梅の湯へ。

水根BS(530m) 9:15…水根キャンプ9:25…(水根林道)…右岸に渡る10:44,11:00…ZIGZAG小屋掛け12:06,
…巻道(カヤノキ・水根)分岐(1440m)12:50,13:15…縦走路・巻道分岐13:28…六つ石分岐14:20…六つ石山
14:25,35…トオノクボ水根分岐14:58…水根BS 16:20,   歩:7h   奥多摩到着後、雨降り出す。






 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北沢峠から仙丈岳

2018-08-12 | 山行
2018年8月12,13日 当初、仲間4人で三泊四日で南アルプス・仙塩尾根から蝙蝠尾根縦走を計画した。歩き残されていたロングコースだ。ところが、言いだしっぺの自分が体調不良で縦走参加が困難になってしまった。持病と加齢と鍛錬不足によるもの。それで、皆んなに許していただき計画第一日目の仙丈岳のみに妻と参加した。3人の精鋭縦走隊は計画通り完走した。

前日、11日に甲府駅前のビジネスホテルに素泊まりして朝の2番バスに乗った。広河原で町営バスに乗り換えて懐かしい北沢峠に到着。その昔、45年前、北沢峠へは広河原から砂利道の林道を延々歩いた。皆、横長のキスリング・ザックだった。鬱蒼とした樹林の峠手前で右に折れ北沢長衛小屋の前で幕営した。それが最初の北沢峠だった。雨のGWで目指す仙丈岳は小仙丈岳までしか届かなかった。町の山岳会に入って2回目のGW合宿で前年は鳳凰三山、それから何度か北沢峠にやってきた。甲斐駒や早川尾根、北岳~両股。今は積雪期を除いて戸台からも広河原からも、バスが来る。大昔、延々(えんえん)と歩いて辿りついた北沢峠だったのに、隔世の感。

峠から大平山荘に近道で降りて、藪沢沿いの道を辿る、樹林の涼しい道で沢を横切れば馬の背ヒュッテはまもなく。途中、樹林の切れ間から雲間に甲斐駒と鋸尾根。カミさんはしばらく振りの山道で縦走パーテイに遅れまいと頑張るが泣きが入る。





ヒュッテは建て替えられて綺麗になっていた。ネットで仕切られたお花畑とハイマツの道を登りきるとガスの間に藪沢カールと小屋が見えてきた。雨具を着こんで登っていくとガラ場道の水場(水出てるじゃないか)を過ぎ仙丈小屋着。





昔、カール底に避難小屋があった。幕営禁止になってから立派な山小屋に建て替えたらしい。小屋は3階建で1階は倉庫、2階が受付、食堂,3階が寝室2部屋。定員55人。発電機、風力発電設備。天然の水は出たり止まったり。
翌朝4時、縦走の3人が起き出したので食堂で見送った。仙塩縦走パーテイは何組かいるようだ。

我々もガスってるので雨具着て5:40出発。右手の尾根に上がると明るくなってきた。仙丈山頂6:13着、しばし懐かしい景色を楽しむ。ガスが切れたところで上がった背後の太陽演出のブロッケン現象だ、久し振り。今日はお天気も安定空模様で縦走パーテイは順調と思われる。直下の陽当たりで朝食のお弁当を開く。







往路下山、仙丈小屋下の水場は断水、やはり乏しいようだ。馬の背ヒュッテの下で沢渡り藪沢小屋経由の巻き道。南アルプスらしい樹林の静かな道だった。





五合目に出ると大勢の登山者が休んでいてそのまま尾根道を下る。北沢峠に下りたが13:30まで2時間近くバスがないので、北沢峠こもれび山荘で休憩した。

8/12(日) 甲府駅発7:05=山交バス=8:58広河原9:00=市営バス=9:25北沢峠  1950+1000
 北沢峠9:40…大平山荘9:50…馬の背ヒュッテ12:40,13:20…仙丈小屋14:35 歩:5h
8/13(月) 同小屋5:40…仙丈岳6:13,6:40…休憩…仙丈小屋7:30…馬の背ヒュッテ8:45,9:00…五合目9:5…北沢峠11:15  歩:5h30      峠の山荘で食事休憩   北沢峠13:30=バス=広河原13:55,14:00=バス=甲府15:55
甲府駅前の居酒屋で下山祝いしてたら雷様襲来、甲府盆地は土砂降り。縦走パーテイは熊平小屋に届いただろうか?
我々は、17:頃の普通電車で帰京した。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする