山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

飯豊縦走・奥胎内足の松尾根から朳差、大日、飯豊本山

2016-07-30 | 山行
2016年7月30日(土)~8月3日(水)
過去に切れ切れに足を運んでいたが、朳差岳からの飯豊縦走は自分のなかで年齢・体力的に無理と思っていた。しかし高齢者山行として時間とコストかけて、素敵な仲間達が集まって実現できた。花いっぱいの飯豊連峰だった。

昔歩いた記録
No,132 1975.9.21—24  川入~切合小屋~カイラギ小屋~地神山~飯豊山荘 三泊四日  41年前
No,319 1991.8.14—15  弥平四朗~切合小屋(幕)~飯豊本山  一泊二日        25年前
No,445 1999.7.10—11  地蔵尾根~切合小屋(泊)~飯豊本山  一泊二日      17年前
No,584 2007.6.2—3   地蔵尾根~(幕)~飯豊本山      一泊二日      9年前

行 程:
一日目:東京発10:16=上越新幹線MAXとき315=新潟12:23,13:43=羽越線=中条14:39
夕食・朝食は新潟で購入し中条=タクシー奥胎内ヒュッテ15:30 ヒュッテ隣の元キャンプ場にテント泊


  
瀟洒な奥胎内ヒュッテ、ここより朳差岳を日帰りピストンする人も多いらしい。大石山から主稜線に入るとマツムシソウ  とかお花畑の歓迎。 





 二日目:3-4-5  曇り時々小雨 ヒュッテ前5:25より乗合タクシイ10分で足の松尾根取付き迄
  取付き5:35…大石山(1567)11:30デポ…朳差岳(1638)13:40…大石山15:24…頼母木小屋16:24
                               歩 約11h  テント泊








頼母木小屋の美味い引き水、きれいなバイオトイレ、日本海が望め小屋前の素敵な天場だった。
素晴らしい星空で久しぶりの銀河だった。

三日目:3-4-5 曇り時々晴れ






 頼母木小屋4:52…地神山(1849)6:15…門内岳(1887)7:43…北股岳(2024)9:05…御手洗池12:59  天狗庭13:44…御西小屋15:00               歩 約10h  テント泊




41年前も地神北峰から丸森尾根を飯豊山荘に下っていた。御西から門内の飯豊核心部を歩いて満足してしまい、そのあ  と40年も朳差岳に来られなかった。それだけに感慨深さひとしお。




 四日目:3-4-5  曇り時々小雨、夜は激しい雷雨




御西小屋5:…大日岳6:14,…御西小屋7:49,テント撤収9:17…飯豊本山11:13…本山小屋11:40…露岩(御秘所)     12:38…切合小屋13:50 テント泊   歩約9h    夕方から夜半に雷雨(福島県南部から関東)


大日岳も主稜線から離れてることもあり、なかなか踏むことができなかった。数年前にオンベ松尾根の計画がボツになっ  てしまったし。お花畑が続いていたが残念ながら朝方は雲が低かった。

五日目:3-4-5  曇り時々晴れ
切合小屋5:10…三国小屋6:50,7:05…岩稜・剣ケ峰7:26…横峰小屋跡8:52…表参道口(御沢の杉、栃)10:30,33…御沢 キャンプ場10:43              歩約5h30







三国小屋から少し岩稜が続く。小屋番氏が背負子に水タンクを谷筋から繰り返しボッカしていた。
地蔵山から再び、ブナの大樹の続く尾根を御沢に降りた。







御沢キャンプ場=タクシー40分=山都・飯豊荘(清掃焼却施設で入浴可)
飯豊荘=タクシー10分=山都駅13:22,13:36=磐越西線=会津若松14:05(食事)15:06=郡山=東北新幹線=東京にはま だ明るいうちに着いてしまった
コースタイム:手元の昭文社1997版だと最新版の中高齢者向けと比べ早すぎ、30%ほど割増にしないととても付いていけな       かった。 
主な費用:
 東京~新潟~中条(ジパング) 7480 中条~奥胎内ヒュッテ9230 ヒュッテ~足の松尾根取付500 
 御沢~山都飯豊荘7800 飯豊荘~山都駅1500 山都~郡山~東京(ジパング)6350
 各小屋のテント代500 素泊2000? Beer700~800   飯豊荘300
小 屋:全泊テントの印象。どの小屋も本来は避難小屋だ、夏季のみ小屋番が入る。話すと皆さん穏やかで親切で、飯豊が大   好きな面々だった。僕たちがテント泊で歩いてきたせいかもしれないが。
 
お 花:マツムシソウ、タカネナデシコ テガタチドリ ミネズオウ ハクサンイチゲ チングルマ
ミヤマキンポウゲ シナノキンバイ ミヤマリンドウ ソバナ アオノツガザクラ イワギキョウ 
ヨツバシオガマ トモエシオガマ ハクサンコザクラ イワベンケイ ミヤマダイコンソウ
ウサギギク ハクサンフウロ ミヤマゼンコ ウルップソウ ウスユキソウ バイケイソウ キスゲ クガイソウ シシウド ヤナギラン シモツケソウ ダイモンジソウ リンネソウ コオニユリ クルマユリ  等々、自宅で思いだし書き集め

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立山みくりが池プラス奥大日岳

2016-07-25 | 山行
毎年梅雨明け時季に立山みくりが池温泉に出かけるのが恒例になっている。学校時代の山好きの仲間達の集まりだ。今年は、一日前に入山して奥大日岳に登ることにしていた。ところが、一緒に行く筈だったA荻さんが急病(帯状疱疹)で、静養してから入山することになり一人旅になった。

前夜、バスタ新宿から夜行バスで富山に降り、電鉄富山から電車、ケーブル、バスと乗り継いで室堂に立ったがどうやら、曇り空で午後より雨交じりとなるらしい。

身支度して観光客と共に雷鳥沢に向かう。地獄谷の噴気ガスが予想以上にひどくて雷鳥荘前通過も咳き込むありさま、通行注意の看板多数。今夜の宿の雷鳥沢ヒュッテに荷物の一部を預けて出発した。


 
 出発時は曇りだったし稜線も見えていた。乗越に入るとガスの中に入り視界なくなる。すると、さっそく雷
鳥達のお迎えだ。降りてきた人が家族連れがいましたよ、と。山頂真近で数家族に出会う。丸々太りの子供4,5羽連れて迎えてくれた。ガスのなかだがチングルマ とか キンポウゲのお花畑に心が洗われた。





7/25(月)室堂9:05…雷鳥沢ヒュッテ9:50,荷物一部デポ9:55…雷鳥沢キャンプ場10:00…橋10:04…
大日・雷鳥沢分岐10:07…新室堂乗越10:40…室堂乗越10:57…奥大日分岐12:26…奥大日岳12:28,12:40
…室堂乗越13:47…橋14:28…雷鳥沢ヒュッテ14:45




ヒュッテに戻り温泉で温まり玄関先で雨の音を聞きながら飲む生ビールは最高。個室は満室だったが、大広間には3人だけでゆっくり寝られた。

翌7/26(火)雨は降り続きAM10時頃、集合場所のみくりが池温泉に移動した。富山県側がひどく降ったようで長野県側も道路渋滞があったらしい。メンバーのO菅さんから遅れ連絡があったきりで何も分からず、それでも15時過ぎには全員(8人)集まり、いつもの交流会になった。



7/27(水)もあまり晴れず雲も低く、室堂平散策をして扇沢へ降りて車3台に分乗して流れ解散した。
 下界は夏雲の夏になっていた。
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