山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

天女山尾根から権現岳

2018-02-24 | 山行
2018年2月24日(土) 南八ヶ岳で降雪直後だとラッセルと長い尾根でトレース少なく渋めのコース。雪山歩き習熟を目的で天女山尾根を往復した。強風で前三ツ頭が最高到達点になった。
リーダーの北杜市在住Aさん宅に泊めていただき登山口の天女山入口まで車を出していただいた。



真暗闇のゲート(1370m)の駐車スペースにはすでに6,7台で満車か、辛くも確保して身支度。晴れてるが星空は薄い。ゲートの積雪10cmほどだが、そのまま遊歩道では踏み固められている。15分ほどで天女山の駐車場に出る。

急いで先週テストしたチェーンスパイクを冬靴に装着した。八ヶ岳横断歩道が交差する天の河原(1620m)にテ
ント1張、これよりリーダーのAさんトップでほかメンバーが続き私は最後尾を追う。
樹林を抜けた先は開けた緩い傾斜の尾根(ベンチあり1750m)で前方に大きく三ッ頭が朝焼けしていた。
さらに傾斜が強まる手前(1900付近)の樹林でアイゼンに代える。



「てんくら」の天気予報では3000m上空の風速が20m台から前日29m/sにアップ。前三ッ~三ッ頭、山頂
にかけて特に風が強いらしい。樹林のなかでは音だけ吠えていたが上は、いかほどだろう。

古い「2000m看板」がGPSでは1980mだったがさらに急になり今度は「ここが一番キツイ」看板に辿りつく。ここは一昨年歩いた御題目尾根の頭(2170m)で露岩があった。



樹林の急登をジグザグで上がると前三ッの頭だ。樹林帯から前三ッに出た途端、左手からの強い風に押し返された。標柱の先に出るとさらに強い風圧に出会った、20m以上の感触。



向かいの三ッ頭上に低い雲が速い速度で越えている。山頂まで2hほどとのことだが、我々は今回は無理せずここまでとして下山することにした。交替で記念撮影して次の機会を皆で約束した。



浅い積雪の急坂はアイゼン履いた下山の良い練習になる、晴れた下界を眺めながら1h少々で1750mの開けた尾根に降りてきた。ベンチで休憩してアイゼン外す。振り返れば前三ッ、三ッ頭、権現が青空に白雲をなびかせていた。

さらに30分ほどで天女山のゲート着、車が路肩にもはみ出して満車状態だった。
帰りは大泉温泉パノラマ湯に寄って休憩して長坂駅まで送っていただいた。


P(1370) 5:35…天女山P(1528)5:53,57…天の河原6:19…ベンチ(1750)6:40…アイゼン…2000m看板7:48(GPS
では1980m)…キツイ看板8:22(御題目尾根)…前三ッ手前樹林8:55,9:10…前三ッ頭(2364m)9:15~9:22
(予想の強風帯、上空雲低く早く下山判断)…直下樹林9:24,30…キツイ看板9:52…ベンチ10:50,11:10
(アイゼン外す)…ゲートP着P11:45,   歩:上り3h40,下り2h20
P 12:10乗車=大泉温泉パノラマ湯で入浴、食事12:30,14:=長坂駅解散




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鷹ノ巣山

2018-02-18 | 山行
2018年2月18日(日) 雪山山行のための足慣らしと新規購入品のテストを兼ねていつもの鷹ノ巣山に出かけた。山の天気予報の「てんくら」ではCだったのに奥多摩駅から眺めた西の空はピーカンだった。

巳ノ戸橋わたると山道には1月末の残雪が凍結しており、さっそくチェーンスパイクの出番。今日は、軽アイゼンのほかに新兵器を持参した。

装着簡単、外れ止めテープあり。前後方向の力にはチェーンで支えるられる。サイド側の力にはゴムがずれてくるので注意。できるだけフラットの足の置き方で歩行する。足裏の土踏まずの前部と踵下にスパイク付きのプレートがあり、ガッシリ雪面に食い込む。これで前4本、後8本の12本爪になる。軽アイゼンと呼ばれる4本爪、6本爪より滑らず頼れる。重量465gと軽くコンパクト。問題は耐久性か。

稲村岩尾根を往復した。上り2hを下り1hで降りた。後半は踵部のゴムが引っ張られスパイクが浮いてカチャカチャ音たてていた。が、最後まで外れることは無かった。ゴムが劣化して脆くなると切れやすいかもしれない。これで価格2000円は安い。ザックカバー、伸縮ストックとともに登山用品のヒット作だ。



バスで一緒だった高校生の一団(15人ほど)に追いつかれずに安心して歩いていた、初めはアイゼン外れたり、雪道歩きに手こづっていた。それも初めのうちだけで、まもなく歩き馴れたのか、彼らにあっさり抜かれてしまった。冬枯れに差し込む陽射しが美しく、ふくよかな雪面に木々の影を落とす。

鷹ノ巣山山頂着、くだんの学生達が休憩しており穏やかな光景だ。高曇りで風無く、石尾根も地面むき出しで
次の降雪を待っていた。
今回は足慣らしなのでいつもの榧木尾根は止めて往路下山することにした。





ところが決断が遅れてしまい、反省。東日原発のバス本数が少なく結局バス停で1hも待つことになった。

東日原9:10…巳ノ戸橋9:21…残雪凍結、チェーンスパイク…稲村岩コル10:16…ヒルメシクイの頭12:26…鷹
ノ巣山12:54,13:20…稲村岩のコル14:27…巳ノ戸橋14:59…東日原15:25  上り3h40、下り2h
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