山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

天城高原 万二郎と万三郎岳

2016-03-30 | 山行
2016年3月30日(水)お天気が良さそうなので家族ハイキングに行こうと、伊豆天城山に出かけることになった。

新幹線で熱海から伊東に入り天城高原GCへのシャトルバス(路線バスの東海バスが、GC敷地内に入ると突然運賃が倍の1000円になった)に乗り継ぎ、ハイカー専用駐車場前の登山口に着いた。

ここは天城峠への縦走路入口になっている。一週間前の雪か雨が乾いた様子でぬかるみを歩くことは回避された。青空で穏やかなハイキング日和だ。4か国語の道標と掲示板だらけで階段が多くいささか疲れる。



万二郎からはアセビの濃い山道だ。途中よりアマギシャクナゲの群生も見受けられる。
期待した富士山もぼやけていて残念。万三郎では休んでいても風強く寒くて10℃早々に周回コースを下山した。



BSでバス時間待ちが寒いので、ゴルフ場のレストハウスへ移動する。奥さんが「あっ、ココよココ」どうやら以前に来たことがあるようだ。そのときは車で夜中に雨中到着して、玄関前にテント泊させていただいたそうだ。もちろん明るくなる前に移動して翌日は観光旅行に切り替わったらしい。
 
天城高原BSまで5hほどのコース。晴れて風の無い日に富士と海を見ながら歩きたいもの。

伊東7:44着,7:55=東海バス=天城高原GC 8:50着
 BS前の縦走路登山口9:10…万二郎岳10:20…万三郎岳11:34,11:55…涸沢分岐12:42…四辻13:54…天城高原BS14:15,
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上越・東谷山と日白山

2016-03-26 | 山行
2016年3月26日 たまたま少し早く、家を出たところ東京駅の新幹線ホームが騒然としていた。隣の21番ホームから北海道新幹線の一号車が出発するとか、大勢の鉄ちゃん、報道陣、お偉いさんとお客様たち。6:32発で函館北斗という駅に10:58着、函館へは更に快速電車に乗り換えて11:25には到着するという。4h30分も椅子に座っていらんないよ、秋田も遠かったけれど。北海道へは飛行機かフェリーがいいな。



そうこうするうちに上越新幹線とき303号は1h10で長いトンネルを抜けて越後湯沢に着いてしまいメンバー全員の顔が揃った。さらに東口から越後湯沢発8:30の西武クリスタル(浅貝)行に乗車して約30分で田代二居BSに到着した。

2年越しの日白山周回を計画したが今年は雪が少なくて藪こぎ覚悟、ところが前日まで3日間連続で降雪があったそうで新雪が新たに4,50cmは積もってしまった。二居集落の大通りから右に山に入る道の角に二居峠への道標があった。旧三国街道で貝掛温泉へ越える道だったようだ。

3,4月の日白山をネットで検索すると二居峠には雪に埋もれたアズマヤがあった、見慣れた光景だが目の前にはうっすらの雪はあるだけなので2mは積雪が少ないということなんだろう。



アズマヤの裏手より笹藪を尾根に取りつく、灌木が跳ね起きた藪を押し広げながら雪面を登っていくと先行者の深めのトレースが付いている。巨大鉄塔からまだしばらく藪と崖の境目を登っていく。



向かいの尾根は想像と異なり薄黒く樹林と灌木や笹のボサに覆われているようだ。青空を背景に枝越しにしだいに白い峰々が浮き上がってくる。

広い尾根に乗りかかればブナやらの自然林のなかを登るようになる。前方の十数人の高校生のグループ(神奈川の学生)は、日白山付近に幕営してタカマタギまたは平標に向かうらしい。

東西に長い東谷山の山頂からは、谷川連峰の平標から仙ノ倉、万太郎に続く白い壁が望まれる。





日白山へは一旦、急斜面を深く落ちてからまだまだありそうだ。

そして、この先にはトレースがない、学生のラッセル隊が張り切っても予定時間は過ぎてしまうし、藪を迂回して雪の多めの谷に降りてもラッセルでは時間がかかりすぎる。遅い歩き出しの我々にはここが最高到達点と判断した。



層積雲が広がってきて寒くなってくるので、一休みしてから往路を戻り始めた。二居峠から南方を見ると国道と元橋方面が見えた。



集落から国道の二居大橋手前の「宿場の湯」で温まり歩5分の17:15の越後湯沢行バスに乗って帰京した。
こんな雪国の山に行くのにアクセスがわずか1h30で済むなんてまさに隔世の感だ。
また、普通の積雪の年にもっと時間をかけて周回コースを計画したい。

二居集落9:30…二居峠10:15,25…鉄塔10:48…東谷山12:45,13:30…二居集落15:10…宿場の湯15:16

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鷹巣山から榧の木尾根

2016-03-21 | 山行
2016年3月21日 いろいろ事情があってお山を二ケ月ほど離れていた。前日の天気予報では翌日のほうが好天の筈だった。
前日カミさんと見に行った靖国神社の東京開花の基準木が2輪のみで、気象庁職員の発表に報道陣と見物人達がガッカリして解散。

翌朝、空気は冷えており曇りだ、また外れたか、開花もまだまだか。
奥多摩発8:35東日原行バスの行列では「この空模様はイマイチでしたね」の会話。川乗橋で乗客の9割が下車したので足ごしらえとか準備をした。寒いので重ね着のままで歩きだす。雲は低くぼやけた石尾根上部に白いものが見えた。

民家の脇の階段を下りて日原川を橋で渡って、植林の道に入る、右手の枝沢沿いに堰堤の脇を登り荒れたワサビ田を見送って急なジグザグに入る前で重ね着を脱いで温度調整をする。バスを一緒に降りた5,6人ほどが前を歩いている。

稲子岩の鞍部についたが、やはり1時間かかってしまった。余裕の若い女性達が稲村岩を登っていく後姿を見て一息ついて出発。低い雲でぼんやりした暗い急な登りをしばらくするとちらほら白いものが木立に目立ちはじめて1300m付近で北面は雪景色になってしまった。昨夜避難小屋に泊まった人達の話では夕べからの降雪が3cmほどあったらしい。

一休みしてあと1時間ガンバらねばと腰を上げる。遠くで遠雷のような音がしてナント細かい雪が降ってきた。ヒルメシクイのタワ辺りではしっかり雪山になっていて歩きにくい。山頂直下は道型が凍りつき滑りやすくて登りにくい。ようよう辿り着いた山頂には休憩中に追い越していった女性達が腰を下ろすところだった。視界は無いが雲が早くて頭上が明るくなると青空が見えかけてきた。

パンをかじっていると視界が開けてきた。山頂まわり北側の樹林が白く見事な樹氷の花が咲いていた。
15分ほど休んで樹氷の石尾根を下り始めた。



途中右に降りて縦走路の巻き道に入り、榧の木分岐から榧ノ木尾根に入る。南面は着雪は疎らになりまもなく消えて冬枯れの道になった。水根谷への分岐を過ぎると完全に一人旅になる、登りの足跡が一つ付いていたが薄く雪をかぶっているところから今朝ほど一人上がってきたらしい。榧ノ木山を巻いたところで後ろから男性が降りてきた、地図片手に眺めまわしてるので「ノボリ尾根ですか」と聞くとそうだという。目印の道標を教えてあげて濡れた急坂に注意とアドバイスした。

ふたたび尾根が広がり自然林のぶ厚い落ち葉みちが始まる、大好きな榧ノ木尾根だが人気が少ないのは幸いなこと。

広い倉戸山山頂は葉を落として見通しがよくて午後の陽ざしに倒木のベンチでしばしまどろむ。下山はいつものショートカットの近道を急いで奥多摩湖BSに降りた。

時刻表を確認して「水とみどりのふれあい館」に駆け込み最上階の土産物売り場へ立ち寄る。BSの行列を前に下山祝いの缶Bを開けるひとときは至福の時間、祝日の奥多摩行15:58バスは、始発でしかもホリデー快速に接続している。バス車内で2本目を開けて心地よい揺れと夢心地の帰京になる。

その日は東京では開花宣言が出たそうで、寒かったのは山だけらしい。

東日原8:08…稲村岩鞍部10:10…1350m11:15…鷹巣山12:30,45…倉戸山14:30,40…奥多摩湖BS 15:45
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