2014年2月1日 前夜リーダーの八ヶ岳山麓の山小屋で寝かせていただき、翌朝、R241を走り稲子湯に到着した。今日はメンバー5名、スキー場に向かう雪の林道をもう少し行くとシラビソ小屋への歩道に交わる入口に駐車スペースがあり登山口になっている。
今日は我々が一番乗りのようだ。身支度を終えゲートを越えて橋を渡る、歩きやすく掘れた小道が続いており積雪は山靴が埋まる程度だ。青空にまっすぐの木々が映えて気分も高潮。1700m付近から山道になりジグザグに沢沿いに登っていく。
帰りのシリセードコースの下見をしながら2000mの台地に辿り着くとまもなくストーブの薪の芳しい香りがしてシラビソ小屋に到着した。
みどり池が真っ白な広場になっていて、その上に青空をバックの真っ白な天狗の岩壁が仰げる。昔ながらの古い平屋の山小屋の背後に二階建てが増設してあるのだが目立たないところが良い。
小屋で話しを聞く、翌日の悪天予報、中山峠までトレースなし、時間配分から周回縦走の計画は中止としてシラビソ小屋(2010m)止まりとした。翌朝の前線通過が確実だったので、中山峠まで無理に入ることも無い。しかし素晴らしい晴天なのでそのままテントに潜り込む訳にもいかず空身で数時間楽しむことになった。
テンバで休憩し行動食を腹に収めて荷物をそのままに空身で出発。池を回り込んでワカンを履いた。本沢温泉分岐からは数日前に中山峠に届かず戻ってきたというパーティの足跡が雪に埋もれて残っていた。1時間ほど膝下のラッセルを頑張ってシラビソの樹林のなか、もう峠への壁の直下(2330m付近)でUターンすることになった。
小屋で休みたいのを我慢してテント設営する。強風もさることながら、風の吹き抜ける位置にテンバがあるのが気に喰わないが、幕営代を払えば真水をもらえるのとバイオトイレは有り難い。
翌朝、強風の曇り空から雪が舞ってきた。テント撤収して身支度を整え下山することに。行きに見つけておいたシリセードコースで遊ぶのも下山時の別のお楽しみ。暖かいので1700mを過ぎると小雪は雨に変わった。
稲子湯の一番風呂(9時~)でゆっくりと温まり再び、往路を帰京した。
2/1 P発8:25…シラビソ小屋10:50,デポ休憩11:55…本沢温泉分岐12:05…2230m地点
13:15(Uターン)…小屋着14:15、テント設営 晴れ・強風。
2/2 テント撤収出発8:05…稲子湯登山口9:10、15=稲子湯9:20