山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

御池から燧岳(会津丸山岳改め)

2018-04-29 | 山行
018年4月29,30日 GW後半の会津丸山岳を目指していたが、荒天予報で日程と山を変更した。
ここ5,6年GWは会越の山々に通っている。残雪豊富、麓の新緑始まり桜満開の山里の春を巡り満喫していた。はるかな憧れの山々がある。会津朝日から会津丸山、高幽、坪入、窓明、会津駒に連なる長大な尾根。残雪の頃、天気の安定した時期に近年山仲間に加わった強力なメンバー達を得て、計画を始めたのが昨年終わり頃。具体的な山行予告をニュース2018-1月号に載せた。当初、ゲスト3名含めて10名での計画あんを作った。それが、期日が近づくにつれ日程、体調とかいろんな理由で減り4名に、さらに天候要因で日程変更して3名になってしまった。

一泊二日で残雪豊富、山里の大好きな春景色の会津駒と燧岳を選び最後はL権限で燧岳になった。
バス開通前の静かな御池Pは、真っ青な空、真っ白な残雪、針葉樹林の濃い緑、心沸き立つ出発風景。



直接、尾根に取りついて歩き始め、樹林が開けると目標の燧岳が望まれる。





自分含めて山仲間の高齢化で憧れの具体化は年と共に困難になってきており行けるときに行っておかないと。
燧岳は15年振り。最初は45年前、何も分からず書物の知識とスキーと憧れだけで三平峠越え尾瀬沼、燧岳を周回して七入に下りた。桧枝岐から会津駒往復、もちろんスキーは快適。この時の技術、経験不足が山岳会入会のキッカケ。
秋の紅葉、初夏に5月のスキーと今回で5回目の燧岳。

広沢田代、熊沢田代と楽しみ、同行の若手女性のガシガシ歩く後姿を追いつつ、高みを目指す。急登にかかると過去の山行場面が目に浮かぶ。好天で残雪は柔らかい、帰りの尻セードが楽しみ、彼女のご所望メニューだ。

燧岳の山頂は柴安嵓(2356m)と俎嵓(2346m)の二峰あって低い方の俎嵓(マナイタグラ)が山頂だ。





昨年の平ヶ岳は見えたが、柴安の陰で景鶴はみえない。残雪少なくて貧相に見える至仏山と尾瀬ヶ原は薄汚く見える。尾瀬沼は結氷してるせいか白いのだが、会津駒の左手に見える筈のお目当ての会津丸山岳は春霞と藪のせいか、特定できない。たちまち山頂での1時間が過ぎた、尻セード用の雨具(ズボン)をはいて下山だ。

初、尻セードの彼女にあれやこれや注意して、安全なコースで滑らせる。追い越して見せると後ろから大歓声が聞こえた。
たちまちとりこになったらしい。これも雪山に馴れ親しむ方法。そんなこんなで滑降コースを捜しながら、急坂を降りた。

熊沢田代では温まった木道に座り込んでお尻を乾かして燧岳を振り返る。

夏道の下り2h10のところ1h30で御池Pに着いてしまった。御池ロッジが使えないので、桧枝岐で食材買い込みお風呂と泊まり場に移動するだけ。お天気に恵まれ今年も春山の楽しみの凝縮されたGWになった。



4/28午後15時池袋発。東北道(蓮田まで1h30渋滞)=西那須野塩原IC=R400,R352=道の駅・番屋20:頃
4/29 道の駅7:00=桧枝岐=御池P 7:50
  御池(1510m)8:20…9:10広沢田代9:20…10:00熊沢田代10:30…11:45俎嵓の肩…俎嵓(三角点2346m) 
  12:00,12:55…13:30熊沢田代13:40…14:05広沢田代14:10…14:38御池P
           往復夏道5-6hのところ 上り:3h40下り:1h30 往復5h10
  桧枝岐で買い物JA,駒の湯(\500)、酒屋=道の駅・番屋で幕営
4/30道の駅8:頃=往路帰京=自宅14:頃
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水根沢林道からカヤノキ尾根

2018-04-19 | 山行
2018年4月19日(木) お天気の日を選んで、足慣らしに奥多摩は水根沢林道からカヤノキ尾根を歩きに行く。前日の雨で洗われて見事な新緑の水根沢谷の道を歩いた。染まるような緑色だった。



水根の集落を見下ろす杉林の山道が谷を見下ろしながらうねり、やっと木橋で右岸に渡る。そこからジグザグの急登が続き、峰々が近くなると石尾根の巻き道に出て左に行くと暗い樹林から明るい尾根分岐に着いた。



あたりはまだまだ冬枯れのブナ林だった。鷹巣から七ツ石への石尾根が見通せた。平日でもあり此処まで3人ほどとすれ違う。榧ノ木尾根は、落ち葉たっぷりを掻き分けて下って行く、大好きな尾根道だ。


倉戸山の手前1200mあたりからやっとカラマツが芽吹き始め、山肌に色が付き始めていた。

大麦代尾根に入ると右手から灰色の大型動物が高速で横切った、カモシカだ。奥多摩でもよく見かけるが、いつもゆったりした動きが特徴なので呆気にとられた。
湖を見下ろしながら、時間を気にしながら急ぎ足で下り今日も、BS前で一人下山祝いしてバスに乗り込む。

中野6:56=8:04青梅8:05=8:35奥多摩8:42=9:05水根BS
水根(530m)9:10…カヤノキ尾根分岐12:10,12:30…倉戸山(1169m)…大麦代尾根…14:55奥多摩湖BS
15:10=15:20奥多摩駅

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笹子山塊 中尾根から達沢山、旭山

2018-04-08 | 山行
笹子を越えて石和、笛吹川沿いの桃源郷へ行く、今日の相棒もOさん。
笹子駅を出ると新田行バスが見えた。思わずOさんに合図して手振り走る。40分儲けた。新田のバス終点から歩き出す、同乗者は京戸山に笹子峠道からとか。リニア工事用か林道入口のゲートを乗り越えて、進むこと10分ほどで見覚えの巡視路用白杭(鉄塔212)。山は伐採工事で巡視路ズタズタ、適に登り途中から踏み跡に乗り鉄塔212着。それから何度も通った歩き易い中尾根を行く。



ヤシオツツジ咲き新緑萌え始め古いベンチのある中尾根の頭、ここから笹子峠へは近い。左手が大洞山、美しいぶな林がある。そして三境(カヤノキビラノ頭)、立派な道標と案内図。

ここから達沢山への尾根道だ。途中の京戸山とナットウ箱山の名前と位置に諸説あるみたいで、地図名と現場の道標に差異。旭山も同様だ。あとナイフリッジ(地盤脆く注意)を通過すると京戸山本峰とも呼ばれる1439mで、北に狭い尾根を下ると林道含めて2h30ほどで中央道・釈迦堂PAにでる。地図上三角点のある1412mが京戸山でナットウ箱山と書かれた道標があり食事休憩した。達沢山手前の樹林の鞍部に南に下りる道は林道を経て立沢BSまで1h30ほど。



達沢山から、うっかり南西に下りる緩い踏み跡に誘われ30分ロスでここは北西に急坂を降りる。歩きだしの地図読みとコンパス確認が基本だ。この後も何度か尾根分岐でGPSに助けられる。達沢山から樹林の岩塊と溝状の道型を過ぎ1015mで狐新居(きつねあらい)分岐で一息。

時折、樹間から国道と民家が見える。16時過ぎに立木のビニルに旭山の字、842mで地図の地点。その先で道標・旭山(809.4m)で三角点あり。下界に桃畑のピンク色がみえてきた。

しばらく降りると蚕影(こかげ)山・道標625mで脇に石碑(蚕影山・明治29年)、記事では戦後、果樹地帯にな
る前は養蚕地帯で一面桑畑だった名残とか。

尾根末端のフェンスを出ると農道で棚状の桃畑を5分で「ももの里温泉」に到着。ネット割引で520円、石和温泉までのタクシー(3400円)呼んでお風呂に。笹子から山越えして桃源郷の笛吹市へ。



達沢山までは何人かにも会ったが、その先は、踏み跡も薄く久しぶりにGPSとコンパスと地図を睨んでも緊張が抜けない山行だった。同行の藪山好きのOさんに感謝、JRに乗車してからも下山祝いの酔いが続きで満ち足りた時間だった。

笹子8:03=バス=新田(760m)9:15,9:20…林道ゲート…白杭9:28…鉄塔212 9:59…中尾根頭(ベンチ)11:20,25…三境・カヤノキビラ頭(1411m)12:00,10…京戸山本峰(1439m)…京戸山・ナットウ箱山(1412m)13:13…達沢山(1358m)13:57,14:02~(道迷い戻る)14:35…狐新居(きつねあらい)分岐(1015m)15:35…旭山(地図の842m)16:09…旭山(道標809.5m三角点)16:28…蚕影(こかげ)山(625m)16:58、石碑…尾根末端フェンス17:15…ももの里温泉着17:20  
歩:8h

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春集中・弘法山 ③浅間山コース

2018-04-01 | 山行
2018年4月1日(日) 春集中・弘法山 ③浅間山コース  
恒例会山行の春集中は、お花見とかも兼ねて各コースからの集中山行で会員の親睦を高めている。今年は、東
丹沢の秦野駅に近い弘法山だ。暖かく桜の開花も早く、満開桜を期待できる。



秦野駅前早めにBSに行くとOさん、行列内にTさんと大山コースのKさんがいた。
8:05発ガラ空きの蓑毛行に乗車。蓑毛から入り右に関東ふれあいの道・蓑毛越へ向かう。ミツマタが咲いて
いた。林道を幾つか横切って蓑毛越。

ここから弘法山への尾根道だ。浅間山は巨大アンテナ施設あり迂回して道なり、木陰が続き気持ちよい。高取山着、高取山コースの面々はすでに発った時間なのに、何故か、現れた。



いろいろ訳ありの様子。ご一緒に出発、住宅街が近い新善波隧道上付近で、大汗の正井さん先頭に大山コース
(小竹さんも)が小走りで追い越して行った。

弘法山が近いらしく鶴巻温泉に下りるハイカーが多数。観光地の気配だ。まもなく弘法山着、お堂があり満開
の桜もあり混雑。先行の正井さん達がおり、集合場所を確認すると、まだ少し先の権現山に向かう。





両脇が見事な桜で雑踏を正井さん達もだらだら歩いてる。正式な集合場所の権現山山頂は広い芝地で奥に中華風の展望
塔があって、満開桜は、花吹雪での周りにシート拡げた花見客が多数。その一角に山雀本隊もすでに宴たけな
わで、集合時間10分前に全員集合。





蓑毛発8:34,蓑毛越9:32、高取山10:42,54、新善波隧道で大山組12:07、弘法山12:30,
権現山12:50,14:05下山、秦野駅14:55流れ解散

他に①本隊(秦野駅から直接、弘法山):6名
  ②高取山コース:4名
  ③浅間山コース:4名
  ④大山コース: 4名           合計 18名参加
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