山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

明日から11月

2008-10-31 | 楽しい時間
暮らし向きが変わったせいか、瞬く間に月日が過ぎてしまった。あと2ヶ月で新しい年を迎える。12月はあれこれと慌ただしく正月に突入してしまうのが、毎年のこと。

11月は一年の締めくくりの山行をやってきた。秋から冬へ野山の装いが改められ、自然の変化の大きい季節です。暦も、おまけに3連休が2回もあってしっかりした山行が組める月です。

ところが、すでに11月の各週末の予定が全て埋まってしまった。法事は仕方ない。それから、毎年11月最後の土曜日は、学生時代の仲間との忘年会。20年以上続いている。実はカミサンが先に3連休を押さえてしまったのだ。

今月は、私が2度のお泊まり山行をしたので、その代わりにという訳。高齢の両親と同居してるのだが、泊まりで一緒には家を空けないようにしている。年令の割には元気な両親と理解のある家族のお陰で山にも行かれる訳なのだが。

来月は、そんな訳で下界の晩秋を楽しむことになりそうだ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白山に初冠雪

2008-10-30 | 楽しい時間
夕べ、各地の高山に初冠雪。今朝、白くなった白山の映像がTVで流れた。2週間ほど例年より遅れているとのこと。9月27日に立山初冠雪とのニュースを聞いて以来だから。

今日は、結構冷え込んだ。11月半ばの陽気だそうだ。いよいよ、寒波の来襲も近いということだ。

来週には我が家も衣替えを終わらせないと、カミサンが一言つぶやいた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大平街道ウォーキングトレール

2008-10-28 | 山行
木曽谷、中仙道に始まり、妻籠宿から、中央アルプス山中を登って、大平宿、伊那谷・飯田宿まで、行程40km、標高差900mのこの道は、”四季の道”として多くのファンを持っている。
春はやまぶき、つつじ、夏は、玉アジサイ、秋はもみじ、冬の雪と、四季折々に愉しい道です。

大平街道に沿って、言葉の羅列
南木曾駅 国道19号 美しい日本歩きたくなる道500選 妻篭宿 馬篭宿 蘭(あららぎ) 国道265号 広瀬 幸助 漆畑 木地師の里 ブナ原生林 清内路峠 木曽見茶屋 アルプス展望台 古道 木曽(大平)峠 丁(はげ)山1628m かもしか生息地 県民の森 大平宿 斉藤茂吉歌碑 大平歩高楼 飯田峠 上水道取水口 黒川渓谷 摺古木山2169m 飯田峠旧道 三十三番観音 勝負平 鳩打林道 鳩打峠 
押沢山1499m 大平旧道 しし頭 笠松山 佐倉神社 松川入林道 市ノ瀬橋 鈴ケ平 安平路山2363m 風越山1535m 猿庫の泉 空木岳2864m 駒ヶ岳2956m

資料から NPO活動大平宿をのこす会


いろりの里大平宿 の民家利用申込書 の裏面の案内文より

どうです、訪れてみたいと思いませんか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南木曾岳、摺古木山と大平宿(2)

2008-10-26 | 山行
南木曾岳から下山後直行した檜張りの浴槽、源泉掛け流しの蘭(あららぎ)温泉でゆっくりしすぎたようだ。これから飯田市へ行き食材購入と今宵の宿のカギを受け取りに行かなくては。狭くてカーブだらけの大平街道をO会長はドラテクを駆使して駆け下りた。買い出し組とカギ組が合流して再び、街道を戻り大平宿に辿り着いたのが17時10分過ぎ、山里の日暮れは早かった。御宿は集落17軒の外れ、山林の中の大平集落はたちまち薄暗くなってしまった。

しかし、そこは山屋さんグループなので各自テキパキと働く、ブレーカーを見つけ裸電球が点灯し水道の栓を開け、簡単な掃除をして薪を運び込む。そうなんです、今夜の主役は、広い土間を上がった床に約2m角に切った囲炉裏なんです。真っ黒に煤けた自在が下がっている。土間と囲炉裏部屋の周りに8~10畳敷きの3室、トイレ、風呂、流し・かまど・調理台の一角があり3LKというところか。火付改め山屋氏により、たちまち囲炉裏に炎と煙がたち上り主不在の母屋が息を吹き返した。





巨大な鍋が吊され、2人のベテラン主婦により切り刻まれた食材が出番を待つ。時に18時20分、集落入り口に到着してから、宿に荷物を運び込み囲炉裏に火が入るまで1時間少々、実に素早い。それから15分ほどで湯が沸き、焼き網に炙りモノとして鱈の一夜干しやらエイヒレが香り、リーダーご発声で乾杯となる。
大鍋で野菜と豚肉が煮え、杯が酌み交わされる。その夜の酒の最高の肴は何と言っても、いろりの炎と熱。







「いろりの里 大平宿」は、江戸中期からの伊那谷の飯田と木曽を結んでいた大平街道で繁栄した宿場でした。国道が清内路に移った後、昭和45年の集団移住し廃村となったが、その後「便利さを追求する現代人が忘れてしまっている、火を使うこと、話しをすること、歩くこと、の実体験の場」として保存活動が行われている。⇒NPO活動大平宿をのこす会飯田市役所観課



翌10/26朝、あいにく雨降り、天気予報は大外れ。摺古木山へいく林道が荒れていることで山行は中止。木曽の観光をして帰京することになった。改めて、一軒ずつ家並みを眺めて歩いてみる。各々が落ち着いた佇まいをしている。建物は軒先が深く、道にせり出しているのが特長の「せがい造り」。旅人が休息したり雨宿りする為の配慮とか。民宿とは違うこと、食料、食器、シュラフ持参で泊まり賃が2300とは安い、僕たち山屋さんにとってもスンナリ入って行ける居心地のよい御宿でした。




苔むした石垣や墓碑。桜が花咲くのが5月上旬、新緑の季節が6月であれば、カラマツの芽吹きの頃に、登り残した山々を訪れながら再び泊まりに来たい大平宿でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南木曾岳、摺古木山と大平宿(1)

2008-10-25 | 山行
「なぎそだけ」「すりこぎやま」そして「おおだいらしゅく」と読む。エアリアマップ「木曽駒・空木岳」1998年版の下隅には摺古木山と大平宿があるが、南木曾岳は出ていない。

10月25,26日一泊二日の今日の顔ぶれは、先月の空木岳のO会長と山スキー、沢の得意なS尾さん、そしてベテラン女性2名。計画書が届いたらなんと私が最年少。いつもと違うメンバー構成と山好み。両山とも登山口より往復5時間程度そして囲炉裏の古民家に泊まる。

前夜24日の19時と早めの出発。新宿より中央道で伊那に向かう。飯田ICで降りて、最寄りの道の駅・天竜峡にてテント泊。翌25日朝、6時出発しR256で木曽に移動し南木曾岳登山口Pにて朝食を摂る。曇りだが明るい空に期待を。行動食と雨具だけの軽装で8時発。


40分ほどで下山道分岐、あちらはやや急坂とのこと。広葉樹が燃え常緑樹の檜、翌檜(あすなろ)、槙(まき)、等の木曽五木との色合い。頂上直下の見晴らしからは伊那谷の向こうに南アルプスの連嶺が指呼される。


南木曾岳の山頂(1676m)10時30分着は樹林の中で見晴らしはない。右手に回り込むように樹林を出ると展望台なんと苦手な巨岩の上だ、端には寄りたくない。ここからは北西側が御嶽山、乗鞍、北アルプスの南部が遠望できる。



笹原に埋まるように小綺麗な避難小屋があり、一段上からは北面の中央アルプスの重鎮達の展望所11時15分。まず目に飛び込んできたのは先月の空木岳だ。木曽殿に下る急傾斜の岩尾根ですぐに分かった。当然手前の巨大な岩の塊は南駒ヶ岳だ。 親切にも山名表示板が掲げられていた。




右手のたおやかな台地が明日目指す摺古木山(2168m)から安平路山(2363m)を経て北上する猛烈な笹藪尾根だ。摩利支天往復して下山道に入る。小さな山なのに紅葉した樹林の中の急降下だ。鎖場も数カ所ある。下山道分岐に落ちてまもなく登山口13時35分に着く。





2台しか無かった駐車場は満杯状態だった。何はともあれ温泉場の蘭(あららぎ)温泉に直行した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする