山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

水溶性絵の具の定着液(地図の防水) (Ⅱ)

2009-05-24 | 山道具
表題の地図の防水材料の実地テスト

トリパブという水溶性絵の具の定着液をプリンターで印刷した地図にコーテイングして、簡単な防水効果が得られないか、と実用性を試してみることに。

インクジェットのプリンターで印刷した巻機山の12500分の1の地図を2枚、それぞれ洗濯ばさみで挟んで表裏を古新聞の上でスプレーした。明日はお天気がイマイチのようなので念入りに3回も吹きかけた。

乾燥するとこの普通紙は、ゴワゴワになり透明のビニル地図ケースへの出し入れでもシワにならず具合がよい。

この防水行為が呼び水になってしまったのか、23日早朝からテントを叩く雨音で目覚めた。ペラペラの安テントのせいもあるが、枕元はすでに浸水している模様だ。

雨具を着込み出発、歩き出して1時間もすると、雨具の内側は蒸し暑さで濡れ、雨具を通して浸みこみ、身体は濡れ鼠状態になっていた。休憩時に地図ケースを取り出すが、よく見る為に雨の中へ地図を引っ張り出して読むことになる。

さすがにボールペンで書き込むのは書きにくいが、読むのに支障はなかった。家でボールペンで書き込んだメモ書きが滲んでいたがこれは、トリパブのアルコールで溶けたようだ。

そして、帰宅後に取り出してみた。まだ、湿っていたが等高線は滲んではいなかった。翌朝、乾いたものを調べたが、全く滲みはなかった。

この程度の実用には特に問題なく使えそうなことが分かった。インクジェット用という定着液もあったが、こちらでも充分使えそうだ。




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