北東北の山旅(6)

８月９日　北東北からの帰京

ホテルのロビーには夕べの興奮からさめやらぬツァー客がたむろしていた。五所川原8:05発の五能線の弘前行きに乗るために街を急いだ。ガラーンとしている、何事もなかったかのように、ゴミの山は当然全くなく、打ち水された路の木陰に散歩のお年寄りが集う、夏の朝の東北の街の風景。

岩木山の周りを回り、弘前9:01に着き荷物を預け2時間の待ち時間で津軽藩の弘前城址を見物。3重の濠のある立派な城跡だ。濠には睡蓮がピンクの花を咲かせていた。秋田13:51着。約1時間待ち、再び日本海に沿って南下すること2時間で酒田に到着した。

新潟発のムーンライトえちごとの待ち時間を考慮して、酒田でゆっくりすることにした。19:41発に乗る予定で3時間ほど市内見物と夕食に当てることにした。お目当てはJRポスターの吉永小百合の酒田・山居庄内米倉庫の風景。生憎く17時を過ぎて倉庫見物は出来なかったが夕景を楽しめた。古い家並みを眺めながら閑散とした街で食事の出来そうな店を見つける。

村上で乗り換えとうとう、新潟に着いた。10分待ちで23:35発車するムーンライトえちご　には、往きと違う雰囲気。これから東京に行く人、遊びに行く人混ぜて夜汽車のムードだった。今度の車両は、はつかり号。今日一日お世話になった18きっぷを確認する。




8月10日(日)新宿5:10⑦ホーム着。薄白く目覚めた街には早朝から人が溢れていた。ミステリアス・ワールド