ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/3日 遠望峰(とぼね)山の中腹を散策 その4:目立つ花が出て来ません。

2020-10-08 07:07:36 | 草花
この山入り時の暦の節気は”秋分”で次の節気である”寒露”が近い時でした。実際に今年における季節的には夏と秋の間の花の端境期のような感じがしていました。
おまけに日陰の車道歩きが主体ですので、花は出てこない筈ですね。
今回はどこまで行っても花らしい花には出逢えなかった山行だったような気がします。
唯一印象に残ったのは、派手な赤のヒガンバナだったかもしれません。(前回掲載済み)
イヌホオズキ ↓

ここではアメリカイヌホオズキとの区別ポイントを勉強していきます。



ジョロウグモのつがい ↓

皆さんが草花を見ている時に小生はわき道に外れて、ジョロウグモのご夫婦を見ていました。
(大きい方が♀、小さい方が♂)



御一行様 ↓

こちらが今回参加者の前半分です。後ろに同じくらいの人数が付いてきています。



不明 ↓

「アオミズ」と聞いたような気がしますが、聞き間違いだったような気がします。



フタリシズカ ↓

この時期ですので当然花の後、大分日が経っています。



コクラン ↓

花の後ですが、後ろの女性が「花の時季はいつ?」と聞いています。
「藪蚊に刺されながら花を見る」ので、梅雨の頃ではないでしょうか。ということになりました。



フユイチゴ ↓

まだ、未熟ですが実が付いています。



ケタガネソウ ↓

花の時季はたしか早春でした。小生はこれの花を一度しか見たことがありません。



不動ヶ滝 ↓

「不動」といかつい名前がついていましたので、堂々たる滝を想像していましたが、なんとも可愛いものでした。



サワフタギ ↓

別名は「ルリミノウシコロシ」という名前から瑠璃色の実を連想します。ここではまだ緑色の実ですね。「ウシコロシ→牛殺し」は牛を撲殺するという意味ではなくて、この枝から牛の鼻輪を作り、牛の自由な動きを封じた(動きを殺した)ことによるそうです。



ガンクビソウ ↓

ここに来るまでにもいくつかの株を見ていたのですが、ここでやっと”それらしい”花がついていました。



ボントクタデ ↓

花が疎らについて穂になり垂れ下がっています。葉は噛んでも辛みがありません。
ピリッとしたところがないのでボンクラ・ボンツクということでこの名前が付いたということです。

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10/3日 遠望峰(とぼね)山の中腹を散策 その3:草花の解説付きで楽しい歩行です。

2020-10-07 07:09:33 | 草花
今回参加者の中に一人だけ捕虫網を持った方がいました。「狙い目の昆虫は何ですか?」と尋ねると「アサギマダラ」だそうでした。
この日は天気が完全に曇り空で、雨が落ちてこないか心配なほどの空模様でしたので、蝶の飛翔は一切なくて、大変残念な時空でしたが、それでも道で行き合った人に聞いたところ、山頂付近でアサギマダラを一頭だけ見かけたということでした。
こういう出来不出来も時の運ですね。
小生は以前、一度だけですが、風の強い日に低山の山中で羽根休めをしていたアサギマダラに何十回と無く出遇ったことがありました。

山道歩きはごくスローペースで移動していきますが、植物の特徴や見分け方をを解説してくれますので、とてもありがたいことで、久しぶりに歩いた山道が楽しいものとなっています。
出てくる草花はほとんどの場合、我が家周辺で見るものばかりでしたが、それでも一つずつにきちんと向き合っていきます。

ミズヒキ ↓

山の中で見るこの草はとても活き活きとして見えます。



ノリウツギ ↓

見上げる高さのものを撮りましたが、花は枯れています。



アマチャヅル ↓

指導員の方から草の名前あてのクイズとして出されたものです。



ムラサキシキブ ↓

随分小さい実が付いていますが、未だ紫色ではありません。ここではムラサキシキブばかりが出て来て、ヤブムラサキは見ませんでした。



ヒガンバナ ↓

やや日陰地のヒガンバナですが、綺麗な色をしています。



アレチヌスビトハギ ↓

こんなところにまで北アメリカ原産のものが入って来ています。



ヨウシュヤマゴボウ ↓

こちらも北アメリカ原産ですね。



ダイコンソウ ↓

我家にあったオオダイコンソウは今夏の日照りと暑さで絶え果てましたが、山で見るこの花は生気があります。



ツユクサ ↓

今が盛りといったところでしょうか、出現j頻度はトップクラスでした。



ヒヨドリバナ ↓

捕虫網を持った方に聞いてみましたところ。「アサギマダラ」が一番寄って来るのはフジバカマで、ヒヨドリバナはその次ぎくらい」ということでした。
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10/3日 遠望峰(とぼね)山の中腹を散策 その2:歩き始めて出会うのは近所でも見かける花ばかりです。

2020-10-06 07:04:02 | 草花
総勢20名余りが、皆さんマスクを着用して、ソーシャルディスタンスを意識しながら行儀良く歩き出しました。
初めの300mくらいは歩行者用のプロムナード風の道を歩いて行きます。
道の両脇に、平地の我家の近くでも見かける花ばかりがどんどん出て来ます。
列の最前には草花に詳しい方が立ち止まって説明しながら進み、最後尾にも草花に詳しい幹事さんがついて説明の補助をしてくれます。そのほかに参加された方々は植物に造詣の深い方が大部分でしたから、自分の今までの知識の誤りの訂正や、届かなかった部分の補完に大変役に立ちます。
イタドリの雌花 ↓

翼の中心に種がついています。

イタドリの雄花 ↓



コナラ ↓

実はまだ青いですが、もうすぐ茶色の実となります。



チジミザサ ↓

ズボンに着く「ヒッツキムシ」の準備中です。



ネズミモチ ↓

実の色は未だ青いですが、その外見はすでに出来上がっています。



イヌタデ ↓

今回はこのほかにハナタデ、ボントクタデを見ていますが、ソーシャルディスタンスを意識してハナタデは撮り損ないました。



エノキグサ ↓

別名アミガサソウ(編み笠草)は、花序の基部にある苞葉が二つ折りになっている様子が農家の編み笠に似ているためだそうです。(トウダイグサ科)



クワクサ ↓

上のエノキグサに似たような雰囲気の草が出てきました。こちらはクワ科で若芽は食べられるようです。種子を飛ばす技も持っているそうですが、未だ見たことがありません。



ヤブマオ ↓

これも粗雑感のある草ですが、小生の背後で、「アサダマオ(浅田真央)」とか言っていました。音感は確かに浅田真央ちゃんと共通するものがあります。(イラクサ科)



ナガバヤブマオ ↓

葉の表面には若干艶があり、細長い葉であります。これも「如何にも粗雑な・・・」という草ですが、”ヤブ”がなくてナガバマオだけでしたら、音感的にはこちらの方が「浅田真央」ちゃんに近づきますね。(イラクサ科)


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10/3日 遠望峰(とぼね)山の中腹を散策 その1:久しぶりに山の中に入ってきました。

2020-10-05 07:00:00 | 草花
小生のところに西三河自然観察会主催の月例の観察会があるというお知らせメールが届きました。
この観察会には今から5年前に一度だけ参加したことがありましたが、今回の観察地は遠望峰(とぼね)山ということでした。
そこまでの距離は約20kmであり、運転免許証のない小生でも、自転車を漕げば往復できる距離にありますので、5年ぶりに参加することにしました。
当日は朝6時半には家を出て自転車を漕ぎだします。現地には1時間半後に到着しましたのですが、集合場所の詳細が分からず、集合地点を通り過ぎ、山道を「坂バカ」よろしく、頑張って漕ぎ進み、だいぶ上まで行ってしまいました。
様子がおかしいので山道を下って戻り、正規の集合場所に着いたのは、それでも集合時間よりも45分も前のことでした。
実行図 ↓

自転車走行も、徒歩区間も単純に往復しただけになっています。



断面図 ↓

自転車漕ぎは、往きに22km、復路で20km、徒歩区間は6kmでありました。



駐車場付近 ↓

まだ時間が早かったので、皆さんが着くまで、付近を歩いて見ます。
最初に貴嶺宮という神社にお参りします。



チャ ↓

神社の境内でチャの花を見ました。

神社から戻り、駐車場周辺の草地を見ておきます。

キンミズヒキ ↓

最初に目に入ったのは鮮やかな黄色でした。



キツネノマゴ ↓

この時期何処に行っても見かけるキツネノマゴも出て来ます。



キンエノコロ ↓

キンエノコロもこの時季にぴったりの姿で立っています。



中正神社 ↓

駐車場に面して中世社がありますが、神社と言うよりも社という感じがします。
この神社は中華民国の蒋介石先総統を祀るものだそうです。(中正は蒋介石の訓名)
蒋介石は太平洋戦争の終戦当日に日本に対する「以徳報怨」の演説(「かつての敵が行なった暴行に対して暴行をもって答え、これまでの彼らの優越感に対して奴隷的屈辱をもって答えるなら、仇討ちは、仇討ちを呼び、永遠に終ることはありません。これはわれわれの仁義の戦いの目的とするところでは、けっしてありません。」:抜粋)をしています。
今日の日本の姿があるのは蒋介石の力添えの為であるという感謝の気持ちを表しています。


メンバーが集まってきました。 ↓


自然観察指導員さんも ↓

指導員さんもついてくれます。
今回は総勢≒20名で午前9時に歩き出します。
「遠望峰山の山頂まで歩くのかどうか?」聞いたところ、「とてもそこまでは行けない。」とのことで、相当なスローペースで歩いて行くのだということが判りました。
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今宵はまん丸月夜 (勝手に「絶対的な満月」としています。)

2020-10-02 22:58:19 | 草花
ちょっと遠出をしようとして自転車を跨いだら、違和感があります。
なんとなんと、パンクしているではありませんか。早速自前の”自転車屋さん”が始まりました。
久しぶりのパンク修理で、大いに戸惑いました。おまけにチューブに貼るためのゴム糊が見当たりませんので仕方なく、日用品店まで行く羽目になりました。

そんなことがありましたので、パンク直しに2時間近くかかってしまいました。
それからやっとその自転車で漕ぎだし、帰ってくるころにはあたりはどっぷり暗くなっていました。
そこで、昨晩の中秋の名月の続きで、今度こそ絶対的な満月を眺めることになります。
東の空から昇りはじめた月はまん丸で、随分黄色味のある月でありました。
家に着いてから早速見通しの良い場所まで移動して撮ったのが、下の最初の写真です。

午後七時少し前の満月 ↓


そして午後八時半の満月 ↓

月の色は時間の経過と共に黄色味が取れて来て、中天では白く、煌々と輝いて来ます。



火星 ↓

ここのところ火星が月に近いところにいて、ツーショットで撮りたいところですが、明るさに差がありすぎてとても二つ並べて撮ることが出来ません。
それでも、星の中では実に明るくて、橙色の特徴ある光りで、すぐにそれと判ります。



今回出掛けたのは先日来問題になっていた”ホオズキの仲間”をしっかり確認するためでした。
先日、初めはホオズキとしてアップしたものですが、どうもホウズキとは違うようだとコメントを頂いていたものです。 ↓







田んぼの畦に生えていたこの草はナス科のホオズキ属でしょうね。
この草の背丈は50cmほどで、茎は4角状で稜があります。
葉も茎も毛はありません。
葉は対生で薄く、表は明るい緑色、裏はそれよりも浅い緑色、ふちは大きく鋸歯があります。
葉柄の長さは50ミリほど、葉身は103ミリ、葉の幅は54ミリでした。
実が付いているのに花も咲かせています。花の色は薄い黄色で直径は8ミリほど。
実の”袋(宿存萼)”は直径20ミリ、やや縦長で縦は30ミリ、”袋(宿存萼)”は先端で収束する10稜がある。(顕著な稜が5本でその間にもう一本ずつあり合計10本)
”袋(宿存萼)”の中の液果は球形で直径11ミリ、”袋(宿存萼)”のぶら下がる柄の長さは16ミリ。
この”ほおずき”は一体どういう名前のものでしょうね。
「ヒロハフウリンホオズキ」という種類がありますが、これは南・北米原産ですが、それに該当するのでしょうか。
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