赤猿峠から、比較的平坦な尾根道を、西から東に向けて歩いて、猿投山の一等三角点のある「山頂」を目指します。
ここで山頂に鉤括弧(「」)を付けたのは、その場所が真の最高点ではないからで、本当の最高地点は別の場所にあります。
今回は「山頂」も最高地点も踏んでいくことにしています。
尾根道で見たものから順に、レポートしていきます。
木の瘤 ↓
アカガシの叢生 ↓
薪炭として切り出された後から芽吹いた株でしょうか、叢生して大木化しています。
神島方面 ↓
稜線上で見晴らしの良さそうな場所に着くと、そこに農耕具を持った男性が居ました。なんでも東海自然歩道の整備にあたっているとかで、その人によると、こちらの方角に伊良湖水道上の神島が見えるそうです。
この時は空が汚れていて、それは見えません。
瀬戸方面 ↓
こちらは瀬戸方面だそうです。
山頂の稜線 ↓
その男性と別れて、なおも稜線を進みます。本来なら、この方角に、恵那山などが見えるという場所に着きましたが、この日は無理でした。
一等三角点のある「山頂」 ↓
「山頂」に着くと、そこには、三人の人が居ました。屈んでいるのは女性で、単独のトレラン・ランナーでした。男性二人は普通のハイカーでしたね。
一等三角点 ↓
国土地理院の地図上に、628.9mと表記されたその場所です。
「山頂」 ↓
適当な景色が得られて、それなりの広さもあり、ここを「山頂」としてもだれも異論をさしはさむことはないでしょうね。
ここから、今度は最高地点である、真の意味の山頂に向かいます。
ツルアリドオシ ↓
道沿いで、ツルアリドオシの実を見つけました。
ヤブコウジ ↓
同じ場所で、ヤブコウジの赤い実も見つけました。
カンアオイ ↓
やや光量の減じられた場所で、カンアオイが続けざまに出てきます。
最高地点 ↓
猿投山の最高地点に着きましたが、ここではあたりの立ち木に邪魔されて、見晴らしが全く利きません。
そして、人が集えるだけの広さもなくて、たしかに山頂としての風格は劣りますね。
早々に山頂を退去します。
東の宮 ↓
最高地点からすぐ降りたところに、東の宮はあります。
境内の大ケヤキ ↓
境内には大きなケヤキが立っていて、森厳さに、更なる重みを添えます。
自然観察路歩き ↓
境内を出て、分岐点が出てきます。今度は自然観察路を歩いて、西の宮を目指すことにします。
大杉 ↓
別に大した大きさには感じませんが、下の美花を見るための目印にします。
ミカエリソウ ↓
今山行ではミカエリソウに出会いたいと思っていました。そして思いもよらない場所で、これに出会いましたが、花を実際に見て、生育環境をあらためて思ったときに、この場所はこの植物にとってはかなり恵まれているところではないかと思い直しました。
ここで山頂に鉤括弧(「」)を付けたのは、その場所が真の最高点ではないからで、本当の最高地点は別の場所にあります。
今回は「山頂」も最高地点も踏んでいくことにしています。
尾根道で見たものから順に、レポートしていきます。
木の瘤 ↓
アカガシの叢生 ↓
薪炭として切り出された後から芽吹いた株でしょうか、叢生して大木化しています。
神島方面 ↓
稜線上で見晴らしの良さそうな場所に着くと、そこに農耕具を持った男性が居ました。なんでも東海自然歩道の整備にあたっているとかで、その人によると、こちらの方角に伊良湖水道上の神島が見えるそうです。
この時は空が汚れていて、それは見えません。
瀬戸方面 ↓
こちらは瀬戸方面だそうです。
山頂の稜線 ↓
その男性と別れて、なおも稜線を進みます。本来なら、この方角に、恵那山などが見えるという場所に着きましたが、この日は無理でした。
一等三角点のある「山頂」 ↓
「山頂」に着くと、そこには、三人の人が居ました。屈んでいるのは女性で、単独のトレラン・ランナーでした。男性二人は普通のハイカーでしたね。
一等三角点 ↓
国土地理院の地図上に、628.9mと表記されたその場所です。
「山頂」 ↓
適当な景色が得られて、それなりの広さもあり、ここを「山頂」としてもだれも異論をさしはさむことはないでしょうね。
ここから、今度は最高地点である、真の意味の山頂に向かいます。
ツルアリドオシ ↓
道沿いで、ツルアリドオシの実を見つけました。
ヤブコウジ ↓
同じ場所で、ヤブコウジの赤い実も見つけました。
カンアオイ ↓
やや光量の減じられた場所で、カンアオイが続けざまに出てきます。
最高地点 ↓
猿投山の最高地点に着きましたが、ここではあたりの立ち木に邪魔されて、見晴らしが全く利きません。
そして、人が集えるだけの広さもなくて、たしかに山頂としての風格は劣りますね。
早々に山頂を退去します。
東の宮 ↓
最高地点からすぐ降りたところに、東の宮はあります。
境内の大ケヤキ ↓
境内には大きなケヤキが立っていて、森厳さに、更なる重みを添えます。
自然観察路歩き ↓
境内を出て、分岐点が出てきます。今度は自然観察路を歩いて、西の宮を目指すことにします。
大杉 ↓
別に大した大きさには感じませんが、下の美花を見るための目印にします。
ミカエリソウ ↓
今山行ではミカエリソウに出会いたいと思っていました。そして思いもよらない場所で、これに出会いましたが、花を実際に見て、生育環境をあらためて思ったときに、この場所はこの植物にとってはかなり恵まれているところではないかと思い直しました。
この時に出会った女性は体幹のしっかりした、男性でも滅多にないような美丈夫でした。
これなら一人でやっていても心配ないように感じました。
山でトレランするのに好都合な場所は、日本国内では少ないように感じています。
狭い道でのすれ違いは、危険度が増大するようにも感じますね。
それから速さを競うようになると、たしかに踏み荒らしも出てきそうな気もします。
山を駆ける女性。
トライアスロンの様な過酷な運動をされる方も多く 生きた時代が違うと思ってしまいます。
自然歩道を整備して歩いている方がいらっしゃるのですね。
ありがたいことです。
ミカエリソウは暗闇で見るとはっとさせられると習いましたが 私が見たのは高縄山の上り道の入って間もなくの場所の道横でした。
太陽に当たって綺麗と思いましたが翌年根こそぎ無くなっていました。
神社のお祭り前に道が綺麗に刈られるからですが その所為で幾種の山野草が消えてことか判らないほど激変してしまいます。
猿投山…確か以前も一度、猿投山の記事を見せていただいたような気がします。
猿投山と書いてさなげやまと読むのですね。
標高100mほどの場所でカモシカをご覧になったのは驚きですね。
それだけ自然が残された山と言うことでしょうか。
四国でもそんな低山でカモシカを見ることはできないように思います。
トレランされている方は四国でもかなり増えたようで、あちこちの山で結構見かけますが四国の山はもともと登山者が少ないので、今のところは邪魔になるほどではないです。
もともとマラソンをされる方が山を駆けるように登ってトレーニングするというのは良く聞いてました。トレランされる方はここ数年の間に増えたようです。
ミカエリソウ…四国の山でよく見かけるトサノミカエリソウ(オオマルバノテンニンソウ)のことかと思いましたが、調べてみるとトサノミカエリソウはミカエリソウの変種のようです。
高知の山では9月にトサノミカエリソウが群生しているのを見ましたが、本州の山ではまだミカエリソウの仲間は見たことがありません。
どこが違うのか、実物を見てみたいものです。
女性が一人で、それもランニングで山に入るなんてことは私たちが若いころには考えられない光景で、時代が進んだということなのでしょうね。
女性がどんどん男性のスポーツに入ってきて、もはや垣根がなくなってしまうのではないかとも思える勢いではないでしょうか。
この時お会いしたのは、自然歩道の整備員だったでしょうか、年配の男性で、単独で歩いていました、手元には柄の長い鍬を持っていました。
地面の土を均すようなことをしていたようでした。
ミカエリソウをこの山で見られるはずだということは、大体の見当はついていましたが、それを実際に見たことはありませんでしたが、今回はそれの群生を見ることができて、この時期を選んできたことが間違いなかったと思いました。
以前に見られた花をその場所で見られなくなるのは寂しいことですね。
草刈りをするにしても、適当な配慮を働かせてくれるとありがたいのですが。
猿投山は、自分の中では一年に一度は登る山になっています。
今年の初登りは、この山からでした。その時は今回とは逆向きに近い歩き方でしたが、大概の場合は皆さん、そういう入り方をしています。
今回はその歩き方が大成功で、山中でカモシカに遭うことができました。
ところでそのカモシカですが、東三河の蛇紋岩の里山でも姿を見るようになったということです。
鹿のほうは、増え方が激しくて、希少植物保護の観点から問題になっていますが、カモシカも少しずつ増えていて、植林を荒らして、問題になる地方もあるようですね。
三河ではまだそれほどのことではないかもしれません。
トレランの女性は若くて、身体付きのしっかりした人でした。
山で、単独の女性トレラン・ランナーに出会ったのは初めてのことでしたね。 はつらつとしていました。
ミカエリソウは久しぶりで見ました。テンニンソウは比較的よく見るのですが、ミカエリソウは、5年以上花を見ていないような気がします。
今回、この山にしたのは、この花を見たかったからですが、山入りしてから全然出てこなくて、半分以上あきらめが入っていたものでしたが、出会いはだしぬけでした。
もう日が落ちて、あたりが薄暗くなった時に目の前にぱっと花が出てきたのですから、演出効果は抜群でした。
花には遅かったようですが、たくさんあったので、選んで写真を撮ることができました。
トサミカエリソウはこちらのものとどういう点に違いがあるのかそれも興味あるところです。
ミカエリソウって、三河では少ないのでしょうか?関西では普通に見られる花で、大きな群落を作っています。
ミカエリソウが三河に多いかどうかですが、小生が歩くところではあまり見掛けませんので、多くはないような気がします。
テンニンソウも同じようなことかもしれません。
関西や四国では、普通にみられるようですね。
ネット上で分布を調べてみると近畿以西と出てきました。
しかし、あるサイトでは近畿~中国地方とも出てきましたから、やはり、地域性のある種類のようです。