ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

4/4日の山行 葦毛湿原・稜線・石巻山(10の9):石巻山の山頂へ・奥三河の山の眺望

2024-04-17 04:24:48 | 草花
この山行も終盤になり、この記事を出すと、あと一つを残すだけになりました。
ここでは石巻山の山頂に登り、そこから見える奥三河の山の眺めなどを記します。
石巻山は標高358mと中部山岳帯に比べると高さではとても問題にはなりませんが、「石巻山石灰岩地植物群落」は国の天然記念物に指定されています。また山頂直下の岩場はかつてロッククライミングで県外からもクライマーを集めた場所でしたが、現在は登攀禁止されており、静かになっています。
山頂は石灰岩の巨岩が集まる岩の殿堂であり、そこからの奥三河の山の景観は見るべきものがあります。また天気が良ければ富士山も眺められます。
中腹には石巻神社(上社)が祀られており、旅館群や自然科学資料館もありますし、駐車場から眺める夜景は絶景です。
昔はこの旅館群が「駅長さんの勧める山の旅館」という謳い文句で、宿泊や忘・新年会などの宴会で賑わって居ましたが、今は往時の面影はありません。

石巻の蛇穴 ↓

ごく小さい鍾乳洞で、人間が立って入ることはできませんし、奥行きも浅い。


枯れた大木 ↓

ずっと前から枯れて立って居ます。



石灰岩の露岩 ↓

この場所を「ダイダrボッチの足跡」としています。なんでも伝説上の巨人ダイダラボッチがここで小便をして出来た水の流れが今の一級河川豊川(とよがわと濁点を入れて発します)になったと言うことです。



石灰岩の風化の痕 ↓

石灰岩を削った風化の痕は表面を滑らかにしています。



少天狗 ↓

ここでは本来「小」天狗であるべきところを「少」天狗となっていることに注目しました。誤字でしょうか?


お陰で大・「少」の天狗となります。 ↓

右が大天狗、左は「少」天狗です。



山頂直下 ↓





ステンレスの鎖と、足場の悪いところでは金属の階段が設置されています。



コクサギ ↓

山頂に乗り出すところにコクサギの花が咲いていました。



ビワの木 ↓

同じところに小さい実の付いたビワもあります。カラスの悪戯か人間のポイ捨てからの発芽でしょうね。



山頂 ↓

恐らく私設のものでしょうね。木の看板があります。

ここからは富士山が見えるのですが、一日中雲に邪魔されたこの日はついに見えることはありませんでした。

眼下に三ツ口池 ↓

この池は江戸時代初期に当時の領主であった吉田藩藩主の命により、付近の原野を開墾する際の水源として造られたものだといいます。
現在は昭和43年に改修なり、貯水量20万立米で、農業用水と水道用水として使われているようです。



豊橋港方面 ↓

三河湾の豊橋港方面が薄く見えています。



渥美半島の大山 ↓

ズームすると渥美半島先端近くにある大山(一等三角点・328mは渥美半島一番)も見えています。



北に本宮山 ↓

北の方角には本宮山(789m)も見えます。ここも一等三角点を持ちます。



奥三河の山並み ↓

良く歩いた奥三河の山並みも見えていました。



宇連山 ↓

そのうちの一つ宇連山をアップで見ます。



三ツ瀬明神山 ↓

岩場あり、厳しいアップダウンあり・・・・ハードな山歩きが楽しめる三ツ瀬明神山は宇連山の右側に見えます。



富幕(とんまく)山 ↓

富幕山(563m)は愛知県と静岡県の県境に位置し、ここにも一等三角点があります。



鞍掛山~宇連山まで ↓

(左から右へ)鞍掛山~棚山~宇連山までの連なりが見えています。宇連山は標高929mの山です。
コメント (4)
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