ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/24日 雨乞岳と御在所岳 その4:国見峠を経由して、御在所岳の山上台地に至る

2015-12-01 07:15:08 | 草花
♪なかなかに心をかしき臘月(しはす)哉  ♪  松尾芭蕉
 
江戸時代は師走を臘月とも言っていたようですね。この時代の師走は、今冬でいえば来年の1月10日から2月7日を指すようです。
なお、花木のロウバイはこの臘月に咲くので、そう名付けられたと聞きます。

♪髪切りて師走の街にまぎれ込み  ♪ 赤木 範子 お正月前にさっぱりしておきたいですね。

♪大空のあくなく晴れし師走かな  ♪ 久保田万太郎 こんな空がなかなか見られなくなりました。

♪病む師走わが道或はあやまつや  ♪ 石田波郷 師走は自省の季節でもありました。


さて、この記事では、沢筋を詰めて国見峠で稜線に乗り上げ、そこから御在所岳の山上台地に至るまでの道のりをレポートします。
稜線歩きでは冷たい強風が吹きすさんでいましたが、残念ながら、それを写真では表わせていません。

上水晶谷 ↓

ここから国見峠まで標高差300メートルの登り道は、すべて沢に沿って付けられています。
沢の名前は上水晶谷というそうです。



上水晶谷の滝 ↓

この沢筋にも滝が出てきます。これは一番見栄えの良かった滝で、落差は3メートルほどでしたでしょうか。



シャクナゲ ↓

このあたりの石楠花群落はかなり広範囲でした。花が咲けば壮観でしょうね。



ミヤマシキミ ↓

蕾のミヤマシキミが出てきました。



沢沿いに行く ↓

沢沿いに行く道は思いのほかに長い道で、ここでも飲み水の苦労はなさそうだと思いながら歩きます。



ショウジョウバカマ ↓

今山行で初めて身近に見ましたが、きっとほかでもあったことでしょうね。花が咲いていない季節なので、注意力も散漫になっているでしょうから・・・・。



バイカオウレン ↓

ここで、バイカオウレンの葉を見ました。花の時季に合わせれば、良い景色になっていることと思います。



沢の中 ↓

上部に来ると、沢の水が涸れてきて、やがてその涸れた中を歩くようになります。


詰めた ↓

行く手に大岩が通せんぼするようにあり、これで沢筋は詰まったようです。



国見峠 ↓

岩の裏手に峠がありました。



国見峠 ↓

この峠は背後(北)に国見岳を持つ、稜線上の鞍部であり、ここから東に下る道は御在所岳の裏登山道となっています。
小生はここから稜線を南進して御在所岳を目指します。
稜線上に出たら、途端に、冷たい強風が吹き荒れていて、ポンチョがあおられっぱなしになります。



山上台地目指す ↓

この尾根筋の道にも、水場が一か所ありました。



えぐれた道 ↓

花崗岩が侵食されて、えぐれたようになった道を行きます。



山上台地に着 ↓

山上台地に着きますと、目の前にアスファルトの簡易舗装の道が広がります。


朝陽台 ↓

白いドームは御在所レーダ雨量計で、国土交通省が設置したものです。



山上の車道 ↓

こんなところに車道があって、実際に車も入っているのですが、どうやって車両を運び込んでいるのか、いつも疑問に思っています。
コメント (6)
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