#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

hardwoking everyday

2007-03-03 | New York
もう3月も3日。
今週は、立ち止まることもできなかった。
気がついたら、土曜日の未明になっている。

激務の毎日だ。

充実した忙しさなら、
それもまた好し…とするが、
多忙の中にある空回り加減が、
気持ちを萎えさせる。

凝り固まったカラダをほぐすために、
合間を縫ってプールで泳ぐ。

1時間、カラダをゆっくり水になじませてみる。
右手左手を交互に回転させ、足をばたつかせて前へ、前へ。

この行為をどのくらい、続けてきたのだろう。

週に一度、淀んだ血液を覚醒させるべく、カラダを動かす。
酸素が肺の奥まで行き渡り、燃焼を繰り返す。
毛細血管の隅々まで、深紅の血流が活性する。

夜の市民プールは、入場者もまばらで、「しん」としている。

桁違いな高さの天井にぶらさがるナトリウム灯が、
青白い光で水面下の肢体を浮き上がらせていた。

同じ動作を繰り返し、コースを折り返すことに疲れたボクは、
仰向けになって、優雅に背泳ぎをはじめた。

遙か上方の天井を見つめながら、
水面を往き来する。

視覚と聴覚を奪われたカタチで仰向けになる背泳ぎは、いわば恍惚の泳法だ。

手探りで反復を繰り返すうちに、脳内にドーパミンが分泌され、「気持ちよく」なってくる。
その状態で、無駄に広い天井空間を眺めていると、泳ぎながら上昇していくような錯覚に襲われる。

ふわふわふわふわふわ…ふあ。

昇天しそうだ。

ガチガチに固まった脳みそも、
白子の塊のように、ぷるぷると柔軟さを取り戻し、
酸素を十二分に含んださらさら血液が、血管の収縮とともに、
すみずみまで行き渡っていく。

イキカエル…リ・バース。


この快楽があるから、どうにか生きている。
ホントに、そう思う。






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