二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な理想には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
●
高橋酒造 白岳「しろ」 新聞広告より
●
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日の土曜日でした。
愚かでいるほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な理想には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
●
高橋酒造 白岳「しろ」 新聞広告より
●
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日の土曜日でした。
わたしも大好きな詩のひとつです。
親というのは、偉大ですね。
こちらの詩は、6月の「白岳」新聞広告の引用です。
ジューンブライドにかけての告知となってました。
吉野弘さんのことは、よくご存じなんですか?
そんな時、専ら手に取るのは詩集なんです。
吉野弘さんはそれほど詳しくはありませんが、
俊太郎さんや中原中也さんがすきです。
でも明日は、竹内浩三さんの「骨のうたう」をもう一度自分自身に読み、思いを馳せたいと思っています。