【Nov_20】おしごとは呼吸すること。

いよいよ、明後日本番。
EURYTHMIE公演こうもりクラブ『お仕事は呼吸すること』

「冬眠中のこうもりの体温は周囲の温度まで下がり、呼吸数は普段の20分の1まで減ってしまいます。
極限まで生態活動を抑えたこうもりは、秋に蓄えたエネルギーを丁度よく使い切れる
温度の寝床を選ばなければなりません。寝床が温かすぎれば必要以上のエネルギーを消費してしまい、
眠りながらやせ細って餓死してしまいます。
逆に必要以上に寒いところで眠ると、こうもりはたびたび目を覚まして、
エネルギーを多く使ってしまい、春まで生き延びることができません。
こうもりが文字通り命がけで眠っているその姿は、
生命が周囲の環境とともにあるということを象徴的に表しています」

このこうもりの生態を知って、つながった野口泉さんの自主公演。
オイリュトミーが周囲の環境との共振なしには成り立たないものであること、
存在すること呼吸することだけで十分「おしごと」なのだ…というタイトル。
環境に働きかけることは即ち自身の成り立ちにも働きかけることだ…という姿勢。
そういったすべてが今日稽古場見学することで一変に合点しました。

いよいよ明後日本番。一度限りの公演です。

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