フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

マルバヤナギが枝を広げキヅタが這い上って花をつけていました

2010年11月30日 22時25分06秒 | 花の和名
マルバヤナギは湿地を好む落葉高木で雌雄別株。高さより枝張りの方が大きく平たい円形になる樹形と、縁に鋸歯がある大きな宿存性の円形の托葉が特徴という。


高さより横に広がったマルバヤナギ


円内は冬芽と円形の托葉が分かります

細長い葉の種が多いヤナギ類の中で、葉が丸みのある形をしていることからマルバヤナギの名があり、新芽が赤いことからアカメヤナギの別名がある。このマルバヤナギに大きなキヅタが絡んでいた。
キヅタ(木蔦)はウコギ科の常緑つる性の木本で別名フユヅタ。不定根を出してマルバヤナギに這い上ってたくさんの実や花をつけていたが、花の盛りは過ぎたようで果実も多かった。


右上に見えるのは果実。花の上と下に見える薄茶は蕾

球形の花序に花径1㎝くらいの小さな花をたくさんつけているが、黄緑色の花弁は5個で反り返り、雄しべも5個、花盤も黄緑色に近く、新しい葯は赤色でよく目立った。
壁面緑化などにも使われるようだが園芸品種も多いセイヨウキヅタの方が一般的のようだ。


小さなヒラタアブが来ていました