フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

渡良瀬遊水地にホソバオグルマの花を確認に行ってきました

2009年08月06日 19時29分26秒 | 花の和名
ホソバオグルマを見に渡良瀬遊水地に行ってきた。まず湿地資料館に寄って資料をもらいホソバオグルマの群生地を訪ねた。レンタサイクル(2時間300円)を借りて谷中村史跡保存ゾーンに向かった。途中葦原の広大さを実感し、渡良瀬遊水地ウォッチングタワーで東京ドームの700倍あるという、約33平方キロの湿原の緑の広がりと水の風景に目を奪われた。

旧谷中村のホソバオグルマの群生は盛りの時期を少し過ぎていた。
舌状花は一枚一枚の幅が微妙に広い感じで、茎葉の少なさも感じた。でもカセンソウの特徴という葉脈が葉の裏側に浮き出ていたのは同じだ。


花径は2.5cmくらいです

カセンソウとの対比はできなかったが、ホソバオグルマも葉脈が葉裏に凸出しているなら、さいたま市の荒川周辺に咲くのも頭花の様子や大きさなどから、やはりホソバオグルマと思い直した。


上の方の茎葉はあっても小型です

同じ所にヒメシオンが咲き始めていた。1㎝もない小さな白い花がたくさん集まって傘状に咲くキク科の多年草。スッと伸びた茎の先に花をつける様は爽やかさを感じる。シオンより花が小さく可愛い事が名の由来でヒメジョオンとは異なる。

同じような湿地なのでサクラソウ自生地と共通の植物が多かったが、昨年花から種の飛翔まで観察できたコカモメヅルの兄貴分とも言うべきコバノカモメヅルが14時過ぎでも1㎝くらいの赤紫色の独特の花を開いていたのは嬉しかった。


カモメヅルの中で花が一番小さなコカモメヅルの約倍です

その後渡良瀬貯水池をほぼ半周したが、地図で見ていたくせに自分がどう走って何処に向かっているのか分からなくなってしまった。とにかく広大で行った所はほんの一部のようで、2時間はあっという間に過ぎてしまった。
尚、自転車はわたらせ自然館の方に返却可能で帰路は自然館から7~8分の板倉東洋大前駅から帰ってきた。