10月3連休の遠出について、バラバラ記事が進んですみません。
木曽の王滝森林鉄道フェスティバルに行ったとき、ほとんど初めて行くに近い木曽を堪能してきましたので、
C5のことも絡めて、ちょっと書きます。
王滝村での運転イベントは10/10(日)だったのですが、今回の旅行は泊まり旅なので、
前日の10/9(土)に出発。
でも、この土曜日はあいにくの雨。
雨だけど混むのはいやだから、連休渋滞をおそれ早めに出発、中央道を西へ。
渋滞には遭遇せず、C5は安楽GTカーの底力を見せつけながらあっという間に塩尻ICまで。
法定速度+程度の領域での微振動は気になりますが、それにしても乗り心地はいい。
タイヤの存在を忘れる、というまではいかなくとも、
浮いている感じは確かにする。これは、さすがにオイルと空気の上にボディの乗っかった
ハイドロ(厳密にはハイドラクティブ3+)の良さですね。
少なくとも前週もいつものことながら仕事はキツキツで、かなーり疲れていたにも関わらず、
フランス車はそんなときでも安楽に、遠くに連れて行ってくれます。
もう散々このブログでフランス車の良さを語って来たけど、
柔らかいシート。ゆりかごのような乗り心地。
高い着座位置。広い視界。
運転に必要な覚醒だけを残し、あとはこころをリラックスさせてくれる不思議な精神状態。
(C5はまあまあだけど)矢のように突き進む直進安定性。
出だしは遅いけど、いざ走り始めたら止まるのが面倒になるような機関の性格
(ちょい古シトロエンだけか?)。
止まると却って疲れる。ふつうは逆だよね。走ってるほうが楽だなんて。
立ってるより座ってるほうが腰が気持ちいい。
そういうすべての「疲れさせない性能」の集合体。それがフランス車の魅力です。
疾走。地の果てまで。
この「性能」が、大きな車だけでなく、そして新しい車だけでなく、
古くは2CV、キャトル、そしてサンク、AX、205、TWINGO、サクソ、106、206といった小さな車からして
そうなのだから、ほんと、ほんとにすごい。
だからまあ、仏車ばかは仏車をやめられないわけですなあ。
閑話休題。
で。塩尻ICで降りるころには、残念ながら雨足が強くなっていました。
まずは19号で南下。雨足はどんどん強まりましたが、途中、木曽福島まで中央西線の木造駅舎を見たり、
江戸時代の街道の風情が残る奈良井宿をゆっくり散策しました
(奈良井宿はすごく良かったので、別に記事にします!)。
中央本線(西線)、洗馬(せば)駅
同じく中央本線、贄川駅
まさに寄り道
木曽福島ではこの日ちょうど「木曽福島宿まつり」を行っていて、
楽しみにしていたのですがとにかくひどい土砂降り。
カメラも構えられず、残念ながらこの日はそのまま宿に向かいました。
この日のお宿は、木曽福島から約20km、開田高原にある「ロッジ上天気」さん。
テレマークスキーヤーのカングーオーナーさんが経営されている、自然豊かな中に建つ
素敵なペンションです。
到着時は開田高原は土砂降りで気温も低かったのですが、
ペンションでは薪ストーブが温かく迎えてくれて、
パエリアメニューのディナーもとてもおいしくいただけました。
(ああ、なんてこと、超居心地のいいペンションの中の写真とか
料理を撮って無い...)
そして翌朝。自家製パン、開田高原の卵などのおいしい朝食を食べ終わった頃には、
天気予報よりも早く天候が回復。
前の日には雨+夕暮れでわからなかったんですが、
雨上がりの清冽な朝の光に照らされたペンション界隈の自然の美しさに
目を見張りました。
なんとすぐ裏には小川が流れていて、しばし散策...気持ちいい~。
オーナーご夫妻に見送っていただき、いよいよ王滝村を目指します。
距離にして約1時間。でもせっかく開田高原まで来たので、いくつかよりみち。
よりみちひとつめ:木曽馬の里。
小さくてがっちり。木曽馬、可愛い。
本州唯一の日本在来種。江戸時代の武士の馬だったらしい。
ホントは昔はきっと皆こんな馬に乗っていて、
時代劇の中に出るような馬はいなかったのかな、と思わされます。
特徴は
・中型馬。肩までの高さ(平均)雌=133cm、雄=136cm。体重=350kg~420kg。
・短足、胴長、太い体。
・山間部で飼育されていたため、足腰が強い。
・肢がX状になっているて踏ん張りがきくため、山の斜面の移動も出来る。
・蹄が堅く、蹄鉄を打たなくてもよい場合がある。
・盲腸が長く、草のみでも飼育可能。
だそうです。なんだか、質実剛健。まさに江戸の馬って感じです。
よりみちふたつめ:開田高原アイスクリーム。
コーンソフトクリームなるものを食す。美味なり。
とうもろこしのほのかな甘みと濃厚なバニラの組み合わせ。これはおいしいぞ。
あ、でもすみません、アイスの写真は無いです(涙
ってC5の写真ですみませんw
そして王滝村では以前の記事のように王滝森林鉄道フェスティバルを楽しみ、
そのあとは「やまばと号」を見に、王滝村滝越の水交園に向かったのですが、
その途中にある「自然湖」にも立ち寄りました。
自然湖は、カーナビにも地図にもその文字が載っていないこともある、
1984年の「長野県西部地震」地震で出来た、新しい湖です。
立ち枯れた樹を包む静寂。周囲には何もなく、穏やかな湖面には波一つ立っていません。
晴れた午後でこの美しさ。早朝や夕暮れの雰囲気がいかほどか、想像に難くないです。
そのあとは渋滞を避けるためと新しく開通した権兵衛峠を通りたかったこともあって
飯田まで行って(権兵衛峠道路のおかげで異様に早く着いた)、
伊奈北ICから中央道に乗り、いつものところで多少の渋滞にはまって、帰ってきました。
思ったより渋滞なかった感じです。
ちょっと渋滞中
この2日間での全移動距離は700km程度。
まあ、全然たいしたことなかったのですが、
それでも、相変わらず、遠出ラクチン安楽カーでしたよC5。
ステアリングの微振動は...まあ、我慢かな(汗
背景が白樺になるだけで一気におフランスな感じに。
いたずらで、日本のナンバーを消してみる。
あら、これはいい!
>>初めての木曽。よく通った蓼科や長野、小布施などと同じ長野県なのですが、
空気の感じとか、雰囲気が違って楽しかった。
遠くは無いので、紅葉、そして厳冬(開田高原はとくに信州でももっとも寒いエリアに属するという)
に改めて来たいな、って思いました。
運転に必要な覚醒だけを残し、あとはこころをリラックスさせてくれる不思議な精神状態。
ここはうちの子もいい線行ってると思います(自画自賛)。
でもひとりでブラっと長距離の習慣があまりないのでありました。
目的があると頑張るんですけどね。
もし白馬方面へお越しの際は「モンクール山都」を脳細胞のどこかにインプットしてください。30年ほど前に家族旅行で行って、子供心に大変感動したプチホテルです。http://www7.ocn.ne.jp/~myamato/yamato.html
家庭を持ったら家族で行ってみたいと思っているのですが、そちらの方がなかなか実現しまsんわ 笑
406は、フロントのバンパーモールが
ユーロナンバーの幅でカットされています。
エンジンはC5と同じPSAグループの2.0でも
ハイドロの乗り心地には負けますね。
>ここはうちの子もいい線行ってると思います
サーブは仏車と仏車の間の性格で、コンフォートは仏車より、って感じがしました。うちのはクラシックでしたが。。。
>目的があると頑張るんですけどね
基本鉄なので、遠出の目的があるのは有り難いです。。。
Guさま>
>ロッジ上天気・・・素敵なペンションですねぇ
おすすめです。食事よし、ロケーションよし、サービスよしでした!
>「モンクール山都」
ありがとうございます!憧れのガストホフ形式!
D9L4さま>
>ユーロナンバーはいいですね。
正しい姿ですよね。
日本のナンバーは横長にならないものかしら。。。
>エンジンはC5と同じPSAグループの2.0
406にはC5にない個性があって、自分は好きです~。
キビキビ感は、C5にはあんまりないです。山道を攻めようとか思えない(汗。。。でも案外飛ばすと速いのはシトロエンの伝統)。
先日軽井沢まで行ったのですが、長距離が楽という点は同じながら、
やはりゴルフとXanではその中身はまるで違いますね。Golfからはリラックスという印象は与えられません。
うーん、じゃどんな印象だって....
どこまでも無機質ですね。
真空に近い感じですかね。
現行C5はどうなんでしょうね。
そういう感じはまだ残っているのかな?
独ものもベクトル違っても長距離楽、というのは変わりませんよね。
>真空
あー、その感覚なんだかわかります...。
>現行
気になりますね。評論では絶賛されてるんですが。。。