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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【ナローゲージ】尾小屋の車両に会いに行く旅(2)なかよし鉄道大増発その1

2009-05-11 | ナローゲージに思いを馳せる
ということで5/5になりました。


前のエントリーで、「メインイベントは5/5」とありましたが、
標題でピンと来た軽便ファンも多いのでは...。


そう、この日は、尾小屋鉄道の車両が運転されている
「なかよし鉄道」の大増発運転の日なのでした。
なかよし鉄道とは、粟津駅から歩いて数分のところにある
「いしかわ子ども交流センター小松館」の敷地内に伸びる、全長わずか400m強の遊覧鉄道です。


でもただの遊覧鉄道というにはあまりにも惜しい!
なにしろ、いうなれば尾小屋鉄道の動態保存路線と言ってもいいのですから!
現役時代を見ることが出来なかったieには、
動いている「リアルな」尾小屋の車両が見られるとあって、
数年前から行きたかったところだったのです。


5/5と夏休みの一部日程のみ行われる大増発運転。
なぜこの日がすごいのか?


それは、こんなのが走るからなのです!!!


DC121が牽引する「列車」!


ふだんはキハ1が1両で30分おきに動くだけのなかよし鉄道
(本来ならそれだけでも十分すごい)。
でも、大増発になると大量の客をさばくため、
往年を彷彿とさせる
数両連結された「列車」が走る...。
これをずっと前から見たかったのです。



運転は10時からなのですが、ieは「その前に試運転が走る」ことを聞きつけ、
9時にはセンター入り。
駐車場もまだガラガラ。




こんな幻想的な風景...見事です。
遊覧鉄道にしては立派な車庫もまたgood。


だけど、センターは子どもでいっぱい。
どうやら子どもの日に合わせたイベントが開催されているようです。
そのイベントをするとスタンプがもらえて、全部スタンプを集めると
何かがもらえる、らしいのですが、
その中に「なかよし鉄道」が入っているので、子どもが殺到するんですね。
大増発の意味がわかりました。



なんて思っていると、なかよし鉄道では情報通り試運転が始まりました!


DC121を先頭にした4両編成が、思ったよりも大きなディーゼルサウンドを響かせて(でもゆっくりゆっくり)動き出しました。




....すげえ....夢のような光景...。
ナローのDLが...尾小屋のDC121が...
ファインダーのなかを通り過ぎていきます。




動いてる。DC121が動いてる。
客車を引き連れて。





最後尾にはなぜかキハ1。試運転サボが泣かせますね。って、推進運転?


と思ったら、このキハ1の意味はすぐにわかりました。



なかよし鉄道って行き止まりなんです。
しかも行き止まり先には駅もない。
DL牽引だと、機回しをして、先頭(車庫側)に付け直さないとならない。
でも、そんな余地は無い。

なので、帰りはこうなる...。









キハ1が、客車を引っ張って帰ってくる!



そして、そのあとをDC121が渾身の速度で駅に戻ってくるのです。
ロッドをユーモラスに回しながら。








>>ということで、長くなりそうなのでいったん切ります...。
いやもう、静かに興奮していましたよ、ie。
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3 コメント

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私もできれば (月面車町内2号)
2009-05-12 20:20:44
たぶん目的はここだなと思いました~。

行ってみたいです!
返信する
鉄道保存文化・・ (Gu)
2009-05-12 23:43:55
400mとは言え、さすがモノホン。リアルですねぇ。軌道の感じもわざとらしさが無くていい感じですね。ボクも是非行ってみたいです。片上鉄道もそうですけど、英国みたいに鉄道保存を文化と捉える国になりつつあるのかしら。

ボクが今乗りたい(というか見てみたい)のは、大阪府内にある桜谷軽便(「けいびん」で変換されないのが腹立ちますが)鉄道です^^;
返信する
短いですが (ie)
2009-05-13 21:50:07
月面車町内2号さま>
>ここだなと
てへへ、ばれちゃいましたかあ(汗
距離は短いですが濃厚です!

Guさま>
ホンモノってのはすごいですね。
JR九州の「レトロ風」をいつも引き合いに出し案すが
あれはまさに「風」であって、ホンモノは違いますよね...(^^
>桜谷
ここは気になります!
個人であれほどの規模とは...。

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