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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.261 今度のC5はハッチにあらず...「純粋セダン」な現行シトロエンC5

2011-02-21 | セダン蒐集癖。
ワタクシ旧型前期のC5(セサンク)オーナーなのでございますが、やはり現行型のC5のことは
気になるものなのでございます。





現行型C5は、かつてC5の先祖がXantia→BX→GSだったことが想像つかないほど
大きなクルマになりましたが、かつてのBXのカテゴリは
GSのカテゴリの再来とすべく登場した
ZX→クサラ→C4がその任にあたっているとも言えます。



で、この現行のC5。「フランス車といえば」「シトロエンといえばハッチバック」
という概念に反し、見た目ハッチバックぽいのにトランクハッチのみという
「純粋なセダンボディ」なのですね。その上のラインのC6もそうなのですが、
前任である初代C5、XM/Xmがハッチだったので、逆に「そうかハッチバックじゃないんだ」
って思っちゃう(そう思わせる、そんなフランス車が好きw)。



って書いてるんですがなんとこの現行C5もデビューは2007年...えー!4年前。
日本車ならモデルチェンジの時期ですね。


このC5、乗り心地が相当にいいです!径の大きなホイールからは
想像もできないフラットライドに、ウチのC5よりもやわらかいのでは?
と思わせるほどの「ふんわり・マジック・カーペット・ライド」は健在。

デビュー当時「ドイツ車っぽいなー」と思った外観も、
実はロングノーズ、ショートテールに猫背のキャビンという伝統はちゃんと守られていて、
「しっかりシトロエンのデザイン文法を守って」ます。
この点は、「らしくない」と散々言われた(涙)先代C5も同じですね。



ちゃんとシトロエンのデザイン文法を守ってるプロファイル@越後中里。



うーん、ただ、やはり気になるのが、
このコーナーではほとんど常態化した(涙)話なのですが、
このC5、「Dセグなのに、でかい」...。
全長4.8m近く、幅は1.9mに届かんばかり...。もはやXmより大きい。
この長さと幅は、先代でも「大きいな」と思ってる自分には相当ハードルが高いです(涙






ちなみにかつての標準グレードは「2.0」だったんですが、
現在はC4ピカソでもおなじみ?の1.6L+ターボにおきかわり、
グレード名も「C5セダクション(Seduction)」になりました。
もはや日本の3ナンバー枠を何なく越える大きな車体に
1.6Lという小さなエンジン搭載...。
1Lクラスに602(375/435)ccの2CVとか、大きな車体+小さなエンジン萌え!
なワタクシには、ちょっとたまらんですなこのスペックは(涙







>>新しいこのC5、日本のディーラーではたぶん購入ターゲットを他のメーカーからの買い替えも
かなり見込んでいたのか、カタログ、ホームページともに、「ハイドラクティブ」のこと、
「乗り心地」のこと、シトロエンというメーカーの哲学的なことについては、
以前ほど前に押し出していないんです(超残念!)。
乗り心地とかフィロソフィって、大事だと思うのだけど、
我が国の多くのユーザには訴求点にならないのかな...

>>そう思うと、乗り心地とシートの出来からクルマを選ぶワタクシたちって、
異端なのかもしれないですね。でも、それがひとつの譲れない価値観なのだ!

>>現行C5が出た時に、シトロエンディーラーの方に聞いたところ、
実際にBMWなどのドイツ車ユーザが試乗してみるとやはり
「乗り心地がいい!」「こういうクルマが世の中にはあるのか」って言うそうです。
でも、その先...じゃあ買うのか、というと、それは聞いてない(汗
気になるなあ...。

>>ちなみにこのC5、英国風に言うと「C5 Mk.2」らしい。なんだかかっこいい!
コメント (9)
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