サーブ900 ターボ16。
新しい相棒です。
納車から約1週間ですが、
なんだか500キロ以上も走り込んでしまいました。
とりあえず、乗り味の感覚などでわかったこと、言えることは
「仏車でも独車でもない」ということでした。
まだざっくりとした印象ですが、何度かにわけて以下に簡単なインプレや特徴を。
●車体
★サイドシル部分までがばっと開くドア
この下まで開くドアがいい。
まあこのドアのためにボディがヤワで車体の剛性感には欠くんですが
(けど気にはならない)。
この写真ではわかりにくいのですが、サイドシルが無くドアはボディの裾まであるのです。
ですから、乗り降りはたいへんラク。
とくに狭い駐車場で重宝。
「Ur Saab(最初のサーブ)」である92プロトタイプからこのC900まで
続いたサイドシルのないモノコックボディ。
寒冷地である彼の地で、サイドシルに着いた汚れから衣類を守るという副次的効果もあるようです。
★切り立ったウインドウ、丸いフロントスクリーン。
何しろ設計自体は40年前くらいのC900。いまとなってはありえないほど窓が立っています。
とくにフロントスクリーン。立っているだけでなく丸いんです。
うーん 写真では伝わらないなあ(ヘタです...
ウインドウが円錐を半分に切ったような形状なので、
フロントスクリーンの両端がぐいっと手前に寄っているのです。
これに細い細いAピラーのおかげもあり、視界は独特(でも抜群)。
スカットルが高めなのが背の低い自分にはちょっとつらい。
ピラーの位置、窓の感じなどシトロエンのDSぽい...。
★どかんと開くボンネット。
なんでもダンパーだと「寒くて凍る」のでダンパーに頼らない開け方になった?とか
ならないとか...サーブ96の後期タイプからの伝統的な開き方でした。
まず前が開くのでキャッチを外す。
お、前開きか、と思わせておいて
なんと上に開けないで手前にスライドさせるように引っ張る!
それでそのまま前に落とす!
という手順。
閉めるときは逆。
立っているボンネットを水平に戻し、
そしたら手でボンネットがスライドするように奥まで思い切り押す。
ちなみにリアのトランクハッチもダンパーではなく凝ったバネ動作です。
前回サーブが「シトロエンに似ている」というのは、
もちろん思想や発想はまるで違うにしても
たとえば凍らないようにするためには、などといった「設計目的」へのアプローチが
ほかのメーカーと違っていた、という部分にあると思うからです。
機能が形状や設計を決める...といった感じでしょうか。
例えばトランクハッチのオープナーも、
雪や雨が跳ね返らない位置(ナンバープレートの上)にあります。
手が汚れないんですね。開け閉めの時。
こういうところ、いいですねえ。
>>長くなってしまうので今回はこのあたりで...(^^
次回は気になるシート&乗り心地編で?
>>ちなみにこの個体
ブランドディーラーに弱いieには嬉しい「MIZWA」ものです!
ステッカーよたよたですが 人生初のMIZWA車!