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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

北欧風の荒療治

2022年10月04日 | 研究
パソコンに向かって報告書の原稿を打っているフローラハンターズ。
サポートメンバーは割り当てが少ないのであっという間に終わりますが、
ストックホルムに行った2人にはそれ相当の分量があります。
持ち時間は100分。あれこれ悩みながら文章を考えるので
そう簡単には終わりません。
すると早く終わったいたずらの男子の提案で
ぼうとした頭が目覚めるようにとストックホルムから買ってきた
とても刺激的な味のグミをみんなで食べることになりました。
嫌がっているメンバーもいますが、最低1分間は
口の中に入れることなりました。
男子が時間を測っていますがなかなか1分が長い。
全員ティッシュを持って悶えています。
やっと終了の合図が出た時にはみんなボロボロ。
なぜならいたずら好きの彼は1分ではなく2分間も測ったとのこと。
しかし荒療治のおかげで眠気も頭もスッキリ。
時間内になんとか完成させることができました。
ストックホルムから帰ってきてもう1ヶ月経ちますが、まだまだ遊んでいます。
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働くを学ぶ

2022年10月04日 | 環境システム科
これは先月下旬、2年生のビジネス系の授業です。
いつもはビジネスの仕組みやビジネスマナーを学んでいますが
ご覧の通り、二十日大根の生産販売も行なっています。
今年は2人1組。4グループがその売り上げを競っています。
しかし欲しいのはお金ではなく、生産販売に伴って生ずる金銭データ。
生産では資本金の他に、作業ごとに種子代、肥料代、土代、
またプランターのレンタル料、保温用の不織布などがかかります。
販売になっても販売用の袋代などがかかりますが、逆に収入も発生します。
さらに金額ではありませんが、栽培面積や作業労働時間、社員数も
経営を診断するうえで重要です。最終的にこれらをデータをもとに
どのグループの経営が優れているのかを分析しようとしているのです。
とはいってもこれはお遊びのような小規模経営。
最終的には、今年学んだ知識を活用して来年受講する
学校設定科目「起業チャレンジ」で
水耕温室経営に本格的にチャレンジすることになります。
学習者のモチベーションを上げるのが、楽しく競い合うスタイル。
今月中旬には販売されるはずです。
さて名農の2年生は明日からインターンシップ。
地域で3日間の職場体験となります。
地元企業が受け入れるようになったことからも
コロナが徐々に収束に向かいつつあるのがわかります。
起業チャレンジ、インターンシップ。働くを学ぶ名農生です。
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約束だよ

2022年10月03日 | 研究
こちらは先日のフローラハンターズの三和土チーム。
沖縄ヤンバルの高校とオンラインで情報交換を行っています。
内容は国頭マージの三和土について。
国頭マージはなかなか固化しない土ですが
フローラは国頭マージの沈砂池の砂100%で作ると
耐水性のある三和土になることを発見しました。
この日はその配合割合について伝授していることろです。
6月にフローラの代表は、実際に沖縄に渡り
彼らと一緒に三和土作りの活動をしています。
活動は決して長い時間ではありませんが、それでも共に活動した仲間。
再度挑戦しようとは嬉しい限りです。
本当はもう1度沖縄にいって沈砂池の砂で作る新しい三和土
沖縄TYPE2を試してみたいのですが、沖縄は2000kmも
離れている遠い南国。行ける予算などないフローラは
彼らに任せるしかありません。頑張って欲しいものです。
しかし打ち合わせの最後にある約束をしました。
それは沖縄にはない美味しい青森のリンゴを送ること。
それを聞いた沖縄の皆さんは大喜びで何かお返しを考えてくれるそうです。
仲間になるには食べ物が一番。こんな交流を待っていました。
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ロマンティック

2022年10月03日 | 研究
ここはストックホルムの旧市街地ガムラスタン。
1200年代にできた古い町です。
その中心にあるのが、このストールトルゲット広場。
色とりどりの建物は中世ヨーロッパの面影が残ることから絵葉書にもなっています。
市内見学で訪れたフローラハンターズ。
この広場にあるノーベル博物館で記念のチョコレートを購入しました。
そしてきれいな風景も一生懸命写真に撮っていました。
しかしここには悲しい出来事があった場所でもあるそうです。
かつてスウェーデンはデンマークの支配下にありました。
長い年月の間にスウェーデンの解放運動が何度も起き、その都度鎮圧されてきました。
なかでも1500年代に100名もの抵抗したスウェーデン人が
この広場で虐殺されたそうです。
現在でこそ独立しているスウェーデン。
そしてこの広場はストックホルムを代表するロマンティックなスポットですが
遡れば悲しい物語がありました。
さて今日は課題研究。約10日ぶりの活動となります。
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ペチュニアすごい

2022年10月02日 | 学校
ここはFLORA HUNTERSが本拠地としている馴化温室脇の空き地。
昨年、環境システム科の1年生が、花壇を作っていたところです。
今年は別の場所に作ったのか、ここに現れることはなく
以前の草はらにまた戻っていました。
先日、久しぶりに温室に行ってみると、秋の草はらにピンクの花。
きれいなので近寄ってみると、なんとペチュニアが咲いています。
ペチュニアは園芸種。野の花ではありません。
そこで思い出したのが昨年の花壇。確かペチュニアも植えていたはずです。
寒さに弱いペチュニアは日本では1年草、
おそらくこれは昨年のこぼれ種から発芽してきたものではないでしょうか。
さてペチュニアは南米原産。ペチュニアとはブラジルの先住民族の言葉で
「タバコ」を意味するそうです。なぜならペチュニアはナス科タバコ属だからです。
タバコ属で思い出しましたが、今年、日本の大学によって
ペチュニアの面白い発見が報告されました。
それが接木。一般に科が異なる植物同士は接木できません。
しかしタバコ属ではなんと異科接木が可能であることが以前からわかっていました。
そこで同じタバコ属ではありますが園芸種になってしまった
ペチュニアで試したところなんと成功。
園芸種でもちゃんとタバコ属共通のメカニズムが残っていることが発見されたのです。
接木されたのはヒユ科のセンニチコウ。
これって面白いので草花班の皆さん、来年ちょっと試して
文化祭で披露してみてはいかがでしょう。
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