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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

自費出版か

2022年10月02日 | 研究
フローラはTreasure Huntersを含めて
今まで4度もストックホルム青少年水大賞に出場させていただきました。
メンバーも研究テーマも違いますが、悪戦苦闘した毎日は忘れられません。
帰ってくるとやることは報告書作り。その都度60頁ぐらいの冊子を作ってきました。
これには理由があります。まず1回目は初の国際大会。
とんでもないことが起きたと町でもノボリを作るなど大騒ぎしました。
確か夏休み前に学校や地域の方が集まり八戸で壮行会があり、
帰ってからはまた八戸のホールで盛大に報告会が開かれました。
報告書はそこで配布するために学校が予算を出してくださいました。
2回目、3回目は壮行会こそ開かれませんでしたが、
特別賞、大賞を受賞したので、これまた八戸で盛大に開催されました。
報告書はやはり皆さんに配布するために作られています。
しかし4回目となる今回はちょっと違います。
コロナが収束しなかったため、校内での壮行式はありませんでした。
また同じ理由から報告会も校内外ともに開催されません。
頑張った彼女たちですが、ひっそり行ってひっそり帰ってきたのです。
きっと国際大会に出場したことを知らない名農生もいるはずです。
壮行式も報告会もないことを知った彼女たちが
一瞬見せたがっかりした顔は今も忘れません。
そんな状態なので報告書を製作してもこれといった使い道がありません。
でもこれで報告書を作らなかったら彼女たちの努力の足跡がどこにも残らず
あまりにもかわいそうです。そんなことからフローラは単独で報告書製作を決定。
そこでご覧のようにフローラメンバーもPCに向かい記憶を文字に残しているのです。
報告書は中学校に配布することもできるので、学校も出版の助成を検討中。
でももしダメなら自費出版でもして彼女たちの努力に応えたいと考えています。
今度は大人が頑張る番です。
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記憶の継承

2022年10月01日 | 研究
机に向かって書いているのは日記。
ストックホルムでの毎日の出来事や気づいたことなどを文字に残しています。
これは日本ストックホルム青少年水大賞の主催者からの依頼。
大会の詳細はその年によって変化しますが、基本的にはほぼ同じ。
したがってスムーズに大会に参加するにはいくつかポイントがあります。
しかし参加する日本代表生徒は当たり前ですが毎年違います。
それも彼らは多感な高校生。大人の感覚とは当然感じるところも違うはずです。
そこで主催者は毎年、このような簡単な日記を書いてもらって
次なる代表に渡しているのです。いわば記憶の継承。
そういえば2012年と2018年のTEAM FLORA PHOTONICSも
日記を書いていました。書いていないのはコロナでオンライン大会になった
2020年のTreasure Hutersだけかもしれません。
日記を書きながら今年代表になったFLORA HUNTERSの2人が
「大会には20歳まで出られるの?」と質問してきました。
そうだけど日本は高校生を選んでいるようだと話すとなぜか残念がっています。
18歳の彼女たち。もしかしたらもう1回チャンスがあるんじゃないかと
真面目に考えたようです。大会前まで苦しんだはずの彼女たちですが
北欧での素晴らしい経験は、今までの苦しさを遥かに上回っていたようです。
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水量が減ってる

2022年10月01日 | 生物生産科
今日から10月。南部町も秋真っ只中。
今、名久井農業高校ではまもなく中生リンゴの収穫が始まります。
こちらは町のシンボルでもある馬淵川と名久井岳。
果樹園である第1農場に行くには、この馬淵川を渡っていきますが
爽やかな秋風が吹いて、とても気持ちいいものです。
昔は川を遡上するサケを眺めているうちに
授業に遅刻したと言い訳をする生徒がいましたが
左側に見える建物はサケの孵化場。まんざら嘘ではありません。
馬淵川は今年、大雨で氾濫しそうになりましたが、
これがいつもの水量です。年々少なくなったように感じますが
おそらく原因はこの中洲。
大雨で土砂が次第に堆積しているのでしょうか。
ずいぶん大きくなっています。
このままいくと大きな馬淵川がふたつに分かれてしまいそうです。
また川底が浅くなると氾濫しやすくなります。
そろそろ掻き出す頃合いではないでしょうか。
中洲のことを中之島といったりもします。
今に名久井中之島ブルースなんて歌ができるかもしれません。
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