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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

止まる止まる

2022年10月07日 | 研究
ストックホルム市内の交差点です。
背の低い押しボタン式信号機が立っています。
面白いことに歩行者がボタンを押すとガタガタと音が鳴り
比較的すぐに赤信号に変わり、歩き出すことができます。
しかしその時間はとても短いんです。
おそらく渡りたい人が、渡りたい時だけ押すように
デザインされているからだと思いますが、合理的な発想です。
またここは大通りですが、1本脇道に入ると
道は広いのですが信号機はほとんどありません。
日本の感覚だとこのような道は、自動車の合間をぬって
渡ることになるので、極めて危険な感じがしますが大違い。
なんと人が渡ろうとすると、経験した限り100%自動車は止まります。
今、日本では信号機のない横断歩道に人がいたら
止まるように厳しく指導されていますが、
驚くことにこちらは当たり前のことでした。
停車して人を渡らせてあげると、信号がないのでまた人がやってきます。
すると自動車は止まったまま。時間関係なしにじっと待っています。
そして本当に人がいなくなってから走り出すのです。
これが自動車も自転車もキックボードもみんな守るのだから驚きです。
歩行者優先が定着しています。
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最後はお祭り騒ぎ

2022年10月06日 | 研究
高校総合文化祭に出場するため発表練習を始めたフローラハンターズの2人。
なんとその他の4人も練習を始めたではありませんか。
こちらはお馴染み三和土チーム。
彼らも環境系の大会に出場することにしたのです。
このコンクールは変わっていて、まずはビデオ審査。
そこで審査され、合格するとやっと予選会に出場できるのです。
書類審査を通過すると全国大会に出場できるコンクールが多い中、
これはかなり高いハードルです。
しかし10月は課題研究がほんの少ししかありません。
そこで早めに動画作りのための練習を始めることにしました。
でも面白いとは思いませんか。4人とも発表練習をしています。
なんと三和土チームは今回も4名全員が入れ替わり立ち替わり
発表者としてマイクの前に立つ作戦をとったからです。
TEAM FLORA PHOTONICSなら審査員がききやすいように
発表の1番上手な人が最初から最後まで通したものです。
しかしFLORA FUNTERSは、あと数ヶ月もしたら卒業。
発表する機会は今後、あまりないと思われるので
みんなお祭り騒ぎで最後の数ヶ月を楽しむことにしたのです。
でも4人全員が発表者になったら、いったい誰がPCを操作するのでしょう。
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断捨離

2022年10月06日 | 研究
フローラハンターズの本拠地である順化温室。
今月、大掃除をする予定なので、ちょっと様子を見に来ました。
これは大きなプラ容器である「トロ箱」。
トロ箱とは本来、獲った魚などの海産物を入れて運ぶための容器。
だからこんなに大きいんですね。
昨年から今年にかけてフローラはこのトロ箱で塩害土壌を作成しました。
ここに土を入れ塩水などを加えて混ぜるのですが
早く乾燥させて、早く実験に取り組みたいという思いから
大きなトロ箱に土を薄く広げる作戦に出ました。
そんなことで畳ぐらいの大きなトロ箱が
いつの間にかこんなにも用意されました。
このようにフローラはこんな物品をさまざま持っています。
しかしフローラは研究班。毎年の農作業で使うものではなく
その時の実験だけに使う目的でいつも購入します。
したがってほとんどが新古品。実験が終わると不要になるのですが、
結構新しいので捨てるにはちょっとためらってしまいます。
だから温室はどんどん荷物で溢れてくるんです。
まもなく大掃除。断捨離できるのでしょうか?
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動員命令

2022年10月05日 | 研究
これは今年10月下旬に開催される青森県高校総合文化祭のポスター。
文化部の祭典で、理科研究部門というものもありますが、
こちらは普通高校の科学部や理科部のテリトリー。
どの学校も加盟すると参加できますが、
農業高校での出場は青森県ではあまり聞いたことがありません。
そんな高文祭ですが、国際理解部というものがあります。
海外の研究や国際交流を行なっている高校が参加する部門で
弁論大会や研究発表などが行われますが、加盟校はあまり多くありません。
ここ数年は名農が部門の事務局。したがって大会を盛り上げるため、
ときどきフローラは動員を命じられます。
なぜならこのところフローラが取り組んでいるのは開発途上国のための
農業や環境技術の開発。無理やりこじつけると発表できなくもないからです。
確かBubble Boysも出場し、なぜか最優秀を受賞してきたのを覚えています。
さてまもなく高総文。案の定、FLORA HUNTERSが招集されました。
しかし国内大会や世界大会で披露した研究内容をそのまま発表しても
審査員は専門家ではないため理解は難しいと思われます。
そこで塩害抑制研究が半分、もう半分はいかに世界にわかりやすく伝えるための工夫や
ストックホルムでの交流から学んだものなどを盛り込んで再構築することになりました。
もちろん発表者は世界を見てきた2人。
明日の課題研究からパワーポイントを使った練習が始まります。
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飢えている

2022年10月05日 | 研究
今月22日に開催される青森県高校総合文化祭。
そこで研究発表をすることになったフローラハンターズ。
もちろん発表するのは世界を見てきたあの2人です。
帰国後、先輩たちと違い再び発表するような企画は設けられなかったため
並んでスピーチするのを見るのは久しぶり。
自信がついたのか、日本語だから安心して話せるからなのか
なんだか2人とも発表がとても上手になっています。
「この発表は単なる披露なのか、
それとも賞を争う勝負の大会なのか」
発表しながらまたこんな質問をしてきます。
答えはこの大会はコンクール。
したがって順位がついて賞も出ます。
これを聞いた2人、なんだかまた気合が入ったようです。
ストックホルムでは残念ながら賞状をいただけなかった彼女たち。
もしかしたら賞に飢えているのかもしれません。
そういえば2012年、入賞できなかった先輩ですが
ファイナリストという証明書のようなものがありました。
今も職員玄関前の賞状棚に複製が飾ってあるはずです。
こんな証が北欧から届くといいのですが。
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