花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

シャキッとしろ

2021年10月07日 | 研究
これはネギ。なんと水耕栽培に挑戦しています。
それも九条ネギ。細ネギや万能ネギではありません。
4月から2年生は超音波振動、Jr.は冷水というストレスを野菜に与え
機能性成分がどう変わるかを調査してきました。
1学期はレタスとコマツナ。これだけでも十分なデータはとれましたが
欲が出てくるもので、2学期はこのネギに挑戦しています。
さてこのネギは冷却栽培。Jr.が担当しているものです。
この隣に普通に水耕栽培しているネギもあるのですが
なんだか途中から折れ曲がった葉が多いような気がします。
比べてみると冷たさが関係しているのか
なんだかこちらの方が葉がシャキッと立っています。
そりゃあ人間だって氷風呂に入れられたら
あまりの冷たさに背筋が伸びてしまいます。
ネギも人間も同じなのでしょうか。
これを見た2年生。さっそく自分たちも超音波振動を与え始めました。
栽培は気長に1ヶ月ぐらいは続けようと思っています。
こちらはいったいどうなるでしょう。
いずれも結果が楽しみです。
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下を向いて歩こう

2021年10月07日 | 学校
小さな花が咲いていますが、なんだかわかりますか。
これは薬味にするなど昔から親しまれてきたミョウガです。
ミョウガが属する派閥はショウガ科。
大勢力ではありませんが日本の味には欠かせない香味野菜群です。
普通はこのような花弁が出てくる前の蕾を食べますが
秋になるとこんな白い花を咲かせます。
また運が良ければ不思議な実を見ることもできます。
ただ地面からちょっぴり顔を出すだけなので
ぼうっとしていては発見できません。
上ではなく、たまには下を向いて歩きましょう。
さて地面から顔を出すといえばキノコ。
青森県でも愛好家が山に入っては秋の味覚をゲットしているようです。
かつて生徒たちとキノコの研究をしていた頃があります。
もちろん培養ですが、子供の頃、野山に入ってキノコ採りをした
とても楽しい思い出が忘れられません。しかし青森は田舎とはいえ
今ではキノコ採りの醍醐味を知る人は少なくなっています。
そこで課題研究の時間、キノコ狩りを趣味としている先生の案内で
みんなで山に行ったのを覚えています。
山に詳しくないので、いったいどこを歩いたのかわかりませんが
食用も毒キノコも含めてたくさん採集してきました。
これを同定しながら文化祭で並べて披露したところ、
来場された皆さんは大喜び。
キノコ愛好家がずいぶんいるものだと感心したものです。
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