花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

艶姿

2021年10月18日 | 学校
これぞバラ色とでもいうような濃いピンクの花が咲いています。
ローズピンクといえばもう少し淡く優しいピンク。
おそらくこれはレーズレッドという色合いなのかもしれません。
さてここで注目したいのは花弁。
とんでもない数の花びらが密集しています。
バラ科の基本形はリンゴやイチゴのように花弁が5枚。
このようなバラを一重咲きといいます。
しかしバラにはいろいろな姿の花があります。
花弁が倍の10枚ぐらいになると二重咲き、
さらに20枚ぐらいなると半八重咲きとなります。
でもこのローズレッドのバラは20枚なんてもんじゃありません。
このようなタイプが八重咲きです。
そもそもバラは雄しべが多い草花。
また雄しべが花弁に変異しやすい植物なので
このような姿の花を育種できるのです。
その結果、雄しべのないバラもたくさん育種され
このバラにも実であるローズヒップがつきません。
でも大丈夫。バラは挿木で簡単に増やすことができるのです。
青森は昨日、八甲田と岩木山に初雪が降りました。
寒いはずです。
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作戦大成功

2021年10月18日 | 研究
先週、県内の校長先生方が名農を訪問され
課題研究の様子をご覧になることになりました。
運が悪いことに校長先生方が集まっていらっしゃるのは会議室。
なんとフローラハンターズが活動する土肥室のすぐ隣です。
そんなことで見学はフローラからスタートすることになりました。
しかも生憎、この日の活動は大掃除と以前から決めています。
授業を見にきたのに掃除をしていたらがっかりすること間違いなし。
そこで別の実験なども考えましたが、10月は行事で
活動日が減少しており、こちらもスケジュールに余裕がないことが判明。
そんなわけで大掃除を決行。授業開始と同時に
水質浄化試験をしていたたくさんの水槽を片付けを始めました。
そんなところに校長先生方が来室。掃除を続けながら実験の内容を
簡単に説明すると、なぜかこの実験について知っていらっしゃる
校長先生がいるのにびっくり。実はこの研究、
環境系の全国コンクールで先日2位を受賞したホカホカの研究で
ほんの数日前に結果が大会サイトで公開されたばかり。
賞状だってまだ届いていません。お話を伺うと
なんと校長先生は大会サイトをご覧になられたというのです。
これには驚きました。しかしフローラハンターズも
校長先生方をびっくりさせる策を練っていました。
それはメンバーの一人がお得意のMist栽培装置の
デモンストレーションをする作戦。
もちろん来年使う装置をチェックするためですが
これをご覧になった校長先生方はびっくり。
担当している男子も説明上手なのでちょっとした
お楽しみイベントとなり、作戦は大成功でした。
この後、農業高校らしく野外で活動する名農生をご覧に
農場に向かわれました。ほんの10分程度ですが、なんだか疲れました。
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