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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

摘果焼きりんごのパイ

2017年07月24日 | 研究
摘果して廃棄される幼果で焼きりんごを作った2年生。
今度はそれをパイ生地にのせました。
焼きりんごをパイ生地で包み
さらにオーブンで焼こうというのです。
名農には立派な農産物の加工室があります。
そこではジャムや焼き肉のタレなどが製造されますが
さすがにそこは加工専門の研究班の聖地。
チームがちょっといって使えるほど
簡単な機器などありません!
どれもプロ用のものばかりです。
そこで今回は家庭科の先生にお願いして
調理室を使わせてもらっています。
さていったいどうなるのでしょう。
実はこの日、別の調理実験にやってきていたチームの3年生女子。
面白そうだと2年生とは別の方法でチャレンジしてくれました。
ご紹介します。
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摘果りんごで「焼きりんご」

2017年07月23日 | 研究
摘果したりんごは小さくて美味しそうなのですが
克服しなければならない課題があります。
それはエグミです。
長年の研究からこのエグミは果実の中心部、
つまり種のできる周辺にあることがわかってきました。
かつてはこのエグミを消そうと重層など
いろいろな手を使ってきましたが
物理的に取り除くのが一番簡単で確実。
そこで今回はナツメなどの芯を取る筒のようなものを使い
幼果の種子周辺の果肉をすっぽり抜くことにしました。
サクランボの種抜き器より筒が太いので
断然こちらがお勧めです。
これでまず挑戦したのが「焼きりんご」。
穴に砂糖とバター、そしてシナモンで香りづけして
今回はなんと電子レンジで加熱しました!
するとなかなか美味しく出来上がったのです。
しかし試食していただいた先生方からは
皮が口に残るので取り除いた方が
いいとのアドバイスが多く寄せられました。
しかし幼果の一番の機能性はりんごポリフェノールで
皮にもたくさん含まれています。
皮をむいては効果が半減するし手間もかかります。
そこで次は皮をむかないで新たな調理法にチャレンジしました。
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摘果りんごを食べる '17

2017年07月23日 | 研究
チームフローラフォトニクスがときどき行う
遊びのような楽しい企画のひとつに
「摘果りんごを食べる」という実験があります。
かつて花ばかり研究していたチームが
なんとかして食べる機会を設けようという目的で始めました。
しかし数年前、園芸科学科から環境システム科に移籍したこともあり
女子が少なくこのような調理実験は長らく封印していました。
ところが今年はチームに2名の女子が入ってきたので
3年生を含めると全部で4名。
そこで久しぶりに挑戦することにしました。
食べてもらうのはもちろん摘果したりんご。
りんごは大きく育てるために半数以上の幼果を摘み取ります!
したがって木下にはたくさんの廃棄された
ピンポン球ぐらいの小さなりんごの実がころがっています。
摘果されたりんごは未熟で甘くなくエグミも持っています。
今まで何度も挑戦した経験を活かして
今回は調理法も事前に決定。
さあ美味しく食べられるか楽しみです。
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雨は恵みか弊害か

2017年07月23日 | 研究
チームの2年生が取り組んでいるカボチャの不耕起放任栽培。
漢字で書くと格好が良いのでが、
抑草シートに穴を開けてただ植えただけという怠慢栽培です。
今月は猛暑でカラカラと乾燥していたので
何回か水をあげたようですが
放任の割には結構頑張って育っています。
先日見たら大きな実がいたるところにごろごろ見えます。
勝手に自分たちで思っている「赤いカラス避けネット」もはり
様子を見ているところです。
するとそんな乾燥した南部町に現在、雨が降っています。
秋田で大きな被害及ぼしている大雨で
なんと青森県にも洪水の注意報が出ました。
作物にとっては恵みの雨ですが
人間にとってみると河川の氾濫や土砂災害が
発生する可能性が高まるため危険です。
弊害になならない適度な雨を望んでいますが
こればかりは予想がつきません。
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幻の「岳きみ」プロジェクト?

2017年07月22日 | 研究
水耕栽培で育てているトウモロコシがだいぶ大きくなってきました。
どうやら人工受粉に成功したようです!
これも1年生の実験用植物ですが
調査目的が実だったためこれには安心したようです。
さてチームフローラフォトニクスでは
「岳きみプロジェクト」という企画がありました。
もちろん「岳」は名久井岳のことで
岩木山の甘くて美味しい「嶽きみ」のパロディです。
嶽きみが美味しいのは標高400mの岩城山麓で
栽培されているから。寒暖差が甘くするのです。
そこで名久井岳で同じようなことができないかと考えたのが
「岳きみ」プロジェクトです。
法光寺は標高200mちょっと、名久井岳の頂上は615m。
その中間にある登山口の標高がちょうど400mになります。
つまりやろうと思えば「岳きみ」が育てられるのです。
農業振興のため育ててみたいという気持ちはあるのですが
チームはこのプロジェクトだけは話題にはしますが封印しています。
それはクマ。トウモロコシはクマの大好物。
育てたところにクマがやってきたら一大事です。
名久井岳でクマの話はあまり聞きませんがいないわけがありません。
まるでクマをおびき寄せているようなプロジェクトは
封印せざるをえないのです。

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