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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

摘果りんごで「焼きりんご」

2017年07月23日 | 研究
摘果したりんごは小さくて美味しそうなのですが
克服しなければならない課題があります。
それはエグミです。
長年の研究からこのエグミは果実の中心部、
つまり種のできる周辺にあることがわかってきました。
かつてはこのエグミを消そうと重層など
いろいろな手を使ってきましたが
物理的に取り除くのが一番簡単で確実。
そこで今回はナツメなどの芯を取る筒のようなものを使い
幼果の種子周辺の果肉をすっぽり抜くことにしました。
サクランボの種抜き器より筒が太いので
断然こちらがお勧めです。
これでまず挑戦したのが「焼きりんご」。
穴に砂糖とバター、そしてシナモンで香りづけして
今回はなんと電子レンジで加熱しました!
するとなかなか美味しく出来上がったのです。
しかし試食していただいた先生方からは
皮が口に残るので取り除いた方が
いいとのアドバイスが多く寄せられました。
しかし幼果の一番の機能性はりんごポリフェノールで
皮にもたくさん含まれています。
皮をむいては効果が半減するし手間もかかります。
そこで次は皮をむかないで新たな調理法にチャレンジしました。
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摘果りんごを食べる '17

2017年07月23日 | 研究
チームフローラフォトニクスがときどき行う
遊びのような楽しい企画のひとつに
「摘果りんごを食べる」という実験があります。
かつて花ばかり研究していたチームが
なんとかして食べる機会を設けようという目的で始めました。
しかし数年前、園芸科学科から環境システム科に移籍したこともあり
女子が少なくこのような調理実験は長らく封印していました。
ところが今年はチームに2名の女子が入ってきたので
3年生を含めると全部で4名。
そこで久しぶりに挑戦することにしました。
食べてもらうのはもちろん摘果したりんご。
りんごは大きく育てるために半数以上の幼果を摘み取ります!
したがって木下にはたくさんの廃棄された
ピンポン球ぐらいの小さなりんごの実がころがっています。
摘果されたりんごは未熟で甘くなくエグミも持っています。
今まで何度も挑戦した経験を活かして
今回は調理法も事前に決定。
さあ美味しく食べられるか楽しみです。
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雨は恵みか弊害か

2017年07月23日 | 研究
チームの2年生が取り組んでいるカボチャの不耕起放任栽培。
漢字で書くと格好が良いのでが、
抑草シートに穴を開けてただ植えただけという怠慢栽培です。
今月は猛暑でカラカラと乾燥していたので
何回か水をあげたようですが
放任の割には結構頑張って育っています。
先日見たら大きな実がいたるところにごろごろ見えます。
勝手に自分たちで思っている「赤いカラス避けネット」もはり
様子を見ているところです。
するとそんな乾燥した南部町に現在、雨が降っています。
秋田で大きな被害及ぼしている大雨で
なんと青森県にも洪水の注意報が出ました。
作物にとっては恵みの雨ですが
人間にとってみると河川の氾濫や土砂災害が
発生する可能性が高まるため危険です。
弊害になならない適度な雨を望んでいますが
こればかりは予想がつきません。
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