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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

いつでもどこでも

2022年06月29日 | 研究
富山で開催された学会主催の高校生ポスター発表会。
これは大会前日のフローラハンターズの様子です。
なんとホテルのラウンジで二人一組になって何やら話をしています。
実はお互いに質問しあっているのです。
ポスター発表には原稿などありません。
したがってこのように何度もスピーチしたり、
質問に答えることで頭を整理していくのです。
2009年、TEAM FLORA PHOTONICSを立ち上げる前の名農生は
力はあるのですが、真剣に取り組まない雰囲気が流れていました。
発表でも質問の練習でも1回やればもうやめ。
おそらく勉強するのがカッコ悪いと思っていたのかもしれません。
だから農業クラブの大会に出場してもそう勝てるわけありません。
さらに負けてもちっとも悔しくないので笑っている生徒がたくさんいました。
そんな名農生を変えるために結成されたのがフローラなのです。
一人一研究、原稿のないポスター発表への積極的チャレンジなど
今では当たり前となっているフローラの流儀は
すべて一人一人が責任を持って真剣に取り組んでもらうための方策でした。
フローラはいろんな大会に行けるのでいいなと
何も知らない他の名農生は羨ましがりますが
その影にはやる時は精一杯というメンバーの努力があります。
富山県のホテルで真剣に質問し合う彼らの姿を見ると当時を思い出します。
「ポスター発表って面白い」「初めて勉強するのが楽しいと思った」
初代フローラがポスター発表の練習をしていた時に話してくれた言葉です。
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クレイアニメ

2022年06月29日 | 研究
研究紹介の動画を制作しているフローラハンターズ。
日本らしいものって何って考えた時、思いついたのがアニメです。
しかしたくさんの絵を描くわけにもいかないので
二人が選択したのは粘土細工をコマ取りするクレイアニメーションでした。
油粘土は硬くなりませんが、こねるのにたいへん。力仕事です。
さらに翌週は水大賞の表彰式と学会での発表会、
次の週は農業クラブの県大会。さらに次の週は大切な期末考査。
すべての大会に選手として参加する彼女たちにとって、
撮影できる期間はわずか5日間しかありません。
そこで突貫工事。すべてこの作業に集中することになりました。
初めてのチャレンジなので失敗の連続。
それでもなんとか撮影を終えることができました。
さて大変なのは編集作業。パソコンを持っていない彼女たちは
すべてスマホで行います。ちょっと見せてもらいましたが
よくあんな小さな画面で編集できるものだと驚きます。
小さな画面に小さな文字のテロップ。絶対私たちにはできません。
完成した後、話を聞いたら朝の4時まで編集したこともあったそうです。
体調が悪く、つい数ヶ月前まで学校を休みがちな彼女にとって
たいへんなハードスケジュールでしたが、
それでも休まず遅刻もせずに頑張りました。
きっとたくさんの方の期待に応えようと覚悟を決めたのかもしれません。
ご褒美でもあげたいところですが、
その前にまずは明日から始まる期末考査を乗り越えなければなりません。
編集同様、全力でクリアしてください。
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