花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

粘り腰

2022年06月10日 | 研究
フローラハンターズの男子3名がまた実験をしています。
沖縄では降雨で赤土が海に流れ出す時に、途中に沈砂池を設けさせ
いくらでも流出しないような対策をしています。
彼らはそこに堆積した砂で三和土作ってみたのです。
もし固化するのであれば資源として再利用できるからです。
見た感じは、ちゃんと固まっているようにみえます。
しかし、もし水に浸漬したらどうなるでしょう。
世界グランプリを受賞したTreasure Huntersは
何度も配合を変えていろいろな三和土を作りましたが
浸漬するとあっという間に崩壊。
100種類以上作ってやっと丈夫な三和土を作り上げました。
果たして彼らの砂の三和土は固化し続けることができるのでしょうか。
この実験結果は来週の学会主催の発表会で披露する予定。
本来ならもう実験はやめて、まとめにかかるところですが
彼らはポスターを主催者に送付するぎりぎりまで実験をして
いくらでも内容を深めようとしています。
最後まで諦めずに取り組む粘り腰をみせています。
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2つのサイン

2022年06月10日 | 学校
名久井農業高校の正門から校舎に続く坂道に
設置されているツツジのトピアリー。
「NAKUI」と学校の名前が描かれています。
この大きなアートは、秋は黒っぽい緑、冬は雪をかぶった白、
そして春は明るい緑と色を季節によって変えてきましたが、
初夏を迎えピンクの色のポップアートにかわりました。
さてこんなかわいいトピアリーの上に飾られているのは
ストックホルム青少年水大賞で準グランプリを受賞したというサインボード。
2018年に設置されたものです。今まで研究班は3度国際大会に出場し、
その都度、学校は立派な看板を作ってくれました。
2012年は校舎屋上から吊られた大きな看板、
2018年はこれ、そして2020年の世界フランプリを受賞した時は
校門横の3段重ねのサインボードに登場しました。
さすがにあれから何年も経つので、
今残っているのはこの2018年のものだけです。
緑のキャンパスに溶け込むように設定されているので違和感なし。
これを作ってくださった校長先生はアメリカやヨーロッパに
よくいかれていた方なので、ちょっとお洒落です。
人工物のサインボードと植物を使ったサイン。
来校された時はぜひ見つけてください。
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プリンタ、お前もか

2022年06月10日 | 研究
来週行われる発表会前にポスターを送付することになっているフローラ。
チェックも終わり、いよいよ印刷。土肥実験室の準備室に備えられている
大型ジェットプリンタに電源を入れました。
2009年、チームが結成された時、ここにはすでにロール紙に印刷できる
プリンタが入っていましたが老朽化で更新。より大きく立派なプリンタに変わりました。
しかし学校では看板などを作るぐらいで、年間に数回しか稼働しません。
それに比べてチームは年、数回の学会主催のポスターセッションに参加。
それもJr.も含めたくさんのメンバーで出場していたので、ほぼフローラのものでした。
そのうち学校の情報処理室にさらに良いプリンタが導入されたので
みなさんそちらを使用。したがって今は完全にフローラハンターズが使っています。
ロール紙は普通のマット紙のほか、写真紙、合成紙、さらにクロスまで揃っています。
備品なので高価なインクだけは学校にお願いしますが、
紙は全部フローラが自前で購入したもの。好きに使わせてもらっています。
さて電源を入れたプリンタ。どうも調子が悪いようでエラーメッセージが出ます。
インクを取り替え、ヘッドクリーニングしても回復しません。
月曜日必着なので、今日送らないと大会に間に合いません。
これには焦りました。そこで他の先生に頼み込み
情報処理室のプリンタで印刷してもらい、なんとかセーフ。間に合いそうです。
でも当初考えていたクロス印刷はできず紙となり、
大きな荷物を送ることになってしまいました。自粛緩和に伴い、再活動を始めたフローラ。
あちこちでコロナの影響が出ていますが、よく考えるとこれも同じです。
この2年間、オンラインばかりでこのプリンタは冬眠状態。
インクが詰まってしまったのかもしれません。
ヘッドクリーニングでも回復しない場合はプリンタヘッド交換というメッセージ。
これはかなりの高額。この後も印刷が続くので、学校に頼みこうもう思います。
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