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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

日本科学未来館

2022年06月24日 | 研究
日本ストックホルム青少年水大賞の表彰式会場は日本未来科学館。
科学技術への理解を深めるための拠点となることを目的に
2001年に開館した国立の科学館です。
かつて修学旅行で訪れる青森県の中学校もありましたが最近は減少。
今年のフローラメンバーに尋ねても、やはり誰も知りませんでした。
そんなわけで大きな建物を見てびっくり。
ここで発表するのかと、今更ながら驚いています。
面白い展示物が多いので、この機会に見てもらいたいのですが
今日は表彰式のため展示エリアは立ち入り禁止。
またの機会となりました。
さて、いつもなら今日の表彰式が終わると
とんぼ返りするフローラですが、今回は運がいいのか悪いのか
続けて他の学会主催の大会に出場しなければなりません。
理由は、水大賞の表彰式がかつてフローラが参加した時よりも
約2週間ほど早まったこと、さらに学会がこれまた以前より
2週間ほど後になったためです。
そのためフローラは他の皆さんよりも荷物が多め。
開場となったらまっさきにクロークへと向かいました。
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スッキリ

2022年06月24日 | 研究
今日は農業クラブ県大会の最終日。
弁論大会である意見発表会が開催されます。
農業クラブでは、この意見発表や研究発表であるプロジェクト発表会を
I類「生産・流通・ 経営」、II類「開発・保全・ 創造」、
そしてIII類「 ヒューマン サービス」の3つに分けています。
つまり名久井農業高校からはそれぞれの競技に3名もしくは3つの団体が出場します。
環境研究班はもちろんII類「開発・保全・ 創造」の研究発表にエントリーしましたが
校内大会であっさり敗退。日本代表でありながら校内予選を落とすという
大きなギャップにフローラハンターズのメンバーはしばらくショックだったようです。
しかし同じ内容を意見発表にしてトライした男子が校内予選を通過。
II類「開発・保全・ 創造」に出場することになりました。
意見発表は個人競技ですが、今回はメンバーの想いを背負っての出場。
全力で彼のスピーチを応援するつもりです。
さてこの写真は2014年の農業クラブのプロジェクト発表会に
出場した5代目TEAM FLORA PHOTONICSです。
結果は県で最優秀。みんな喜びの顔です。左の2人の女子が発表しましたが
発表力も度胸も最強。チーム史上、最高のパフォーマンスを見せてくれました。
農ク県大会でサクラソウの自生地保全という研究で最優秀を受賞した他、
アジア国立公園会議でも英語で発表するなど、一段レベルの高い成果を上げました。
そんな高いパフォーマンスを持ったチームでも東北大会では惨敗。
その後、他の大会で発表したところ、参加されていた他校の先生方が集まってきて大絶賛。
この内容と発表力を持っても全国大会に出場できないとは、
どれだけ東北ブロックのレベルが高いんだと驚かれていました。
2人はその後、筑波大学、花の専門学校へと進学して今が社会人として活躍しています。
チームが2度目のストックホルム青少年水大賞に出場することが決まった際、
当時勤めていた銀座の花屋さんから大きなフラワーアレンジを自ら作って
届けてくれたのには、メンバーともども大感激したものです。
さて今年の県大会ではコロナで閉会式が行われないため、口頭での結果発表がありません。
結果がついた大会速報の配布だけのようです。数ヶ月、大会のためにすべてを
かけてきたのは、ある意味この会場での歓喜を味わいたいがため。
たとえ負けて他校の抱き合う姿を見ることになっても、自分自身を納得させることができます。
そう思うと今回出場した選手の皆さんは、スッキリできずにとてもかわいそう。
そこでチームのとる対策は次の2つのうちのどちらか。
ひとつは勝っても負けてもチーム内で報告会を行い、メンバーで健闘をたたえること。
もうひとつは絶対に勝って次の東北大会で歓喜を味わってもらえるよう精一杯応援すること。
意見発表の決戦は本日最終日に行われます。
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男女比も進路も逆転

2022年06月24日 | 研究
農業クラブの校内予選で敗退してしまったフローラハンターズ。
そこで先輩が農クの大会に出場した際のエピソードを紹介しています。
これは2015年のTEAM FLORA PHOTONICS。
園芸科学科から環境システム科に完全に移籍し、
草花班から環境班と名称変更した最初のメンバーで
手前の5名が3年生、奥が2年生。ずらりと並んだメンバーは10名もいます。
確かこれは仙台で行われた東北大会。サンパチェンスで水質浄化を行う研究で
県大会を勝ち抜いたフローラは全員で乗り込みました。
2泊ぐらいしたと思いますが、みんな元気でまるで修学旅行のようでした。
面白いのは園芸科学科時代と違って男女比が逆転したこと。
なんと女子がたった二人しかいません。
工業も学べることになった環境システム科では、
入学する生徒のほとんどが男子になったからです。
しかし当時フローラに入れるのは環境システム科でも農業類型だけ。
したがって工業を学べる学科とはいっても全員農業に興味のある人ばかりでした。
また10名中4名が国立大学など大学に進学。即戦力となって現場で活動したい
工業類型と違い、農業類型のメンバーは更なる知識が技術を学びたいと
大学進学を希望する人が多いからです。2020年、Treasure Huntersに
なって工業類型も受け入れることになってから進学希望者は激減。
ほとんどが就職希望になってしまいました。男女比も進路も大逆転です。
さてこの大所帯は学年を超えて全員で臨むところだけはフローラの伝統ですが
時に予期せぬ化学反応が起きます。中央の3年生と2年生の女子二人が
小さなユニットを作り研究を行なったのです。それが雪国向きLED信号機。
このアイデアは大会の数ヶ月後、京都大学で開催された
テクノ愛でグランプリを受賞することになります。
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